モチベーション高き者たち

8月14日【石田塾クラックリード講習】@湯川

8月7日に疑似リード中だった台湾坊主の最後の2手で左手が攣ってフォール。
その時けなげに頑張ってくれた右ひじと右肩を痛めてしまいました。(写真は13日の講習中に撮影)
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前日の13日も丸一日の講習を受けられたくらいなので未だそれほどひどくはないんですが、これ以上悪化させてしまったら今季の沢やクライミングが終わってしまうかもしれません。クライマー先生による鍼灸治療の他、入念なストレッチとテーピングで騙し騙し…。



今日は昼くらいから雨の予報。
同級生のIさんからの「灯明の湯に6時集合では?」という要望に石田さん始めFさんも私も異論はありません。
「山登りは農家の時間、クライミングは街時間」と石田塾の誰かが言ったそうですが、石田塾以外のクライミング講習会では9時集合15時終了くらいが一般的。それに対して石田塾では暗くなるまで講習をしてヘッデン下山というところまではデフォルトとして認識していましたが、昼から雨ならその分前倒しで始めましょうとはさすが講師も生徒も体育会系登山塾です。

朝5時に宿の駐車場に出てみると、なんともうIさんが到着していて早くもテーピングの真っ最中。
石田さんも5時半到着、5時50分には全員の準備が済んで岩場に向けて出発しました。なんというモチベーションなんでしょう。
もし雨が降らずいつものようにヘッデン下山になったとしたら12時間講習?

その時私の肘はどうなってしまうのでしょうか?

デゲンナーRP済みの3人なので、今日は地上でのジャミング練習からスタート。
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その後自分が安全にクライムダウンできると判断した高さまでのクラックボルダリングを入念に。

そして大事な大事なカムセット講習。
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↑ カムセット講習中もジャム練習してるヒト。

講習生が地上で時間を掛けて考え抜いてセットしたカムを互いに批評し合った後、石田さんがベストセットしてくれます。
入らないはずの所にもピタッと収まる石田マジック

そして早くも降り始めた雨の中、いよいよ本番の開始です。
FさんとIさんが組んでデゲンナーのリード。(二人とも8月7日にRP済み)
私は石田さんのビレイで台湾坊主の初リードです。

台湾坊主(5.9)
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きれいなパラレルが続き比較的カムセットが容易なデゲンナーに対して、こちらはでこぼこクラックやフレアーが続き、クライミング自体よりもカムセットが難しいいルートです。これまで2度疑似リードしていますがまともなセッティングができた試しがありません。過去に終了点から落ちたクライマーのカムがファスナーが開くように次々外れて大きな事故になった事例が私の頭から離れません。

昨年の講習でのトップロープでは一度もテンションを掛けた事はなかったのですが、リードが怖くて固まった身体でRPなど望めるわけもなく、次回のトライに備えた正しいカムセットを主眼にして1カムずつのテンション作戦を石田さんから授かりました。でもまさか本当に1カムずつテンションするとは思っていなかったんだろうなぁ。雨の中の長時間ビレイ、申し訳ありませんでした。

抜け口を除いた上部1/4のフィンガークラックのカムセットは自己採点では90点、初めてフォールできるセットができたと思ったのですが石田さんからはもう少し厳しい採点を頂きました。そして核心の抜け口のセットは自分でも認識していますが、頼りになるカムが売り切れてしまい1サイズ小さなカムで代用したのは重大事故の芽でした。(そのカムセットでは怖くてムーブが起こせず、終了点の残置スリングを掴んでしまいました。)

(8月16日追記:フィンガー部で落ちても死なないために、その手前に#3を2個、#4を1個過剰に固め取りしておきました。なので終了点タッチで落ちてフィンガー部のカムが全部外れてしまったとしてもグランドフォールはなかったと思います。今にして思えば。)

雨も強くなりクラックは濡れ濡れ、もう登れる状態ではなくなったのでこれで講習は終わりと思ったのですが…
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登り足りないFさん、Iさんは薄かぶりで雨の影響が少ないコークスクリューに挑戦です。(Iさんに至ってはフラッシュトライ。)影響が少ないと言っても岩は濡れ濡れ、雨の落ちてこないハング部では上を向くことができるというだけです。二人とも何度かテンションはしたものの見事トップアウト。濡れたガバを掴んでのカムセットがとても怖かったとのこと、よほどスリッピーだったのでしょう。それにしてもこんなコンディションの中でのフラッシュ or RPトライをした二人のモチベーションの高さに脱帽です。

私も疑似リードを勧められましたが、雨による冷えと昨日からの疲労が重なって痛みを増してきた肘が気になり、パス。
そんな言い訳してないで彼らの爪の垢でももらわにゃいかんかもねー。





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いよいよ講習もリードが中心になって来ました。
インドアなら今年に入って11bを4本OS or FL(垂壁2本、前傾壁2本)しましたが、クラックは僅か5.8のデゲンナーのRPまでに足掛け1年。私にとってクラッククライミングが苦手な事ももちろんあるけど、自覚のないカムセットミスや追い込まれて守る事を守れなかったら重大事故に直結かと思うとリードトライすること自体に腰が引けてしまいます。


そんな臆病も私の個性、慌てず焦らずじっくり取り組むかなぁ。

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コメント

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みなさんのやる気凄いな~と思います。こんなワルい岩の状態でも登れるなら、乾いていれば「クラック楽しい~」となるに違いありません。ともあれ、湯川集中お疲れ様でした!

来週もクラック行くかも

IMさん、

まいどの励まし感謝!
来週は八ツ峰Dフェースと本峰南壁AⅡ稜の予定だったんですが、なんか天気イマイチ。
代わりに小川山かどっかにクラック修行に行くことになるかも。

腕は大丈夫ですか?

常吉さま

おおぅ、負傷(>_<) その後腕は大丈夫ですか!?
濡れた岩場、ワタシはほとんど登ったことないので(コンディション良いときしか登りませんw)、講習とはいえ、トライするのはすごいです!
しかし、皆さんのモチベーション高過ぎ…(苦笑)。

歯は抜け、目はかすみ…

メパさん、

ブログ見てますよー。

爺は肩痛い、肘痛い、腰ひどくて歩けない。
3重苦でございますが、クライミングなら多少はできるんだよねー。

石田塾の皆さんのモチベーション、じさまには付いていけんですわい。
これからもよろ。

PS
FCVに濡れたクラック作ってくれるようお願いしてください。