TLT5 Impression

11月28日 【TLT5 Mountain TF-X 】

先日の立山初滑りでTLT5 Mountain TF-X と ONYXを実際に使用したのでその感想などを。

今日はまずTLT5 Mountain TF-X。
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構造上の大きな特徴はこのリムーバブル・タン。滑りに必要なブーツの剛性を高めるためのものですが…
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これを外してしまうとカフローテーションは前後に60度。前評判通り足首の自由度は従来の兼用靴の範疇ではなく、扇沢から室堂までのアルペンルートの急な階段の上り下りやダムサイトでの長い歩きでとても重宝しました。竜王岳へのアイゼン登攀も軽登山靴を履いているかのようで、今度これ履いてスノーハイキング行ってもいいなと思ったくらい。長いシール歩行の際の大きな武器になるのは間違えなしです。カフの脱着は引っ張るあるいは押し込むのワンアクションで億劫なことはありませんでした。☆☆☆
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ちょっとしたハイクアップの場合はカフを付けたまま第1バックルをワンタッチで外すだけ。この場合の足首の自由度は今まで履いていたGarmont G-lite・G-fit と同程度になってしまいますが、片側約400gもの軽量化はさすがに大きなアドバンテージです。欠点はこの状態ではバックルがパンツの裾に収まらない事。深雪にブーツが潜ったときの雪の侵入が気になります。 ☆☆
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肝心な滑りの話。もう15年もゲレンデブーツを履いた事がなく、兼用靴も2代続けてG-lite・G-fit だったのでそれとの相対評価でしかありませんが、段違いの剛性で足をしっかりホールドしてくれることが分かりました。今までよくあれで滑っていたなというのが正直な感想。立山4日目朝のモナカ雪を滑ってみて横方向の剛性の大切さを実感しました。少しは上手くなれるかな?☆☆☆

隠れた長所と短所。
インナーブーツ上端に付いている2本のループは足入れ時の感動物の武器。屋内からちょっと外へ出るのがちっとも億劫になりませんでした。 ☆☆☆
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バックルとストラップを外すとアウターがこんなにガッパリ広がります。だからインナーの紐を緩めてしまえば足を出すのが極簡単。 疲れて帰ってきてブーツを脱ぐのに一苦労するのはイヤなものですよね。☆☆☆
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欠点はインナーブーツの出し入れ。インナーブーツの踵がアウター内部の段差に引っかかって出し入れし辛い上に、長い間にはその部分の摩耗が気になるところ。×

超軽量、歩きやすさ、滑りの剛性感、TF-Xインナーの快適性、脱着性、それにデザイン、どれをとっても今のところ大満足です。


注) 
①静的にはDiamir への装着が可能でしたが、輸入販売元は互換性を謳っていません。
②25.5cmのブーツのソール長が275mmしかありません。従来のブーツで使っていたDynafit TLT Binding の調整代を超える可能性が考えられます(ONYXならば多分調整範囲内) Vice Versa.

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コメント

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立山で雪崩遭難があったようですね。
常吉さん達が滑ったところみたいですが…

事故に遭った人達は、ベテランだったみたいですが…
新雪のうちは特に危ないので気をつけてね。

ブーツ、お気に入りの品で良かったですねえ。
これでますます滑りに磨きがかかるのかな?
ところでプラブーツの寿命ってどれ位なんでしょう?

プラブーツの寿命

warabeさん、

立山の事故は知人が入って愕然としました。
ところでプラブーツの寿命はどんなメーカーの製品でも5年と上のブーツの取説に書いてありました。雪山での破損は事故直結ですので注意しましょう。