雪崩捜索トレーニング考

12月19,20日
15/16シーズン 滑走6,7日目 (ゲレンデ6、山1)
Weapons/19日)Armada JJ, TLT Speed Rad., TLT5 MNTN TF-X
20日)Fischer Superior SC PR, Fischer RS11, Salomon Energyzer 100
W/いつもの酔いどれメンバー+チームおーすけ
宿泊)Skier's Place(水上)←お勧めです。

今週はチーム酔いどれVs.スティープ初滑降連合(おーすけ、しょうこ)のセルフレスキュートレーニング対決~。
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B班(まっちゃん、寅、私)のメニュー。
1. 単数埋没捜索(基本確認)各自2回
2. 複数埋没捜索(マーク操作確認)各自2回
3. セルフレスキュートレーニング(改善点洗い出し)各自2回

平地、空身でのビーコンサーチ練習は基本だけれど…
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これは単なるビーコン取扱い練習のようなものであって、これだけをいくら練習しておいても実際に仲間が流された時には泣いて後悔することになると思っています。

昨年までは一番課題も多く困難な「シール歩行中のセルフレスキュー」に力を入れてきたので、今年は「滑走中に複数の仲間がビーコンの電波の届かないところまで流され、それを単独でレスキューする」というシミュレーションを行いました。かぐらスキー場のゴンドラ下の長く見通しが効かないゲレンデはこんな捜索練習にぴったりでした。

写真は一人目の掘り出しが終わって二人目の捜索に入る様子。着目点はショベルの携行法。
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私はショベルに細引きを付けておかなかったので、二人目のサーチ時にショベルとプローブとビーコンの3つを手に持って捜索せざるを得ませんでした。当然やりづらかったですし、混乱している中でついうっかりそこらに置いて流してしまう事も考えられなくはありません。

今回ではありませんが、収納袋から取り出す時間を省くために裸でザックに入れておいたプローブのワイヤーにスタッフバッグのドローコードが絡んでザックから取り出すのに時間がかかった例や、ザックに外付けにしていたショベルに雪が凍り付いて組み立てに手間取った例も見ました。(なのでプローブは裸で別気室に、ショベルは外付けならば組み立てて携行)

ビーコン捜索時のアウターグローブの処理も問題。
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ドローコードなしは論外として、私のBDミトンのようにコードが長い場合このように手首からぶら下げておくと強風下では絡み合って作業を妨げ、投げ捨てたくなったことがあります。(現在はパンツのベルトに付けたカラビナに手首部分を掛けるようにしています。)

ビーコンを付属のホルスターに入れて身に付けていると取り出しが二手間になり余計な時間がかかったり捜索中に寒かったりするだけでなく、付属のドローコードが弱いので掘り出し作業中にビーコンを踏んでいる事に気づかず上体を起こしてコードが切れて紛失してしまった例もあります。これはお金の問題じゃなくてまだ埋もれている二人目の生死の問題。私は長さを調節した細引きを付け、パンツの縫い付けでないポケットに入れています。(縫い付けポケットは雪崩で剥された例があるそうなのでNG。)

ビーコンのコードは手を放してもビーコンが雪面に着かない長さが良い。
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今回は、まだ発見していない埋没者の信号を誤ってマークしてしまうという初めての事象が2回も出ました。グローブをしてビーコンを握っているので今後もあり得ることだと思います。しかし今回の経験のお蔭で本番でこれをやってしまったとしても頭に血が上ってオロオロということはないと思います。

とかとか、とか、やってみて初めて気が付く工夫しなきゃいけない点がいっぱい。
昔はビーコンの性能が良くなかったのでビーコンサーチが非常に重要なトレーニングだったのだと思いますが、現在のトリプルアンテナならば捜索自体は非常に容易です。平地で空身でのビーコンサーチ訓練(上から2番目の写真)はもちろん必要ですが、迅速なセルフレスキューを行うためには実際と同じ道具立てで様々なシチュエーションでのトレーニングを積み重ね、例えばスキー脱着タイミングであるとか、シール歩行中の事故であればブーツもビンディングも歩行モードの状態で捜索を開始するのか、スキーモードへの切り替えを行うのか、それとも壺になるべきなのかなど、状況に応じたより良い行動がとれるように練習を積み重ねておくことや、自分なりの用具の収納法・取扱方法を工夫しておくことが救出時間の短縮にはとても重要であると毎回痛感します。(極論ですが、他の要因さえなければビーコンサーチのスキルに多少欠けていてもトリプルアンテナならば直径1m円内までは熟達者と大差ない時間で導いてくれるのですから。)

トレーニングはスキルアップの為だけでなく、一緒に山に入れる仲間かどうかシビアな目でチェックされているのだと思って毎回緊張感を持ってやっています。


ハハハハ、真面目な話が長くなっちゃった。
夜は水上のSkier's Placeで深夜まで宴会。
ここはガイドのRyuさんがコツコツと何年もかけて手作りした木の温もりのあるとても雰囲気のいい宿泊施設。
お勧めですが、シーズン中の週末は予約が取りづらいかも。

おみづが病院に体を売って手に入れてくれた銘焼酎。さすが美味い!
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これもおみづがデパートの夜勤をして手に入れたカヴァ。
盃を重ねるごとに出てくるヒミツの噂話は楽しいねぇ。
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酔った挙句にスキーアルピニストのめったに見られないフィギャーフォー。
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あれ、しょうこちゃんまで。
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いやいや遅くまで盛り上がってRyuさんにはご迷惑をおかけしました。

翌日はチームおーすけと別れて田代でやじぃスクール。
コラ、寅!いくらオレでもそこまで後傾じゃねぇだろ!
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でも、やじぃのお蔭で真性後傾&ガニ治るかも…。
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コメント

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常さま!
楽しい2日間でした、ありがとうございます。
それもこれもひとえに常さまの人徳、また遊んでください。

素敵な宿でしたね。
確かにシーズン中の週末は、人気高いだろうなぁ。

パンツ!

しょうこちゃん、

こちらこそ楽しい週末でした。ありがとう!

ところで現場でも言ったけどしょうこちゃんのパンツカッコいいね!
ああいうシルエットのってあんまり見ないよね。
気に入っちゃったので今度直営店に見に行ってみます。
黒あるかな?

次はパウキャンかと思っていたら、今週末会えるかもね。
またよろしくです!