2016黒部スキー周遊③(Day 4&5)

 4月30日~5月6日 【赤牛岳返り討ち】

Weapons/Manaslu, TLT Speed Rad., TLT5 MNTN TF-X
W/Lまっちゃん、寅(ウチの会)

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悪天候で入山できなかった2014年を除きこの数年恒例となったGWの黒部スキー縦走。山頂は踏んでいるのに滑らずに残ってしまっている赤牛岳東面を今年も目指した。
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5月3日)晴れ・強風
高天原温泉C3 6:00?~温泉沢左俣~稜線下約50m~滑走~10:45高天原温泉C3
(タイムスタンプ付き写真の表示時刻は20分進んでいます。)
15/16シーズン 滑走35日目

今日は今回の山行の個人的目標である赤牛岳滑走の日。
2011年に室堂から入山して上の廊下を横断し新穂高へ抜けた時に赤牛の山頂を通過したが、この時は水晶東面カールが狙いだったために赤牛は滑らなかった。2012年に温泉沢をベースにした時もまずは水晶中央カールを滑ったが、翌日から3日間は嵐に閉じ込められたので赤牛を滑ることはできなかった。2013年は水晶山頂直下のルンゼが目的だったので対象外だった(ただし嵐でアタックできず)。2015年は前夜テントの周りをクマにうろつかれてモチベーションが低下して敗退。

そんなわけで今回私個人としては満を持してのアタックであり、ここを滑り終えたら黒部スキー縦走は終わりにするつもりだった。

温泉沢下部は雪切れした藪の通過や流れが出た小沢の渡渉が鬱陶しかった。
二又が見える辺りまで来てようやくすっきりかと思ったが、…
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難儀なことはないが、左岸に渡ったり右岸に戻ったり面倒くさい。
もちろん例年は開けた沢床を淡々と歩くだけ。
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二又から左俣に入ってすぐに出てきた滝から先は傾斜がきつくなり、雪も固いのでシートラで登る。
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上部に行くに従い予報通り強風が吹き始め、時折膝を突いてやり過ごすことを強いられるようになった。
西の谷にこれほどの東風が吹き込むようでは稜線の通過や東斜面の滑走はやめておいた方が無難だろうと誰しもが考え始め、
稜線まであと僅か約50mほどを残した辺りでまっちゃんから敗退の打診があった。無理に登っても楽しい滑りができるわけもなく、一も二もなく賛成して出戻ることにした。
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10時半過ぎにはテン場に帰着。
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私の16GWは終わった。



5月4日)雨後晴れ夕方から雪
高天原温泉C3 10:40~(トラバース道)~15:00岩苔乗越15:30~黒部源流滑走(水汲み)~16:00黒部源流C4
15/16シーズン 滑走36日目

前夜は暴風雨。太郎小屋では小屋が吹き飛ぶのではないかと心配になるほどの強風だったそうであるが、今回もここは上空の風の音が聞こえるだけでテントはソヨとも揺れない別天地だった。
予報では雨の回復は午後からとのことだったので一日停滞を決め込んでいたが、8時過ぎには快晴となった。
今日の内に黒部源流まで移動しておけば明日の晴天を使って鷲羽や三俣蓮華のまだ滑っていないラインを滑りまくれるじゃん、ということでのんびり朝風呂に浸かってから移動することにした。

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復路も夏道を使ったが、岩苔小谷が歩けるならばそれに越したことはない。
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標高2,400付近で岩苔小谷に合流した所で、携帯の通じるところまで登って天気予報を取るためにまっちゃん一人先行することにした。

岩苔乗越への最後の急登。
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私が岩苔乗越に到着した時にまっちゃんはちょうどどこかの小ピークで天気予報の収集中。まっちゃんのこの行動が明日の安全行動につながった。
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最新の天気予報は2日前の物とは打って変わり、明日は荒れ模様。槍ヶ岳では風速30m/sを越える強風になるとのことだった。
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明日の源流エリア滑りまくり計画はこれでオジャン。
明後日も午後から荒れるとの予報だったため、もう明日は早々に下山することにした。
温泉出発時点ではそんな事は考えもしていなかったのであるが、後ろ髪を引かれる温泉停滞の誘惑を振り切って移動してきた事が結果的には大正解となった。

こうしてテントを立てている間にも雪が降り始め、強風と共に翌朝までに15cmほどの積雪があった。
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