2017.05.02-05 第9回黒部周遊(or横断)スキー縦走(2)

5月2-5日 【黒部源流周遊スキー】@北ノ俣岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、双六岳、弓折岳
16/17シーズン33-36日目(山25/ゲレンデ11)
W/スガー(熊谷山旅会)、ヂュン
Weapons/Dynafit Manaslu, TLT Speed Radical, TLT5 Mountain

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GW恒例の黒部源流スキー縦走。当初計画では薬師東面某ルンゼを滑って黒部川横断後、高天原温泉をベースに水晶岳や未だ滑ったことがない赤牛東面を滑るつもりであったが、いろいろな事情で断念。初日晩に日程短縮も決定し、精神的負担のない和佐府から新穂高までののんびり縦走になった。今年は異常ともいえる高温に見舞われ、夜は夏用シュラフでも暑くて素足で寝るほどだったがその分雪はデロデロ。最高の滑りには恵まれなかった。また5泊6日(内1泊山小屋)+予備日1日装備でザック重量15.8kg(行動水1.5L、酒・つまみ含む)と軽量化には成功したが、登行スピードが全く出ず、体力・気力共に限界が来たことを思い知らされた山行となった。
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2日 和佐府林道ゲート7:05→9:20飛越トンネル(トラブル対応あり)10:10→(トラブル対応あり)→18:00北ノ俣岳稜線→18:50太郎小屋
3日 太郎小屋7:45→9:35北ノ俣岳10:05→(ボードトラバース時間要)→13:20黒部五郎岳13:40→五郎カール滑走(トラブル対応あり)→五郎沢右俣滑走→14:40黒部川(釣り歩きするも釣果なし)→18時頃黒部源流(C1)
4日 C1 8:00→2536コル→夏道→(南東面観察:滑走断念)→10:55鷲羽岳(2850地点) →11:50西面滑走12:15→C1撤収14:00→14:40三俣山荘14:55→弥助沢滑走→15:45樅沢出合(C2)
5日 C2 6:00→(常吉大ポカ判明、情けなくて涙止まらず)→樅沢→9:30双六岳10:10→双六谷滑走→13:00弓折岳14:00→南面滑走(ビンディング破損対応あり)→秩父沢滑走→15:25左俣林道→16:40新穂高(常吉大ポカ対応)→平湯定宿にて飛騨牛大宴会

3日微風曇り一時ガス午後快晴
昨日の作戦会議で6日の荒天を避けるために日程を短縮、水晶と赤牛を端折って今日は五郎カールを滑って釣りをしながら源流に向かうことにした。
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ゆるゆると北ノ俣岳。

ヂュンの靴擦れがひどく、ここで応急治療。
スガーもかなりの靴擦れだけど、二人とも泣き言ひとつ言わない。
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北ノ俣岳山頂から中ノ俣乗越までは高度を僅かずつ落とす長いトラバース。ボーダーには気の毒なルート選択をしてしまった。
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スガーは途中でシール歩行に変更したようだった。
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中ノ俣乗越で再びシールを付けて、黒部五郎へ。
そして本日のお楽しみの五郎カール滑走。
何年か前は北東コル(夏道の辺り)からドロップしたが、今回はもう少し山頂寄りの雪庇の切れ目からドロップすることにした。
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ここでヒヤリハット発生。
先行者にはご迷惑をおかけした。改めてお詫び申し上げます。
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大ごとに至らなかったには幸いだった。サングラスを失われたが、私の予備グラスを使っていただき事なきを得た。
(春の長期縦走でサングラスをなくしたら大変。ゴーグルでの行動は多分できないので我々は予備グラスをパーティーで2個持っていた。僅か10gでフィルムケース大のSports Eyzは予備グラスとしてお勧めです。)

コル左上からドロップしコル下の斜面を滑った。
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赤が今年のライン、黄色が2013年のライン。正面効果で急に見えています。
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始めて滑った気持ちの良い五郎沢右俣。
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黒部川からみた五郎沢右俣。沢形が出てからは左岸尾根を気持ちよく滑った。
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時間がたっぷりあるのでヂュンはテンカラを振って釣り登ったが、残念ながら釣果なし。でもこの時期にここで竿を出せたのはいい思い出ではなかろうか。
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毎度お馴染み源流キャンプ場。(翌朝撮影)
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今年はマー君、てんちょさん他3名の最強SPボード軍団が到着していた。
今朝2時半に新穂高を出発してワンデイで源流に到着したとか。うーん、羨ましいその体力。
さすがにお疲れのようだったのでご挨拶もそこそこにテントに潜り込んだ。


2017.05.02-05 第9回黒部周遊(or横断)スキー縦走(1)

5月2-5日 【黒部源流周遊スキー】@北ノ俣岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、双六岳、弓折岳
16/17シーズン33-36日目(山25/ゲレンデ11)
W/スガー(熊谷山旅会)、ヂュン
Weapons/Dynafit Manaslu, TLT Speed Radical, TLT5 Mountain

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GW恒例の黒部源流スキー縦走。当初計画では薬師東面某ルンゼを滑って黒部川横断後、高天原温泉をベースに水晶岳や未だ滑ったことがない赤牛東面を滑るつもりであったが、いろいろな事情で断念。初日晩に日程短縮も決定し、精神的負担のない和佐府から新穂高までののんびり縦走になった。今年は異常ともいえる高温に見舞われ、夜は夏用シュラフでも暑くて素足で寝るほどだったがその分雪はデロデロ。最高の滑りには恵まれなかった。また5泊6日(内1泊山小屋)+予備日1日装備でザック重量15.8kg(行動水1.5L、酒・つまみ含む)と軽量化には成功したが、登行スピードが全く出ず、体力・気力共に限界が来たことを思い知らされた山行となった。
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2日 和佐府林道ゲート7:05→9:20飛越トンネル(トラブル対応あり)10:10→(トラブル対応あり)→18:00北ノ俣岳稜線→18:50太郎小屋
3日 太郎小屋7:45→9:35北ノ俣岳10:05→(ボードトラバース時間要)→13:20黒部五郎岳13:40→五郎カール滑走(トラブル対応あり)→五郎沢右俣滑走→14:40黒部川(釣り歩きするも釣果なし)→18時頃黒部源流(C1)
4日 C1 8:00→2536コル→夏道→(南東面観察:滑走断念)→10:55鷲羽岳(2850地点) →11:50西面滑走12:15→C1撤収14:00→14:40三俣山荘14:55→弥助沢滑走→15:45樅沢出合(C2)
5日 C2 6:00→(常吉大ポカ判明、情けなくて涙止まらず)→樅沢→9:30双六岳10:10→双六谷滑走→13:00弓折岳14:00→南面滑走(ビンディング破損対応あり)→秩父沢滑走→15:25左俣林道→16:40新穂高(常吉大ポカ対応)→平湯定宿にて飛騨牛大宴会

2日微風快晴
雪が多い今年は和佐府の飛越林道始点からシートラスタート。
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ちょうど1時間歩いたトンネル手前6km地点で雪がつながりシール歩行可能となったが、途中シールでは登れないデブリが道を塞いでいた。この8年4回目の飛越林道にして最多の積雪。
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飛越トンネル手前右手の沢が埋もれていたので迷わず尾根に取り付いて夏道をショートカット。しかしここで、この山行に備えて当り出しをしてきたヂュンのブーツのソール長が変化しアイゼンが付かないというトラブルが判明。(それも左右別々な長さに変わっていた。)もちろん備えあれば憂いなし、ではあったが全く想定外の事象に一同びっくりした。
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アップダウンのある稜線歩きではスプリット状態でのパスカング名手のスガーが転倒の連続。不審に思って聞いてみると滑走面のワックスが原因と思われるシール不調の為にスキーバンドでシールを固定したが、それが引っ掛かって前転してしまうらしい。豊富に持ってきたテーピングテープで対応した。アップダウンのあるルートではスキーバンドによる固定よりもテーピングテープの方が有効であるという事が教訓になった。

南面をトラバースして回り込んだ寺地山先からは一瞬の滑走。標高差はたった50mなのでシールのまま滑った方が時間効率はいいかもしれないが、シール滑走が下手な私は毎回シールを外して滑っている。
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コルからは700m弱の登り。ここまで時間がかかり過ぎており山小屋到着が遅くなることは確実だったが、私はちっともスピードが上がらない。

避難小屋脇からはヂュンとスガーに先行してもらい稜線上で小屋に電話をしてもらうことにした。
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標高差たった450mの登りだけで二人を40分も待たせてしまった。今日一日どれだけ足を引っ張ったことか…。

すまんっ…スガー。
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すまんっ…ヂュン。
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稜線から太郎山南コルまでは本日唯一のお楽しみ滑走。夕闇迫る時刻になっていたので雪が締り、ワイド&メローバーンの超快適ヒャッホー滑走が楽しめた。
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富山湾の夕焼け。疲れているのにスガーが小屋にも入らず撮ってくれた1枚。
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山小屋の夕食時間に大幅に遅れて小屋にまで迷惑をかけてしまった。

食後の気象情報チェックで1日短い5日下山が決定。それでも薬師東面某ルンゼ滑走と赤牛滑走の日程はあったが、自分の今日の体たらくを考え二人にルート変更を申し出た。快諾してくれた二人には感謝!