黒部源流山スキー(3)

5月5日 【奇蹟の軌跡】

今日こそホワイトアウトかと思いきや、なんと晴天の朝を迎えた。

当初の計画では黒部五郎に登ってウマ沢を滑降することになっていたが、昨日黒部五郎を滑ってきたマッキーの話や午後からの天候の崩れを考え、北ノ股岳周辺の斜面を滑りまくることにした。
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左端が昨日滑った薬師岳。              PHOTO スガー
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同じような時間に小屋を出るのでアプローチでは他パーティーと前後するが、滑る斜面でかち合うことはほとんどなかった。     PHOTO モン
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1時間ちょっとで強風吹き荒れる北ノ股岳。寒くて手がかじかんだ。
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広大すぎる斜面。どこを滑るか入念な検討が続く。 PHOTO スガー
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午後の天候悪化を考えれば登り返しを短くする方が得策。山頂からスキーヤーズレフトの浅い沢を滑って薬師沢左股のボトムまで落とし、赤木平に登り返えしてからその北北東尾根を滑ることに決まった。
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同じ時に赤木平へ続く尾根を滑って北ノ股に登り返していた二人から「上手いルートとったなぁって羨ましく見てたんですよ」 ってその晩言われたくらい素晴らしい1本だった。Route_Kitanomata1s 

赤木平へ登り返す。                 PHOTO スガー
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「ブーツ壊しでもしたらどうするんですか!」と叱られた赤木平2460峰。
次回は中央右のハング越えに挑戦。      PHOTO スガー
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2460を東側から巻いて北北東尾根に向う途中で、薬師沢小屋方面に広がる大斜面を発見。2460で挨拶を交わした2人はここを滑り降りたようだ。
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「薬師沢の様子が分らないのにルートを変更するの?」と難色を示すサトコサンを説得して、大斜面をGO!              PHOTO スガー
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2300まで滑ると薬師沢の轟々たる水流が聞こえてきたのでこれ以上落とすことは止めて、トラバースしながら右俣出合(2012)へ落とすことにした。地形図の印象よりずっと難路だったが、先行者のトレースは針の穴を通すような絶妙なルートを残していた。 驚嘆。

こういうホッとできる場所は少なかった。 特にボーダーのスガーにはなかなかやっかいな移動だった。
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奥の二股(2074)でトラバースが終了。奥に見えている太郎平まではあとひと登りだ。
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そして太郎平。今日は滑りとアドベンチャー、今日も満足の1日だった。
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そして今宵は小屋閉めの前夜祭。小屋の心尽くしで大きな薬缶の振舞い酒がテーブルに並んだ。この付近の各小屋の番頭さんたちからのご挨拶や、著名ガイドさん達の紹介があった。               PHOTO スガー
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飲み放題の地酒に明るいうちからテンションは上がる一方。今夜は部屋も個室に変えてもらえたし、太郎平小屋さんGJ!!   PHOTO スガー
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ここにいる方々、その時は知らなかったが皆さんただモンじゃなかったようだ。
名うての遊び人たちに脱帽。
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明日は下山。
北ノ股岳の大斜面の滑走、楽しみでもありホワイトアウトが気にもなる。

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コメント

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大充実な黒部源流の旅ですね。
薬師も素晴らしいし、足の揃ったメンバーでどこを滑るか考えながら打ち合わせなんていいですね。
いつか自分も行きたいので、いずれ掲載アップされるであおろうホームページバージョンの記録にも今から期待です!

是非是非!

MINMINさん、

結局黒部五郎に行かなかったので、正確には黒部源流域とは言えなかったのかもしれません。

でも素晴らしい山スキー天国でした。ある意味立山以上。実は来年狙っているところがあるのですが、それを止めてもう一度薬師、北の俣に行こうかなと思い始めました。アプローチが長いといってもそれはそれで楽しめますしお勧めですよ。太郎平小屋の常連さんたちがかもし出す雰囲気もいいですし。

HPは少し時間がかかってもきっちり書きますね!