人間の証明、小日向山

1月10日【小日向山】小谷
W/まっちゃん、寅(以上ウチの会)、まっきー(熊谷山旅会)
14/15シーズン 滑走13日目
Weapons/Armada JJ, TLT Speed Rad., TLT5
行程/二又8:14→11:10 1506P 11:20→12:45小日向山13:08→13:48林道14:16→14:45二又
積雪状況/南面の概ね標高1100mから下はレインクラスト、それ以上の標高で乾燥粉雪、北面の風の影響を受ける場所は比較的固いウィンドパック、谷筋はドライパウダーが吹き溜まっていた。直接証拠なし、安定性評価 Good
宿泊/第5(金曜)、あらやしき館(土曜)

今週も小谷BC。
初日に小日向山、2日目は幼少のみぎりに小谷の里山でウサギ狩りの勢子をしていたという勇師匠の勧めで一難場山の新ルート開拓、3日目は大渚山辺りに行く予定でしたが、私は母親の具合が良くなく初日と新年会だけの参加です。



小日向山へのルートは袖ガラ沢右岸尾根や猿倉林道から南西に派生する林道が使われることが多いようですが、いずれも林道歩きが冗長なので滝ノ沢右岸尾根を使ってみることにしました。
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尾根に出るまでは結構な急登です。雪さえよければなんとでもなるのでしょうけれど、今日も外はカリカリ中はフワフワの極上モナカ。キックターンの度に滑落の恐怖に耐えてなんとか登りますが、クトーを持っていない寅は早々にツボ足ラッセルです。クトーを付けた我々も写真のトレースから見て取れるようにほとんどトラバース同然の登りを強いられました。
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「寅、板ばっか買ってないでクトーぐらい買えよ。」
そんな我々もついにギブアップ。こんな雪じゃまともに滑れないからもう帰ろうかという声も出ましたが、あのモナカの急斜面を滑って無事に下りられる気がしません。腿までのツボ足ラッセルで頑張って難所を越すことにしました。

パワーはもちろんラッセルテクニックにも圧倒的に秀でたまっちゃんがトップを務めてくれましたが、セカンド以降の3人は全く付いて行けません。
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結局標高差220m登るのに1時間半を要しました。まぁ、私はこういうのが楽しいんですが。

そして、尾根に乗ってしまえばあとは楽勝。幸いなことにこの先すぐに軽い粉雪に変わり、下部はレインクラスト、上部はウィンドクラストという懸念は杞憂に終わりました。
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レンズの曇りに気が付きませんでしたが、気持ちの良いブナ林の登行が続きます。
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夏の間フリーに専念していたために体力がすっかり落ちてしまった私を3人が山頂直下で待っていてくれました。
待っている間、ファッションセンスに欠ける3人は私のトータルコーディネートを理解できずに笑い物にしていたそうです。で、写真撮るから自分で見てみろって。
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まっきーとは板もザック(色違い)も下に着ているニューモラップ(色違い)もお揃いなんですけど、オレの方がずっとカッコいいでしょ。あ”~、せめてヘルメットだけでも代えようかなぁ。

歩き始めるとまたすぐに離されてしまいます。まぁ、写真撮ったりしてるせいもあるんですが。
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山頂では、ウィンドスラブができているかもしれない北面を滑るか、最後の200mのモナカを我慢して安全性の高い往路を戻るかを検討。だれもがあのモナカの急斜面を滑るのが嫌で様子見に北面へ移動してみました。

上部150mほどは慎重に木立をつないで滑りましたが、板が引っ掛かってターンがしづらい固いウィンドパック。雪崩の兆候はありませんでしたが、雪が難しい上に斜面の凹凸が全く見えないフラットライト。しかし徐々に雪が良くなり、1670付近から入った浅い沢が意外な当り。 底付きしないパウダーに歓声が上がりました。
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盛大に上がるスプレーが撮れなくて残念です。
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最後はカモシカ夫婦に見守られながら中山沢を滑って猿倉林道に合流。いやぁ、満足満足。
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と、ここでまっちゃんの両腿が痙攣。谷筋に色っぽい悲鳴がいつまでもこだましました。
冬山の技術も体力も抜きんでているまっちゃんが足を攣るのを見るのは皆初めてです。サイボーグだとばかり思っていたまっちゃんもやはり人間だったようで一同安心しました。
  
林道脇の異様な光景。杉の大木が2つに裂け、更に何枚かの薄い板が何かで削いだように剥がれています。
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剥がされた板の厚さは概ね均等、その表面はまるで機械加工したかのようにツルツルです。Obinata20150110_31DSCN1497_R.jpg
そして林道の反対側の1本は太い幹が5,6mの高さの所でへし折られていました。雷でもないし爆風なら周りの木に何等か痕跡があっても良さそうだし…。これって天狗様??

今日も満足の1日でした。
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宿に着いて着替えた時に気が付いたのですが、ミッドシェルのニューモラップまで汗でしっとり。もちろんこんな事でビバークになったら寒い思いをするのでもっとこまめに脱ぎ着をしなきゃいけないんですが、アクティブスキンメッシュのお蔭で肌はさらさら。なんせ汗をかいているのをそれまで気が付かなかったくらいですから。今更ながらfine track、すごいです。

ブルクリに寄ってまっきーと寅の高額な無駄遣いに付き合ってからきっちょんちょん。9時半にはSC初日の受講を終えたおみづも加わって盛り上がり、私は最後どうやって宿に戻ったのか記憶がありません。翌朝携帯を確認したらなんと白馬在住の女性に電話なんかしてました。いったい何しゃべったんだろ、やばいなぁ…。
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来週末はちょっとした用事でまた白馬。3週連続きっちょんか?

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