12GW 黒部源流スキー縦走 アプローチ編

【The Day 1】  4月28日 快晴  (寺地山 北ノ俣岳 太郎小屋)
11/12シーズン滑走26日目 W/まっちゃん
Manaslu(161cm), TLT Speed Radical, TLT5, Speed Skin
まっちゃん:Mustagh Ata(165cm), Onyx, Radium, Speed Skin

飛越トンネル4.3km手前6:25→7:45飛越トンネル8:03→11:05寺地山11:10→14:06北俣岳稜線14:30→15:30頃太郎小屋

今年の飛越トンネル前の風景
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2009年のGWに来た時は飛越トンネル入り口まで車で入れたが、今年はトンネル手前4.3km地点(Alps Route Labにて計測)でデブリに道を塞がれ行き止まり。デブリは僅か10mほどの区間だったので勢いを付けて突っ込んでみたものの地上高の低い乗用車の悲しさ、あえなく亀の子。後ろにいたSUVに引きずり出してもらって事なきを得た。

デブリから先は雪のない舗装路の歩行が続いたが、30分弱歩くと雪がつながり、その後1時間ほどのシール歩行で飛越トンネルに到着した。路面の積雪は30-50cmほどもあり、この時点で金作谷出合での黒部横断の成功を確信したのだが…。

トンネルに向かって右側の沢に架かった押し出しを渡って枝尾根に取り付き、いよいよ入山。枝尾根の頭で夏道のある主尾根と合流し、寺地山までは小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。写真は小屋で同宿となる単独テレマーカーさん。
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今シーズンは平日インドアクライミングにかまけてチャリトレを疎かにしていたため持久力にイマイチ自信が持てず、まっちゃんには私に構わず先に行って貰うよう予めお願いしておいた。予備日を入れて6泊7日分のテント泊装備と登攀装備を積んだ私のザックの重量は丁度18kg、まっちゃんは共同装備をだいぶ余分に分担してくれていたにもかかわらず、すぐにその姿が針葉樹の中に消えて行った。

寺地山付近でようやく北ノ俣岳が姿を現すが、雪が少ない!
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寺地山山頂で待っていてくれたまっちゃんと合流し僅かな下りではあるがシールを外して本日最初の滑走。といっても小さく波打つ痩せ尾根の背を避けたトラバース気味の滑走ばかりなので快適とは言いがたい。すぐにコルに到着し再びハイクアップ。
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まだ水場が出ていない北ノ俣岳避難小屋の上で水筒に雪を詰めているカップルと遭遇。ふと見ると脇には青と黄色の2本のDPSの板。これはもしやと尋ねてみたらやはりまきchin隊のお二人だった。春のロングツアー用にManasluを購入するかどうか迷っていたときに私の背中を押しをしてくれたのがまきchinの試乗記。そのお二人も私のことを知っていてくれたので盛り上がって記念撮影。しかしこのロングルートをDPSで来るとは恐るべし!

まきchin隊のお二人。
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あこがれのまきchinとの2ショットにご満悦。
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前回来た時はかなり苦しい思いをした覚えのある北ノ俣岳の登りも意外にあっけなし。小屋泊まりの軽量装備で登った3年前に比べて2時間もペースアップしていた。自分に甘えなければまだまだやれるのかも。
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ところが見渡す薬師岳も水晶岳も赤牛岳も稜線付近の雪が消えかかっていて驚いた。やはり今年は里雪だったのだろうか。2週間前にも単独でこの山域を周遊したまっちゃんも景色の様変わりに唖然の様子。まったく心配していなかった黒部川の渡渉が急に気がかりになってきた。
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さていよいよ太郎山までの滑走である。背中の重荷が気になっていたが、広くてメローな斜面の上には程よいザラメ。まだ幾らもトラックの入っていない好条件の斜面を快適滑走。

こうしてみるとやっぱ荷物でかいな。
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こちらはまっちゃん。
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予想に反してとっても美味しいザラメに満足のワタシ。 なんたってザラメのくせにテールから雪が巻き上がるんですから。
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太郎山をいったんシールで越えて、最後に小屋浦の斜面を滑って太郎小屋に到着。さぞ混雑しているだろうと思っていた今夜の泊り客はたったの10名とのことでカイコ棚でなく単独の方と相部屋ではあるが個室をあてがってもらえた。夕方までのひと時を小屋の外でビール片手にのんびり過ごし、夜はまきchin隊のお二人やパワフルなスプリットボーダーさんといろいろお話ができて楽しく過ごした。
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この後「黒部源流滑走編1,2,3」、「停滞編」、「脱出編」と続ける予定です。

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