ニュルの恩恵

7月8日
ニュルで鍛えた新次元の走り。
CRWNDSCN0931_R.jpg

ニュルブルクリンクサーキット。あまたのスポーツカーたちがここで鍛え上げられ、ここで幾多の伝説が作られた。
CRWNDSCN0932_R.jpg

これ、ある車のカタログに載っていた写真なんですが、何の車だか分かりますか?




じゃーん、なんとトヨタの新型CROWNなんですよ。CROWNがニュルなんですねー!
CRWNDSCN0933_R.jpg

昭和の時代、運転にはあまり興味はないけれどステータスシンボルとしての高級車を望む方々から「いつかはCROWN」と崇め奉られてきた日本を代表する高級車ですよね。それも代々輸出を一切考えずに国内でのそういった方々の使用に拘って開発されてきた日本原産・固有種と呼んでも差支えない車。(もちろん進化の途中ではアリストとかアスリートとか体育会系の優秀な亜種は出ましたが、あくまで傍流。)

そんな車がユーザーの若返りを狙ってニュルで走りを鍛え上げてきたと聞いては乗ってみずにはいられません。今回試乗させていただいたのは4気筒2.5Lガソリン直噴エンジン(NA)を積んだRSというグレードのハイブリッド車(FR)でトランスミッションは電気CVT。他にV6 3.5Lハイブリッドエンジンと、4気筒2L直噴過給エンジンがあるそうですが、この2.5Lハイブリッドが販売の8割を望まれるThis is CROWNだそうです。

試乗は例によって15分程度の街中試乗ですが、ウン、なかなかいいじゃん!
BMWはただ直進しているだけでも何故か楽しい車なのですが、それに近い印象でしたし、交差点を曲がるときもスパッと曲がれて、あっ気持ちいい!って印象を2度ほど受けました。こんな街中試乗では何とも言えませんが、ターンパイクぐらいだったら最近試乗したCX-3はもちろん、CIVIC(ハッチバック)よりも楽しいかもしれません。(あくまでも、かも、ですよ。)少なくともヘナチョコな印象は全く受けませんでした。むしろポジ印象です。(今これを書いていて思ったのですが、街中の運転こそCROWNの真骨頂だったんですね。一番おいしいところでの評価だったかもしれません。ターンパイク云々は言いすぎたかも。)

操縦性に関して面白いと思ったのはNAVI・AI-AVSというシステム。これはNAVIによって受信した前方のコーナー情報に応じてコーナー進入前にショックアブソーバーの減衰力を最適化しておくというもの。今回はNAVIを使っていなかったのでこの恩恵は分かりませんでしたが、アイデアとしては面白いと思いました。

動力性能は(内緒ですが)ちょこっとだけ試させてもらいました。システム出力は226PSということですが、車重が1,770kg+オプション分ということもあり、ワクワク感はありませんでした。走りを求めるならばV6ハイブリッドがいいかもしれません。

静粛性や乗り心地は言わずもがな。ガツンときそうな路面の出っ張りも軽くいなしたし、流れに従った街中走行ではエンジン音はほとんど聞こえません。微速走行時に歩行者のためにあえて大きくしているというモーター音やある時聞こえた何かの機械音が気になったくらいでしょうか。

驚いたのが燃費です。
WLTPで驚異の20km/L!!!(JC08 で23.4km/L)、しかもレギュラーです。1.8トン近くある車でこの燃費はすご過ぎでしょ。いやはやさすが。

この土日は新型CROWN大試乗会でした。
日曜日の11時に行ったので多少待たされるかと思っていたのですが、お客は我々の他に1組だけ。それもCROWN以外の商談のようでした。考えてみれば今度のCROWNの立ち位置って微妙になったんですね。価格的には真っ向勝負となるBMW3シリーズやMercedes Cクラスのユーザーはなかなか見向いてくれないだろうし、既納客でもこれだけのお金を出すならLEXUSの方がステータスあるし…。

どうなるCROWN…。


関連記事

コメント

非公開コメント

いつかはクラウン

「いつかはクラウン」と心の中に抱きつつあれから47年。
ずいぶん嗜好がずれてしまったものだ。

しかし、あのピンクのクラウンだけは少しだけ心が(ちょい悪オヤジになれるか?)動かされたが・・・。

えぇーーー

ウソでしょー。BLミニとかMGBレストアして乗ってる人がいつかはクラウンだったなんて。こうなったらもうピンククラウン買ってMGBと並べましょう。エアコン利いて快適ですよー。