死ぬまで治らぬバカはオレ

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「精神医学で”バカを治す!」と謳ったこの本、要領のよさだけで灘中、灘高、理Ⅲと受験戦争に勝ち抜き、更に社会に出てからも成功を収めたと自らいう著者の本。


バカの裾野は広いので大概の人間は2つや3つのバカに当てはまるそうだ。本書に列挙された数々のバカを読んで、自分がどのタイプのバカに当てはまるかを自覚することによって少しでもバカを治そうよというのが著者の主張。


2度読み通してみたけど、どれも当てはまらないんだよねぇ、ワタクシ。
すごいでしょ。



もっとも「自分を客観的に見られないバカ(メタ認知が欠如したバカ)」というのもあったけど。



それより、著者の物の言い様が鼻についちゃったから、あら捜し。


数値で考えられないバカという項目に「ある物が流行っていると聞くと大した根拠もなしに信じちゃうバカがいるけど、理科系の人間の考え方はそうじゃない。町に出てみて実際それを何人の人が身に付けているか観察して流行っているかどうか数値で調べる。(常吉要約)」って記述があったけど全然違うと思う。


この人には「評価基準」の概念がないし、流行の定義も判っていない。

100人中何人が身に着けていたら流行なの?10人、30人?50人?
評価基準がないじゃん!だからせっかく観察で定量化しても、判断の時点で主観になっちゃうじゃん。時間の無駄だから止めた方がいい。


そもそも流行って言うのはある期間限定のものだから、その期間断面だけを観察してもそれが流行かどうかはわからない。
例えば100人観察して60人がTシャツ着てたら、2007年夏はTシャツが流行ってたっていうのかい? そりゃただの定番でしょ。


やるなら定点観測で経時変化を見なきゃ。
偏屈エンジニアはこう考えるのである。

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