2013黒部横断スキー縦走(毛穴谷敗退編)

臆病風に吹かれた日】 秩父小沢極上ザラメ大滑走
W/まっちゃん(L)
12/13シーズン滑走33日目

これで4年連続。すっかり恒例の感があるGWの黒部横断スキー縦走に7泊8日で行ってきました。全体概要はこちらです。




5月4日 快晴(下山後雨)
双六谷2008地点6:55→双六谷ハイク→9:15大ノマ乗越9:50→秩父小沢滑走→10:45ワサビ平小屋→左俣林道→11:45林道ゲート

今日は今回の山行の第2の目玉である毛穴谷の滑走。

抜戸岳の稜線に発達した雪庇を切り崩してドロップできなかった場合、稜線伝いに大ノマ乗越まで歩かなければならないので、もう一つ何か起きると下山遅れで家族に心配を掛けるかもしれません。突破できたとしても強風の中で指の感覚を失くしての雪庇工作、カリカリの急斜面…、残雪期とは言えない今回の状況の中、悩みに悩んだ昨晩でした。

「そうだ、オレが賛同したのは残雪期の毛穴谷滑走だったんだ!」

朝テントを撤収しつつ
「どうします?」
まっちゃんから賽を渡された。

「まっちゃん、ごめん!!」
思わず涙が出てしまいました。

本当にこれで良かったのか? 双六谷の登り返し。
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大ノマ乗越への登りはいつもの通りアイスバーン。Ms.まさみとおみづのものと思われるスキーのトレースを羨ましく眺めながら慎重にアイゼン登高します。
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日の当る秩父小沢には全く抵抗を感じない素晴らしいザラメの斜面が広がっていました。
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8日間のフィナーレを飾る素晴らしい滑走です。
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どこまでも素晴らしいザラメが続き、笑いが止まりませんでした。

写真に見えているコルは大ノマ乗越ではなく鏡平へ抜ける夏道のある沢です。大ノマ乗越の雪庇を越せないことが予想される場合はこのルートを使うとよいそうです。
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抜戸沢だったかな? この辺り一帯に例年の大デブリが出ていないことも今年の寒さを裏付けています。
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左俣林道に出るまでデブリに悩まされる事もなく、今まで経験した事のない最高のザラメに酔いしれました。

ワサビ平から先で雪が断続した左俣林道を毛穴谷出合付近まで騙し騙し滑り、最後の20分ほどを担いでゲートに到着。
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今年も7泊8日の長期山行。
別れあり、出会いあり、正にあっという間だった楽しい8日間。
私の実力不足、ガッツ不足でまっちゃんにはいろいろ迷惑を掛けてしまいました。
勘弁してね。

今季は3月から続いた退職祝いやら入山直前の海外出張やらで全くのトレーニング不足。そのため体力に自信を持てずに初めから引き気味でした。結果的にスピードでは若い人たちにはもちろん付いて行けなかったけれど、行程自体をきつく感じたことはありませんでした。言ってみれば単なる気力不足でした。来年はそんな気後れせずに自信を持ってガンガン行かれるように今からトレーニングを重ねます。黒部横断な皆さま、どうか見捨てないでね。

駄文長文、ここまで長々読んで頂いた方には感謝申し上げます。

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コメント

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お疲れ様でした

ロングツアーお疲れ様でした。
ほんとに長い旅でしたね。
しかし、我輩も今回のツアーはとてもよい思い出になりました。
予期しない出会いもあって、黒部五郎は自分の中では特別な所となりました。
よりいっそう思い出深いところとなるでしょう。

双六谷では、常吉さんとM平さんのスキーのあとがくっきり二人分残っておりましたので、「あ・・・ここを計画通り下って行ったのだな」と安心しました。

また来年、このエリアを訪れることになるかもしれません。
静かで本当によいところですね。

こちらは明日諦めました。今年は奥に行くなってことのような天気が続きます。残念だけど仕方ないですね。

sakusaku_fukafukaさん、

黒部源流エリアは山深く、会う人も稀で静かな別天地です。毎年これで最後と思いながら4年も連続で入ってしまいました。多分来年も引き寄せられるのでしょう。

来年もお会いできる事を!

澤さん、

日曜日は山では昼過ぎから雨になったと思います。
無理せず中止して正解でしょう。

また来年のチャレンジを楽しみにしていますね!