専属コーチ

1月12日

同じ課に藤井徳明君という非常に優秀なエンジニアがいる。入社早々に独自の理論で作ったカムは彼のイニシャルが冠されたほどの優れもの。
その彼は物心つく頃からシーズン券が参千円という北海道の田舎スキー場で年間120日以上も滑ってたというスキーフリーク。ボードやチャリへの入れ込みも並みじゃない。

異才多彩のエンジニア。今は某大学との共同研究で彼のお世話になっている。

その藤井君がスキーの力学やワクシングのメカニズムを解明してスキージャーナル誌で評判になっていたのは聞いていた。

私も理屈が分からないと気が済まない性分なので彼が出版した本を貸してもらって読んでみた。なんせ今年は上手くなりたいから。

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文系の方にはディープな世界。
カービングの運動力学を推理し、常識ではありえない板やボードを自作して検証実験までやってしまう行動力に目を見張った。理系なら面白いこと請け合い。

でも定義が分りづらいトコなんかがあるので、先日業務中に会議室に呼び出していろいろ話を聞いてみた。

「Sさん、山ですよね…。ここに書いたのは圧雪を上手く滑るための理屈。山じゃこんなことできません。パウダーとか悪雪なら何と言っても板とワクシングですよ。板何履いてます?」

山ではいかに浮力と低μが重要か延々と実例を挙げて聞かせてくれた。

帰路ICIに駆け込んだのは言うまでもない…。


ちなみにこの藤井君、来月はもう一つの趣味の自転車の科学を単行本で出版するそうです。腿の慣性力を考慮した独自理論、今から楽しみ。

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コメント

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あら、オイラ藤井氏の著書2冊持ってますよ。H社とは知ってたけどまさか常吉さんの課とは思わんかった。
まさか常吉さん、佐々木譲氏もお知り合い?

そうかぁ、ボーダーだから読んでるんですね。ボードの本の方が売れてるって言ってました。第2編のワクシングなんてホントディープ。なんせアイロンのサーモスタット特性まで実験してますから驚き。ところで佐々木譲氏って存じ上げません。ウチの人?

佐々木譲氏は1950年代生まれの作家で、25年位前にH社を退社して専業作家になったと記憶しています。
ミステリー・冒険小説界のトップランナーです。

いやぁ、ごめんなさい。その系統全く読んでないもんで。
私が会社に入った頃お辞めになっているんですね。