12GW 黒部源流スキー縦走 滑走編1

【The Day 2】  4月29日 快晴後高曇り  (薬師岳:金作カール、中央カール、薬師沢右俣)
11/12シーズン滑走27日目 W/まっちゃん
Manaslu(161cm), TLT Speed Radical, TLT5, Speed Skin
まっちゃん:Mustagh Ata(165cm), Onyx, Radium, Speed Skin

太郎小屋7:25→9:40薬師岳10:20→金作谷滑走(ノド直上まで)10:30→→(登り返し)→薬師岳→中央カール滑走11:55→(登り返し)→東南稜2855P→13:23薬師沢右俣滑走13:34→(登り返し)→14:24薬師平14:40→14:50薬師峠15:00→15:20頃太郎小屋

今夜も太郎小屋泊まりなので日帰りの軽装で薬師のカール群を滑りまくりに行きました。

太郎平北東端からいったん薬師峠へ滑り下りて薬師岳へ向かう。
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7時半に小屋を出た頃はカチカチだった雪も薬師岳避難小屋に着くころには徐々に緩み始めた。山頂直下まで来ると稜線上には露岩やハイマツが目立ったが、幸い雪はなんとかつながっていてシールで登りきることができた。GW後半まではとてももたない感じだ。

この先の岩が露出して黒々としている稜線が続く。
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山頂に到着後、まずは明日の黒部川横断地点となる金作谷出合を偵察。金作谷と中央カールとを分ける小尾根のテラスまで
20mほど下りて双眼鏡で観察してみると、渡れるのか渡れないのかかなり微妙な状況である。厚いスノーブリッジは左岸の付け根で折れ、中央部が落ち込んでいる。ブリッジの厚さは5,6mはありそうなので渡って渡れないことはないようにも見えるが、ブリッジの陰になって見えない中央部が水没している可能性も捨てられない。

山頂から丸印のテラスまで僅か下りると金作谷出合が見える。(ただし要双眼鏡)
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とりあえずノドの上まで滑り下りてよく観察してから結論を出すことにした。クラスト気味の
40度くらいあるかもしれない部分を慎重にドロップしたが、2ターンもするとそこから先はスキー場の雪のような超快適ザラメの大オープンバーンに変身した。

山頂からの出だしはちょっと急。
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ほぼ同時に隣の中央カールを気持ち良さげに滑り始めたテレマーカーさん。
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ほとんどの人はここで滑走を終りにするという
1段目のカールの底を過ぎ、谷が急に落ち込むノドのすぐ上まで奇声を上げて素晴らしい滑走を味わった。もしかすると人生最高のザラメだったかもしれない。もちろんここまで一気に滑り降りるだけの脚力はなく、何度か立ち止まっては背後に描いた自分たちのシュプールを振り返えって自己満足に酔いしれた。

途中から振り返る広い広い金作カール。ここでまだ1段目の底。
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これ以上滑ると登り返しが怪しくなりそうなノドの上まで滑って滑走終了。
どういう訳か先行者も後続もなく、広いカールをたった二人で独占だった。
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そこからスノーブリッジを観察してみたが、やはり中央部がつながっているかどうかがはっきりしないことと、左岸付根に口を開けている大きな亀裂や今にも全層雪崩を起きそうな薬師見平への登路の状況も考え併せて金作谷からの黒部川横断を断念することにした。(マウスオーバーでスノーブリッジが拡大します。)
 

稜線に向かって扇型に広がるカールの多少なりとも傾斜の緩いクライマーズレフト側の斜面を薬師山頂へと登り返し、次はメローな斜面が広がる中央カールへドロップする。


山頂から中央カールへドロップしたまっちゃん。既に何本かのトレースがあったが、広いので全く気にならない。
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朝からの日差しをたっぷり浴びた中央カールは極上ザラメの時間が過ぎてしまっていたが、それでも標高差250mほどのストレスフリーの滑降だった。
 

カールの底までの滑走を楽しんでから東南尾根2855
Pに登り返し、今度はそこから薬師沢右俣へGO!
東南尾根2855Pにて。
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薬師沢右俣源頭部へ滑りこむ。
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幸い雪が程よい状態で保存されており、メローな中央カールよりは多少傾斜もあってこれまた超カイカン。
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いやぁ、ワイド&ロング。もったいないことにここもまだ誰も滑っていませんでした。
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今日はノートラック・極上ザラメの金作谷と薬師沢右俣を2人で独占という文句の付けようがない贅沢な日になった。
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傾斜が緩み沢が狭くなる2170m付近まで標高差700mの滑走を満喫してから、枝沢を登り返して薬師平へ上がり、往路を戻って太郎小屋へと帰還した。
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3年前は日和って滑走が叶わなかった薬師の圏谷群2本と薬師沢右俣の計3本、素晴らしいお天気と雪質に恵まれて滑れたことに大満足した1日だった。


まだまだ続きます。

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