16板納め

5月21日【冨士山小御岳流し】
15/16シーズン 滑走39日目
Weapons/Manaslu, TLT Speed Rad., TLT5 MNTN TF-X
W/おーすけさん・M.yumiちゃん・ひろみっちゃん・はっち・寅(以上ウチの会)、しょうこちゃん・5353さん・KDRさん(RSSA)、まっきー・すがー(熊谷山旅会)、Tomomiさん(シーハイル)、トマホーク(無所属)、Isabel(Dynafit Japan)

スバルライン5合目駐車場6:55→12:01山頂→小御岳流し13:40→スバルライン5合目駐車場

今年もおーすけさん主催の富士山納会で板納め。


圧倒的に速い各会のホンモノ山スキーヤー達を山頂で長い時間待たせるわけにはいかないので5人で先行出発したが、案の定最後に山頂に着いたのもこの5人だった。
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富士山も雪がない!
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都内を抜けるのに時間がかかって我々より55分遅れでスタートしたと言うおーすけさんからの電話をもらってチンタラ登っていたら、8合目であっという間に抜きさられ、あっという間に山頂に消えた。
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ここからがキツイ。
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神社付近にあった不思議な雪の造形。高さが7cmくらいあった。
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写真を撮ってくれたボーダーさんはこのブログを見ていてくださっている方だった。
ありがとうございます!
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お釜も賞味期限切れ。
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滑り出しの吉田大沢、去年ほど荒れてはいなかったけれど雪は固めで慎重に滑走。
トマホーク氏は今年も飛んでました。
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小御岳流しに入るとガス待ち場面も。
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標高を落としても雪面は荒れていて滑りの満足度はイマイチ。
でもこの企画の目的はは滑り2の次なので、OK!
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テレマークで飛び入り参加のTomomiさん。今日の雪の状態ではなかなか難しそうだった。
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滑走が終わると山頂まで抜けるいつものパターン。
でも二人のお姉さまも楽しんでくれたよう。
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今年は宿も食事もグレードアップして河口湖畔の立派な温泉宿でしゃぶしゃぶ食べ放題。
わざわざ宴会に来てくれたシーハイルの大御所ともひさびさにお会いできてよかった。
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恒例のスライドショー、私は毎回寝てしまうので1番に発表させられたんだけれど、1週間のテント縦走+温泉と言うのがイタリアっ娘のIsabelに受けてもうデレデレ…。参加して良かったぁ。

おーすけさん、ありがとうございました。
まだ山スキーは続けるので来年もよろしくです!


Photo: SHO Matsuoka
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オフトレ開始

GWの赤牛岳滑走がまたまた宿題として残ってしまったのでこのシーズンオフもトレーニングを継続することにしました。いい歳して難儀なこっちゃ。

オフトレと言ってもやることはシーズン中と変わらず、ハイクアップスピードと持久力の向上を目的としたAT心拍の向上、具体的には固定ローラーを使ったAT近傍のインターバルトレーニングが中心になります。
なのでチャリ屋さんからから見ると何やってんだってな甘っちょろいメニューです。

問題は1週間単位の国内出張。海外出張の時は大抵ホテルの併設ジムがあるのでいいのですが、国内の場合はそれがない場合がほとんどなので舗装路を走るしかないかな。

シーズン中のように毎週末山に行くわけではないのでトレーニング頻度は増えるはず。オーバートレーニングにならないようレストを重視しながら続けようと思います。


5月16日(月)レスト
5月17日(火)ATインターバルトレーニング(ATIT)85分@固定ローラー
        WU/20分(125bpm)→ATIT/10サイクル→CD/10分
5月18日(水)クルーズインターバルトレーニング(CIT)89分30秒@固定ローラー
        WU/30分(125bpm)→CIT/11サイクル→CD/10分
5月19日(木) マフェトン(125bpm)50分@固定ローラー
5月20日(金)アクティブレスト
        仙元山トレールウォークのんびり2時間15分
          
 

---------------------------------プロトコル------------------------------------
目的:AT向上
体データ: Max HR157bpm(220公式), AeT119bpm(呼気直接法@2015.09)

★ATインターバルトレーニング(ATIT)
負荷期(ギア適当)
最初の1分15秒:max125bpm;AeT狙い(31km/h@3.5%勾配)
次の45秒:max135bpm ;AeT超えの有酸素領域狙い(33km/h@3.5%勾配)
ラスト30秒:max145bpm;メディオ(もがき@3.5%勾配)
回復期(アウターロー/平地)
2分30秒:110bpm以下(ATマイナス10bpm) 

★クルーズインターバルトレーニング(CIT)
負荷期①(ギア適当)
30km/h@3.5%勾配/3min (135bpm 狙い)
回復期/1分30秒:110bpm以下(ATマイナス10bpm) 
負荷期②(ギア適当)
28km/h@3.5%勾配/3min (125bpm 狙い)
回復期/1分30秒:110bpm以下(ATマイナス10bpm) 
WU30分とCD5.5分込みで負荷期①、②を交互に計11サイクル繰り返して85分

★世界に冠たるTabata(HIIT) 
言わずもがな
 (これのみVO2max向上狙い)

正しい晩ごはん

正しい晩ごはん 白ーハクー】@池袋東口

久々に池袋での手駒が増えた。
ご飯とそのお供だけかとちょっと心配しながら行ったんだけれど、旨い酒の肴も事欠かなかった。
写真は最初の品と最後のご飯だけだけれど、テーブルに一気に並べることなく時間をおいて出してくれるところもよかった。
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直前の予約は取りづらいらしい。
ご飯が炊けるまでの時間をがまんできるならばお酒を飲まない人にもお勧め。

山菜パーティー

週末は恒例の山菜パーティ。

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今年の収穫は山ウド、山ブドウの芽、イラクサ、ネマガリタケ、ウルイ、イヌドウナ、アザミ、フキ、ワサビ!など。例年無尽蔵に採れたコゴミは今年はすでに季節が過ぎていた。

魚類資源調査を仰せつかった私はこの流域の資源枯渇をしっかり確認、大役をきちっと果たした。

こんなに大きなワサビが!
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酢味噌、きんぴら、醤油マヨ和え、天ぷら、春巻き、焼き物、煮しめ、創作料理…、採ったもの全て11人で完食!!
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山菜採りもせず、薪拾いもせず、料理も作らず、ただ飲んで食っているだけのオレ。
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(焚火っていうとCO2が気になる方がいるかもしれませんが、燃やしてCO2にしなかった倒木はその後朽ちてメタンガスになります。メタンガスの温暖化係数はCO2の10倍なので倒木の焚火は温暖化防止の一助と言えます。←役に立たない常吉豆知識)

翌朝は山菜天丼。
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先週までのモノクロームの世界から一転、深いブナの森の新緑と小鳥の囀りに癒された週末だった。
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PS
去年までは数mの高さがあったコシアブラの木の惨状。
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少し離れたところのもう1本も。
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節度あるこの国に生まれた人の仕業とは思いたくない。

2016黒部スキー周遊④(Day 6&7)

4月30日~5月6日 【赤牛岳返り討ち】

Weapons/Manaslu, TLT Speed Rad., TLT5 MNTN TF-X
W/Lまっちゃん、寅(ウチの会)

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悪天候で入山できなかった2014年を除きこの数年恒例となったGWの黒部スキー縦走。山頂は踏んでいるのに滑らずに残ってしまっている赤牛岳東面を今年も目指した。
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5月5日)ガス・強風(後快晴)
黒部源流C4 6:25~7:10弥助沢源頭7:25~弥助沢滑走~8:00樅沢(釣り)9:00~トラバース道~11:30双六冬季小屋
(タイムスタンプ付き写真の表示時刻は20分進んでいます。)
15/16シーズン 滑走37日目

前夜は15cmほどの降雪があり山鳴りが一晩中聞こえていた。
稜線通過は絶対無理。
かと言って谷筋やトラバースルートは新雪雪崩の危険が。
停滞しても6日午後からはまたしばらく荒天が続く。
ついに絶体絶命か?

出発の頃には雪も風も収まっていたが、三俣蓮華の山頂は相当な強風が吹き荒れていた。予定通り一番リスクが低いと思われる弥助沢滑走~樅沢ハイクアップのルートで双六冬季小屋を目指す。
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弥助沢源頭部からの鷲羽東面。
天気さえ持つなら今日はここを滑っていたはずなのに…。
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雪庇を避けて鷲羽最低鞍部から滑走することにした。
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幸いカリカリでもスラフが出るような不安定な積雪でもなかった!
神の采配ともいえる望外のプチパウダー!
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平和な弥助沢ボトムで釣りをしたが、全く当たりはなかった。
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樅沢上部で右岸尾根に乗り上げると地吹雪の世界。
風は別にしてもここは素直に沢形が消えるまで沢を詰めた方が楽だった。
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ここまでくれば双六小屋まであと僅か。地形的には分かり辛いが樅沢岳のコルが時折見えて心強かった。
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まっちゃんの的確なリードで迷うことなく小屋へ滑り込む。
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当初はこのまま下山の予定だったが、日程的にまだ2日あるし小屋に泊まって余った食料を消費しようということになった。

誰もいない小屋の中で余った飯をたらふく食い、残りの酒を飲んでだべっていると天気がみるみる回復してきた。
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ついさっき滑ってきた弥助沢もくっきりと。
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いやぁ、いいなぁ。
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さっきまでとは対照的にのんびりとリラックスした時間を過ごした。


5月6日)曇り一時晴れ(下山後雨)
双六冬季小屋C2 6:35~双六谷滑走(左岸トラバース)~7:10大ノマ乗越への登り返し~8:15大ノマ乗越8;40~秩父小沢滑走終了9:40~小池新道~ワサビ平~11:15林道ゲート
(タイムスタンプ付き写真の表示時刻は20分進んでいます。)
15/16シーズン 滑走38日目

例年ならば天気さえ良ければ安全圏も同然の帰路であるが、今回は双六谷左岸のきわどいトラバースが核心。油断せずに無理と判断したらシートラで通過しようと思っていたが、まっちゃんが果敢に滑走で突破。往路に通ったルートよりも高いラインのトラバースになったため最大斜度は50度を越えた。万が一エッジが抜けて滑落したら谷底まで一気に滑落、生死にかかわる事故になるのは間違えないのでとても怖かった。幸いエッジがかろうじてかかるくらいの堅さの雪だったので何事もなく無事通過した。

大ノマ乗越への登り。
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幸い秩父小沢の雪もちょうどよい塩梅のようだ。
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最後の滑走。
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例年のような大滑走とはいかず、滑走はここでおしまい。
ここから長い担ぎが始まる。
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いやぁ、無事に下りてきました。ここからは飛騨牛と冷たいビールを目指して左俣林道をひたすら歩くだけ。
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まず昼飯は新穂高のひがくの湯で特撰飛騨牛ホルモン定食と無料のうまい棒を食べ放題。
この施設の登山者に優しい色々なサービスは超お勧めです。
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そして夜は平湯某所で飛騨牛三昧、お酒三昧。
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まっちゃん、寅ちゃん、ありがとう!!
満願成就はならなかったけど素晴らしい1週間の山旅でした。
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ところで、やるよ来年も。
来年は持ち越し課題を一挙解決予定。

なのでまた1年間辛いトレーニングに励みますわ…


2016黒部スキー周遊③(Day 4&5)

 4月30日~5月6日 【赤牛岳返り討ち】

Weapons/Manaslu, TLT Speed Rad., TLT5 MNTN TF-X
W/Lまっちゃん、寅(ウチの会)

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悪天候で入山できなかった2014年を除きこの数年恒例となったGWの黒部スキー縦走。山頂は踏んでいるのに滑らずに残ってしまっている赤牛岳東面を今年も目指した。
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5月3日)晴れ・強風
高天原温泉C3 6:00?~温泉沢左俣~稜線下約50m~滑走~10:45高天原温泉C3
(タイムスタンプ付き写真の表示時刻は20分進んでいます。)
15/16シーズン 滑走35日目

今日は今回の山行の個人的目標である赤牛岳滑走の日。
2011年に室堂から入山して上の廊下を横断し新穂高へ抜けた時に赤牛の山頂を通過したが、この時は水晶東面カールが狙いだったために赤牛は滑らなかった。2012年に温泉沢をベースにした時もまずは水晶中央カールを滑ったが、翌日から3日間は嵐に閉じ込められたので赤牛を滑ることはできなかった。2013年は水晶山頂直下のルンゼが目的だったので対象外だった(ただし嵐でアタックできず)。2015年は前夜テントの周りをクマにうろつかれてモチベーションが低下して敗退。

そんなわけで今回私個人としては満を持してのアタックであり、ここを滑り終えたら黒部スキー縦走は終わりにするつもりだった。

温泉沢下部は雪切れした藪の通過や流れが出た小沢の渡渉が鬱陶しかった。
二又が見える辺りまで来てようやくすっきりかと思ったが、…
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難儀なことはないが、左岸に渡ったり右岸に戻ったり面倒くさい。
もちろん例年は開けた沢床を淡々と歩くだけ。
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二又から左俣に入ってすぐに出てきた滝から先は傾斜がきつくなり、雪も固いのでシートラで登る。
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上部に行くに従い予報通り強風が吹き始め、時折膝を突いてやり過ごすことを強いられるようになった。
西の谷にこれほどの東風が吹き込むようでは稜線の通過や東斜面の滑走はやめておいた方が無難だろうと誰しもが考え始め、
稜線まであと僅か約50mほどを残した辺りでまっちゃんから敗退の打診があった。無理に登っても楽しい滑りができるわけもなく、一も二もなく賛成して出戻ることにした。
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10時半過ぎにはテン場に帰着。
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私の16GWは終わった。



5月4日)雨後晴れ夕方から雪
高天原温泉C3 10:40~(トラバース道)~15:00岩苔乗越15:30~黒部源流滑走(水汲み)~16:00黒部源流C4
15/16シーズン 滑走36日目

前夜は暴風雨。太郎小屋では小屋が吹き飛ぶのではないかと心配になるほどの強風だったそうであるが、今回もここは上空の風の音が聞こえるだけでテントはソヨとも揺れない別天地だった。
予報では雨の回復は午後からとのことだったので一日停滞を決め込んでいたが、8時過ぎには快晴となった。
今日の内に黒部源流まで移動しておけば明日の晴天を使って鷲羽や三俣蓮華のまだ滑っていないラインを滑りまくれるじゃん、ということでのんびり朝風呂に浸かってから移動することにした。

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復路も夏道を使ったが、岩苔小谷が歩けるならばそれに越したことはない。
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標高2,400付近で岩苔小谷に合流した所で、携帯の通じるところまで登って天気予報を取るためにまっちゃん一人先行することにした。

岩苔乗越への最後の急登。
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私が岩苔乗越に到着した時にまっちゃんはちょうどどこかの小ピークで天気予報の収集中。まっちゃんのこの行動が明日の安全行動につながった。
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最新の天気予報は2日前の物とは打って変わり、明日は荒れ模様。槍ヶ岳では風速30m/sを越える強風になるとのことだった。
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明日の源流エリア滑りまくり計画はこれでオジャン。
明後日も午後から荒れるとの予報だったため、もう明日は早々に下山することにした。
温泉出発時点ではそんな事は考えもしていなかったのであるが、後ろ髪を引かれる温泉停滞の誘惑を振り切って移動してきた事が結果的には大正解となった。

こうしてテントを立てている間にも雪が降り始め、強風と共に翌朝までに15cmほどの積雪があった。

2016黒部スキー周遊②(Day 3)

4月30日~5月6日 【赤牛岳返り討ち】
5月2日)晴れ 双六冬季小屋~高天原温泉C3
15/16シーズン 滑走34日目
Weapons/Manaslu, TLT Speed Rad., TLT5 MNTN TF-X
W/Lまっちゃん、寅(ウチの会)
行程/双六冬季小屋6:00~(トラバース道)~7:05丸山の南コル~丸山~8:25三俣蓮華岳9:10~黒部源流~11:20岩苔乗越11:25~12:05祖父岳12:50~岩苔小谷~(トラバース道)~水晶池~14:45高天原~15:10高天原温泉
(タイムスタンプ付き写真の表示時刻は20分進んでいます。)
*岩苔小谷は沢割れで通過困難と考え水晶池脇を通るトラバースルートを使用した。アップダウンと濃い樹林帯のため通常の積雪状態の場合は岩苔小谷を使う方がずっと楽である。


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悪天候で入山できなかった2014年を除きこの数年恒例となったGWの黒部スキー縦走。山頂は踏んでいるのに滑らずに残ってしまっている赤牛岳東面を今年も目指した。
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停滞の翌朝も期待に反してどんよりとした曇天。幸い風は収まっていた。
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晴れてきた!
双六岳山頂はパスして中間道で丸山の南コルへ向かう。
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夏道が露出していた丸山への稜線。
昨年雪庇に入っていたクレバスは昨晩の雪のせいか見えなかったが、ハイマツ帯ギリギリを登った。
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丸山からの僅かな下りはカリカリだったので安全のためにシートラにした。

昨年は東西両面とも地肌があらわだった鷲羽岳稜線。今年の稜線上は明らかに雪付きが良い。
三俣蓮華山頂でのんびり雪の緩み待ちをしていよいよドロップ。
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山頂直下のルンゼは一瞬傾斜50度。いやぁ、快適快適。
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なんちゃって、立山滑落の悪いイメージを相変わらず引きずっている私は思わず腰が引けた拍子にザックに引っ張られて1ターン目に転倒。何回転かする中、体が上を向いた瞬間にウィペットを打ち込む体勢を作るものの、またザックの慣性で回転。5,6回転ほどしてようやくウィペットを打ち込んで止まることができた。危ない危ない。

さて次は三俣山荘をかすめて黒部源流左岸をトラバース。
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山頂から三俣山荘付近まで雪に恵まれ素晴らしい滑走だった。
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岩苔乗越まではダラダラハイク。
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単独のテレマーカー氏が滑り下りてきた。
今日樅沢を滑り弥助沢を上がってきたようなので話を聞くと、沢割れはしているものの通過には支障はないとのこと。
貴重な情報をありがとうございました。
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岩苔乗越から岩苔小谷への滑走は面白みに欠ける。
昨年いい思いをした祖父岳北面(下の写真の中央)から岩苔小谷に滑り込むことにした。
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今年も期待を裏切らない面ツルザラメが待っていた!
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一番美味しいラインにスラフが出たのがちょっと残念。
きれいな3本のシュプールを並べることはできなかった。
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岩苔小谷右岸尾根から振返ってもう一度ニンマリ。
祖父岳山頂ドロップ絶対お勧めです。
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岩苔小谷へ入ると右岸夏道にスキーのトレースが見えた。
沢割れしていることは間違えないので我々も夏道を行くことにした。

夏道はアップダウンや濃い樹林帯を通過に難儀するので時間がかかった。
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まっちゃんはいつものように小屋を一周してクマに侵入された痕跡がないかどうかをチェック。
今年も無事だったようだ。
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そして温泉三昧~。
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明日はいよいよ赤牛滑走。
祖父岳山頂でまっちゃんが取ってくれた最新の天気予報では明日は強風が吹き荒れるという。
さてさてどうなることやら。

2016黒部スキー周遊①(Day 1&2)

4月30日~5月6日 【赤牛岳返り討ち】
初日)晴れ後雪 新穂高~双六谷二又
2日目)ガス・強風 双六小屋停滞
15/16シーズン 滑走33日目
Weapons/Manaslu, TLT Speed Rad., TLT5 MNTN TF-X
W/Lまっちゃん、寅(ウチの会)
行程/新穂高6:06~7:28ワサビ平7:35~12:15大ノマ乗越~(滑走~シートラ)~13:23双六谷~14:47双六谷二又(泊)
タイムスタンプ付き写真の表示時刻は20分進んでいます。)
*新穂高~秩父沢出合までシートラ
*大ノマ乗越からの下り滑走⇒シートラ
*双六谷沢割れで左岸トラバース
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悪天候で入山できなかった2014年を除きこの数年恒例となったGWの黒部スキー縦走。山頂は踏んでいるのに滑らずに残ってしまっている赤牛岳東面を今年も目指した。
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寡雪はわかっていたが…
雪のゆの字も見えないワサビ平。
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GWにこの光景を見たことのある人は少ないはず…
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ちなみに、まれに見る寡雪と思われた2015年5月5日でさえこれだけ雪があった。
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更には2010年5月1日
この年は下抜戸沢からの巨大デブリの通過を避け、左俣谷を埋め尽くしたSBで簡単に左岸に渡り、雪が厚く残った橋を渡って右岸に戻ったほど雪が多かった。
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橋のたもとを過ぎてからもシートラは続き、ガレガレで歩きづらい夏道の途中からようやく雪渓に出た。夏道では不安定なガレ場歩きと板の通過を邪魔する灌木に苛立ち、軽量化したとはいえ7泊8日分の荷にスキーが加わり肩に重くのしかかった。
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秩父沢出合付近でようやくシール歩行が可能になったが景色はゴマ塩。
例年はこの付近で行く手をふさぐ巨大デブリはその片鱗すら見当たらなかった。
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クラゲ…
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オフトレの甲斐あって昨年よりずっと楽だった秩父小沢。
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大ノマ乗越から双六谷への斜面は予想に反してカリッカリ。エッジが抜けたら間違いなく谷底まで一気にダイブは必至。階段下降で慎重に20mほど落としたけれど雪は緩まず、先々週の立山一の越での転倒がトラウマになった私はでシートラに変えて下りた。滑って下りた二人を長い時間待たせてしまって申し訳ない。
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例年は沢身を淡々と歩くだけの双六谷。
今年は嫌らしいトラバースをしたり側壁を登ったりちょっと素直でなかった。
大ノマ乗越からの下りで二人を長い間待たせたことで精神的に落ち込んでいた私には長くて辛い行程だった。
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テント泊の我々水が取れない双六小屋に行くメリットはなく、当初予定通り二又にC1を設営した。
左俣上部からの雪崩(二又を埋めた実績あり)や左岸尾根稜線の雪庇崩落が怖くてこれまで避けてきた場所であるが、今年はこの通り安心である。
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5月1日 ガス・強風
双六谷二又6:20~7:10双六冬季小屋(停滞)

昨夕から降り始めた雪は朝方止んだが、ホワイトアウト。
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とりあえず双六冬季小屋まで行って様子を見ようということになった。
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11時になっても目の前の双六岳の斜面すら見えず風も弱くならないために、停滞を決定。
(後日知った事であるがこの日単独で太郎小屋を出発し高天原温泉に到達していた強者がいた。そのモチベーションの違いがその後の結果の明暗を分けることになる。)

'16黒部スキー縦走行動概要

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昨年テントの周りをクマにうろつかれて恐怖敗退をした赤牛岳を滑って黒部での山スキーを打ち止めにしようと思っていましたが、そうは問屋が卸してくれませんでした。


4月29日 平湯某旅館で入山祝い
4月30日 晴れ後吹雪    新穂高~双六谷二又(C1)
5月01日 ガス・強風    C1~双六冬季小屋停滞(C2)
5月02日 晴れ       C2~高天原温泉(C3)(三俣蓮華北東面・祖父岳北東面滑走)
5月03日 晴れ・強風    C3~赤牛岳アタック(温泉沢左俣稜線直下で強風敗退・出戻り滑走)~C3
5月04日 雨後晴れ後吹雪  C3~黒部源流(C4) (黒部源流滑走)
5月05日 曇り強風後晴れ  C4~双六冬季小屋(C2) (弥助沢滑走)
5月06日 高曇り(後雨)  C2~新穂高(秩父小沢滑走)新穂高と平湯で温泉と飛騨牛三昧
5月07日 帰宅

天候)
上空の寒気の影響を受けて天候は終始不安定。丸一日の行動ができたのは4月30日と5月2日だけ、5月7日も悪天候が予想された為に予定を1日短縮して下山した。

積雪)
標高の低い地点の積雪は極端に少なく、小池新道、双六谷、岩苔小谷、温泉沢は沢割れと藪露出に依って例年のようなスムーズな通過はできなかった。逆に標高の高いエリアの積雪は昨年より多く滑走に支障はなかった。5月5日はプチパウダー。

左俣林道ワサビ平を過ぎても雪の姿はなかった。この先の小池新道下部も完全に露出していて歩きにくい事この上なかった。
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