赤岩沢敗退記

7月12日【山渓取材山行 奥鬼怒集中沢登り】
W/D介(L)、ぐっちー、ハタぼー

所属山岳会の奥鬼怒集中沢登りの一環で赤岩沢↑、魚沢↓の1泊沢登りに行ってきました。
暑い時期限定、明るく開けて虫のいないグラビア沢が好きな私にとってウチの会の沢登りはちょっと敷居が高く、これまでほとんど参加した事がなかったのですが、今回珍しく易しい山域での集中沢登りが企画されたので参加させてもらいました。会としては地域研究と銘打っていますが、当パーティー的にはTakeshi・けもコンビが直登した2段50m滝のトレースが狙いのようです。

山スキーをしたくて入会したのにすっかり沢屋になってしまったD介(L)、ヨセミテから帰国したばかりの13クライマーぐっちー、学生時代オリエンテーリング漬けだった(=読図達人)ハタぼー、「大船に乗って」ってぇのはこの事ですな。ちなみに私は最重要任務である朝食担当を任されました。 オレってすげーな。
Akaiwasawa_20140712_02.jpg 

ところで、源泉の異なる混浴露天風呂が12もあって若い女性にも人気があった女夫渕温泉は東日本大震災の被害で廃業してしまったそうです。湯量、泉質、ロケーション、どれをとっても素晴らしい温泉だったのでとても残念。当時の様子は元すっちーさんの混浴露天風呂体験記に詳しく載っていますので興味のある方はご覧ください。

一般車の入れる最終地点女夫渕無料Pから黒沢沿いの荒れた林道歩きのアプローチ。
Akaiwasawa_20140712_06.jpg 

林道脇に掛る見事なまでに赤いスラブ滝。眼鏡を掛けた鯛に見えませんか?
Akaiwasawa_20140712_41.jpg 

左眼下に堰堤ダム湖が見えると林道は川床へと下ります。ダム湖にそそぐ2本の沢が黒沢と赤岩沢です。
Akaiwasawa_20140712_12.jpg

バックウォーターからたった20m上流が赤岩沢入渓ポイント。しかし、あんまり期待が膨らまない渓相です。
Akaiwasawa_20140712_14.jpg 

ぬめるゴーロをほんの少し行くと大きな堰堤に行く手を阻まれました。林道はこの堰堤の工事用だったのですね。
Akaiwasawa_20140712_15.jpg 

白く飛んでしまいましたが右手に写っているのが堰堤。
Akaiwasawa_20140712_16.jpg

2つの堰堤をまとめて越えてからいよいよ沢登りですが、こういうスッキリしたところは少なくて、
Akaiwasawa_20140712_19.jpg 

大体がこんな感じ。倒木で美しくないし、何より鬱陶しくて仕方ありません。
Akaiwasawa_20140712_20.jpg 

私と20も30も違う同行者達の遡行スピードに付いて行けるわけもないのですが、ジジーがこけた時のためにD介かぐっちーのどちらかが必ず私の後ろに居てくれました。 Thanx!!

つまんねぇ沢だなぁ、やっぱ沢はグラビアルートに限るぜ、と飽きてきた頃右岸から掛ってくる大きな滝が見えました。
Akaiwasawa_20140712_24.jpg

水量は右の方が間違えなく多いのですが、沢床はこの滝のある左の沢の方が低く、しかもその方向は西向き。私やD介がどちらが本流か検討している間にプロ読図ニストのハタぼーは迷うことなく右の水流を先行していきました。この沢のように変化の乏しい地形でも常に現在位置を把握しているからこそなせる技。

枝沢の出合を過ぎるとようやくスッキリした沢登りになってきました。
Akaiwasawa_20140712_25.jpg 

Akaiwasawa_20140712_26.jpg

そして最初の2段50m大滝のお出ましです。さー、楽しくなるぞー。
Akaiwasawa_20140712_28.jpg 

ところがここでハプニング。

この少し下で倒木か何かに手を着いた拍子に手のひらを深く切ってしまって出血が止まらないとD介。見ると岩に血が点々と続いています。少しすれば止まるだろうと大休止したのですが、1時間弱経っても止まる様子がなく、大事を取って遡行断念を決定。
でもまだ時間も早い事だし、残りの3人で大滝だけ登っておく事にしました。 (残念ながらぐっちーが狙っていた2段50m大滝ではなく、下流側にある2段50m大滝。)

1段目は水流右手の階段状を簡単に登り、2段目基部へ上がるとまだロープは不要。

Akaiwasawa_20140712_30.jpg 

傾斜の立つ最後の25mの基部まで来てみると、この上も簡単そうに見えましたが折角ロープを持ってきているので使って登る事にしました。
Akaiwasawa_20140712_32.jpg 

登り自体は簡単でしたがぬめって滑るし高さがあるのでここはロープを使って登った方がいいと思います。
途中に残置ハーケン1本あり。
Akaiwasawa_20140712_33.jpg 

滝上左岸にあった残置スリングの掛った頼りない灌木に3人がぶら下がっての懸垂準備はとても気味が悪いものでした。
50mシングルロープでの懸垂は当然下まで届かず、最後の数mはクライムダウン。 念のための安全工作しておいてくれたぐっちー、サンキュー。

大滝登攀から戻ってきてもまだD介の出血は止まらず。
一抹の期待を抱いていたのですが素直に下山する事にしました。

バックウォーターに無事下山。
Akaiwasawa_20140712_40.jpg 
前泊、後泊の二夜連続宴会。今回もまたカロリー超過多山行になってしまいました。
今回の集中遡行はどういう形かは知りませんが山渓に載る事になっていたらしいのですが、これじゃ当Pはペケですね。

☆ D介隊長、週末までには気合で治してね! 
☆ 大滝特攻隊長ぐっちー、あんなに歩くのが遅い私の後ろをずっとフォローしてくれてありがとう!
☆ 読図プロハタぼー、勉強します!

関連記事

コメント

非公開コメント

そのルート行こうと思ってたんですよねー。逆回りで。
どっちがおもしろいのかな?

敗退、残念でしたね。

赤いシリーズ

まっきー、

お久しぶり~。
赤岩沢は大滝が二つあるから赤岩沢を登りにした方が楽しいんじゃないかなぁ。

幸いリーダーの怪我も大したことはなかったので今週末も行ってきます。
赤は赤でも別な赤だけど。