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2017.03,11,12 金山敗退

3月11,12日 【金山敗退】
16/17シーズ22,23日目(山11,12/ゲレンデ11)
W/(L)よねちゃん(ウチの会)
Weapons/Dynafit Grand Teton, TLTSpeed Radical, TLT5 Mountain

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翌週に控えた本番のための用具チェック山行はこの時期入る人も少ない裏金山谷滑降。それも酔狂にも南南西尾根(浅海川右岸尾根)を登路にチョイスした。
小谷から南南西尾根を詰めて金山に登り、裏金山沢を滑って出合で1泊。翌日登り返して浅海川を滑って小谷に戻るという計画を立てたが、南南西尾根上に隠されたクレバスに落ちる事計5回。それで時間を取られたことと、これ以上進むことは無謀との判断で1900m付近で敗退を決意。テント適地を求めて南西尾根(大海川左岸尾根)西面で1泊し、翌日トラバース気味に大海川へ滑り込み小谷温泉へと戻った。
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11日 雪のちガス ほぼ無風
小谷温泉7:10→湯峠への林道→7:45栃ノ木亭→妙高方面への林道→8:00 橋(alt 950)→中海川⇒湿原→8;50湿原北端の枝尾根→南南西尾根(浅海川右岸尾根)→南西尾根(大海川左岸尾根)→alt 1900付近15:00→15:30南西尾根西面(泊)

スノーシェッド内に車を停めて山田旅館前からスタート。
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昨シーズンの初めに3回山田旅館に泊まって小谷の里山を狙ったけれど毎回雪が足りずに栂池に行っていた。しかし今年はこんなにたっぷりだ。
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栃ノ木亭の脇から妙高方面への林道に入るが、橋までは雪崩の堆積区。間隔を開けてさっさと通過した。
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5年前にやはり小谷から天狗原山へ行った時はこの橋を渡って夏道尾根を辿ったが、今回は南南西尾根からなので左俣(大海川・中海川)を辿る。
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今週降ったサラサラの新雪が3,40cm。左俣右岸は高い崖なので通過時はリモートトリガーによる雪崩が相当怖かった。面倒でも一旦橋を渡ってSBで左岸に渡るべきだったと帰宅後反省。

堰堤と発電所を越え、大海川から中海川に入り進むと疎林の湿原。雪が強くなってきたが乾いた雪なので気にならなかった。
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モンキークライムを強いられるという南南西尾根末端を外して湿原北端にある枝尾根から取り付いた。
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前回の越後湯沢某所や前々回のシッタカ谷左岸尾根のようなスリッピーな雪だったらシールではとても登れないような急斜面を100mほど登っただろうか。

キックターンをしようと思った時に突然落ちた!
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沢床や雪庇付近ならば分かるけれど、尾根上にこんなに深い穴が隠されているとは…。

よねちゃんにザックを引きずり上げてもらって何とか這い上がった。
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1400m付近で南南西尾根に合流。背後には雨飾山がカッコいい。
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しかしこの尾根はスキー向きとは言い難い。いろいろ面倒な事をクリアしながらハイクを継続。20170311_209_R.jpg

alt 1900付近で南西尾根に合流。小さな雪庇を切り崩して這い上がる。
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南西尾根に入ってすぐによねちゃんが転落。ここも穴があるなど予想だにしない面ツル斜面だった。
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再度登り始めて、よねちゃんまた落ちる。ここは下が見えないほど深かったが、たまたま右足がキョンになったために板が引っ掛かって事なきを得た。助け上げたいがどこから崩れるか分からず、うかつには近づけない。
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板とザックを外してこの状態になるまで随分と時間がかかった。
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この直後また私が落ちた。これも深くて底が見えず、もがきながらズリズリ蟻地獄の穴に吸い込まれる恐怖…。

尾根上なのでクレバスに落ちても死ぬことはないだろうけれどスキーが引っ掛かって足をひねることは十分に考えられる。これ以上進むことは危険だし時間も押してきたのでここで敗退を決定。

おっかなびっくり尾根を戻る途中でまた転落。これもかなりヤバかった。
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尾根上は危ないので南西尾根の広い西斜面を滑ってテント適地を探したが、滑走中にも2度も深い穴が顔を出してヒヤッとした。
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12日 晴れ・無風
テン場8:00→大海川→キャンプ場→林道→10:00小谷温泉

翌朝は快晴。
雪も斜面もいいのでこのまま大海川に落としたかったが、平坦な大海川のバスカングが面倒だったので南西尾根を長くトラバースして滑り、大海川にスキートレースが見えたところから川床へ下りた。
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こんな斜面を滑走中にも何度かヒドンクレバスが顔を出した。たまたま落ちなかったが恐ろしい…。
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しかし斜面も雪もなかなかよし。
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大海川を少しだけチビラッセルし、上から見えたトレースと合流した。
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キャンプ場からは高速道路と化していた林道を飛ばして山田旅館へ。
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最高のスキー日和を棒に振ってしまったが、用具チェックという目的は果たせたのでよしとしよう。


補)今季は谷川でも北ア(2000m以下)でもヒドンクレバスが多いとの情報を複数頂いた。
要注意です。
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