FC2ブログ

2017.02.19 シッタカ谷滑走(三方崩山北峰1897.2峰)

 2月18,19日,(20日) 白川郷プチ遠征
16/17シーズ18,19日目(山7,8/ゲレンデ11)
W/マッキー(熊谷山旅会)、スガー(←)
Weapons/Liberty Double Helix, TLT Radical ST2, TLT6 performance

***************************************************
高山市内をベースにした白川郷山スキーと高山ナイトライフ。素晴らしい3日間を過ごした。
18日)野谷荘司山は残念ながら前日の昇温と雨の影響を受けてジャガイモ畑。しかし想定外の晴れに恵まれ山頂直下の白谷ドロップポイントまで上がることができたのでよしとしよう。
19日)1897.2峰(皈雲山:かえりくもやま=三方崩山北峰)からのシッタカ谷滑走は全ての意味で The 山スキー。最初から最後までクトーが利かないアイシーな急斜面に載ったパウダーとの苦闘5時間。何度も板を脱ぐ羽目になったが、ご褒美はシッタカ谷に溜まったドライパウダー。源頭の広いメローなツリーランに続くプチルンゼ滑降、そしてそれを抜けた先の明るく開けた広い谷の滑走。予想をはるかに超えた素晴らしい滑走ルート。なかなか大変だったハイクも含めて記憶に残る山スキーになりました。
20日)登山口まで行ったものの雨。白川郷と高山の観光を楽しんで帰宅した。
***************************************************

19日【皈雲山(かえりくもやま)=三方崩山北峰 シッタカ谷】
天候:晴れのち快晴 微風後無風
滑走時積雪状況:ルンゼの上下はドライパウダー、ルンゼ内はデブリ、900m以下はやや湿雪
行程:帰雲城址P8:20→林道→標高1402峰北東尾根末端→11:10標高1402峰脇→13:40皈雲山14:20→シッタカ谷滑走→15:40シッタカ橋15:50→16:00帰雲城址

保木脇を流れる庄川の両岸には二つの「かえりくも山」が対峙している。一つは左岸の帰雲山。もう一つは地形図上では1897.2と記され山スキーヤーからは三方崩山北峰と呼ばれることが多い右岸の皈雲山である。今日はその皈雲山に登ってシッタカ谷を滑る。

昨年と同じく帰雲城址に車を停めて道路の雪壁を乗り越え浅い沢状地形からハイクをスタート。(帰雲城址の駐車スペースはその時の雪の量に依って変わるが、今回入り口付近には2台が限界のように見えた。)
20170219_72_R.jpg

台地上の林道を少し北上し1402峰北東尾根末端から取付くと、そこは日も入り込まない暗い鬱蒼とした杉の植林帯。カチカチに凍った急斜面で早速クトー装着を強いられるが、それでもラインを選ばないとスリップして登り辛い。業を煮やして左の日の当たる広葉樹帯へ逃げるが、狭い急斜面のパウダーの下にはカリカリMFcrが隠されていてこちらもなかなか大変、マッキー渾身のルーファンで切り開いてくれたがそれでも私は滑落1回。

1000mを越えるとようやく尾根が広がり傾斜も緩んだ。
20170219_79_R.jpg

命名。5.6の木。
20170219_80_1_R.jpg

青空も出てきて良い雰囲気だけれど、足元は相変わらずスリッピーでルート取りには気を遣わされる。
20170219_81_R.jpg

振り返れば帰雲山の大崩落。これを根拠に帰雲城の碑が保木脇に建てられたようだが、本当にそこにあったかどうかは証明されていないとのこと。
20170219_82_R.jpg

今までのスリッピーな雪面の状態から、1330から始まる雪庇が発達した狭く急な斜面はかなり苦労すると思われたが、マッキーのルーファンが冴えて東南面をトラバース気味に一気に登り、キックターン1回で越えることができた。マッキー、凄い。

1402を超えるといかにもスキー向きな1603がドーンと目の前に広がった!
うわぁ、ここ滑ってもいい!
野谷荘司山の山頂付近のガスがこちらに広がってくることを恐れて、そろそろハイクを中止して滑った方がいいかなとか考えていたが、これを見たら行かないわけにはいかない。俄然やる気が出た。
DSCF2223_MKTSTK_R.jpg

気分はいいが、相変わらずのスリッピー、雪質と傾斜を選んでの登行が続く。
20170219_88_R.jpg

二人のトレースを追っても淡々とは登れない。
DSCF2235_MKTSTK_R.jpg


20170219_90_R.jpg

ここが1693かな。たぶん。
20170219_91_R.jpg

ここまでもルンルンハイクではなかったが、実はここから先が核心だった。
20170219_93_R.jpg

たかが数mであるがスキーでは登れない急な雪壁が断続し、その度に板を脱いで登った。
SGWSTKDSC_0257_R.jpg

技術的困難さはなかったけれど、いちいち面倒くさい痩せ尾根を突破して万歳!
DSCF2250_MKTSTK_R.jpg

これも魅力的な弓ヶ洞谷源頭部。次回はここか。
DSCF2260_MKTSTK_R.jpg


DSCF2258_MKTSTK_R.jpg

正面に目を戻すと目の前にはまた厄介そうなポコ。
写真では斜度が分からないが右へ落ちたらシッタカ谷へ、左に落ちたら弓ヶ洞谷へ真っ逆さま。
20170219_99_R.jpg

キックターンの失敗による滑落が目に見えていたので私はここも板を外した。いくらパウダー用の板と言えどクランポンロックは必須と痛感。もっともマッキーはクランポンロック無しでだましだまし登ってしまったが。
SGWSTKDSC_0261_R.jpg

後方の山並みの妙。下部のオープンバーンは白弓スキー場。
DSCF2271_MKTSTK1_R.jpg

正面にはついに山頂。あとはなだらかに登るだけです。
20170219_100_R.jpg


20170219_101_R.jpg

山頂直下のシッタカ谷源頭部!
20170219_103_R.jpg

このきれいな斜面を滑れるのか…。よだれが…。
DSCF2277_MKTSTK_R.jpg


DSCF2276_MKTSTK_R.jpg

先に山頂に着いたマッキーから祝福の花火!
SGWSTKDSC_0263_R.jpg

ありがとう!
単純標高差1300mなどともかくとして、とにかく気を遣わされ体力を消耗されられた厳しいハイクだった。
20170219_105_R.jpg

1300mの標高差はずっとクトーが利かない斜面の連続。今日登れたのはマッキーの適切なルート工作の一言に尽きる。
マッキー、本当にありがとう!
DSCF2294_MKTSTK_R.jpg

それなりに疲れたので十分休んでからお楽しみのシッタカ谷ドロップ。
DSCF2305_MKTSTK_R.jpg


DSCF2307_MKTSTK_R.jpg

素晴らしい雪と素晴らしいシチュエーション!
DSCF2308_MKTSTK_R.jpg


DSCF2309_MKTSTK_R.jpg

期待以上のドライパウダー、苦労して登ってきた甲斐がありました。
DSCF2312_MKTSTK_R.jpg


20170219_108_R.jpg

広くメローなツリーランが終わると谷が狭まり急激に落ち込んでいました。ドキドキ。
DSCF2316_MKTSTK_R.jpg

ますます深く溜まっていたパウダー。
DSCF2317_MKTSTK_R.jpg

雪風呂。
DSCF2317_MKTSTK_1_R.jpg

まだ落ちます!
DSCF2319_MKTSTK_R.jpg

更に落ちます!
この時は気づきませんでしたがよく見ると門が待っています。
DSCF2321_MKTSTK_R.jpg

プチルンゼに入ると残念ながら下地は固い隠れデブリーランド。
DSCF2323_MKTSTK_R.jpg

ここから下までこれが続いたら明るい内に下りられるのかとちょっと不安になった。
DSCF2326_MKTSTK_R.jpg

それも杞憂。
ルンゼを抜けたらまたパウダーが待っていた。
DSCF2328_MKTSTK_R.jpg

フラットライトで滑りにくいのがちと残念。
DSCF2329_MKTSTK_R.jpg

谷はますます広がった。
DSCF2342_MKTSTK_R.jpg


DSCF2345_MKTSTK_R.jpg

広い広い。
20170219_111_R.jpg


20170219_115_R.jpg


20170219_119_R.jpg


20170219_132_R.jpg


DSCF2347_MKTSTK_R.jpg

傾斜が緩んでも雪は緩まず。
DSCF2353_MKTSTK_R.jpg

さすがにパック雪になり、尾根から下りてきた大人数のトレースと合流すると同時にカリカリになった。
DSCF2362_MKTSTK_R.jpg

出来上がっていた高速道路を調子に乗って滑っていたら林道を外してシッタカ橋に出てしまったが、何の問題もなし。
DSCF2375_MKTSTK_R.jpg

戯れのじゃんけんに負けて帰雲城址まで車を取りに戻ったが、下り坂の800mはちょうどいいクールダウン。
思い出に残る今日の山スキーを反芻しながら車へと戻った。
20170219_138_R.jpg


スキーに負けず劣らず満喫した高山ナイトはこのツアーの大事な要素。この次にアップします。

170219シッタカ谷_R



関連記事

コメント

非公開コメント