灼熱の太刀岡山左岩稜

 7月30日【太刀岡山左岩稜】W/うっちー

甲府の低山里山太刀岡山で真夏のマルチピッチクライミング。
灼熱低山登山という新ジャンルの開拓です。
気温が高ければ高いほど、風はなければないほど、日当たりは良ければよいほど、そして標高が低ければ低いほどそのグレードは高くなります。 

冬山は気温が下がり強風吹き荒れるような条件の悪かった時ほど賞されるようですが、こっちは何故か鼻で笑われること請け合いです。


岩壁の左側稜線を登りました。最後はシングルピッチクライミングでピークにある出っ張りも。
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1ピッチ目はフィンガークラックからスタートし今うっちーが居る中間テラスからハンドクラックへ。スタートのバランスクライミングが核心でしたが、森の中で涼しくて灼熱低山としては失格でした。
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2ピッチ目はダブルクラック抱きつき登攀。左側のクラックは大ガバなのですが足が短い上に足首が固い私は岩に抱きついて両足をクラックに入れるのは楽しくなかった。しかし、ここも涼しくて快適…。
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3ピッチ目は超快適なハンドサイズクラックが終わると私がかろうじてはまらない狭い胎内をくぐって奥壁登り。本来のルートは胎内を通り抜けずに狭いチムニーを内面登攀で上に抜けた後、フェイスを登るようですが、あまりに狭いチムニーの内面登攀をする気になれませんでした。

胎内は当然涼しくて快適。嗚呼、灼熱の地獄登攀はいずこ。
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次の歩き同然のピッチが終わると短いハンド~フィストサイズのクラックを登り、いよいよ期待の灼熱稜線へ出ます。
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私は(うっちーも)あえてトポを読んでこなかったので、変なテラスでピッチを切ってしまいました。テラスの床にカムが3個入いるクラックがありましたが、自分より下に確保器があるのでビレイ中に腰痛再発。
灼熱地獄だったと思いますが、見ての通りお尻がスースーするので快適です。
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あと10m上まで行けば立派なビレイステイションがありました。うっちー、ゴメン。
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このルートの名物ピッチです。
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暑さ?感じるわけないじゃないですか。
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通過はハンドトラバースですがカメラの設定を変える間に馬乗りポーズも。
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登攀終了後はシングルピッチフリーでスラブ遊び。さすがにここは広い岩肌からのてり返しで暑かった。
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太刀岡山左岩稜、最初の3ピッチは全てうっちーにリードしてもらいましたが初級のクラックが楽しめ、残りの5ピッチは爽快な岩稜登攀。そして最後は空身でスラブ登りが楽しめる好ルートでした。その上アプローチも楽。今はさすがに暑いので秋になったらもう一度行こうかな。


登攀中)
ポカリ1L

下山後すぐ)
ソルティーライチ0.5L
セブンカフェアイスコーヒーL
超冷却の不思議なサイダー0.5L
ジャンボアイスクリーム

お腹壊しました。
 

とりあえず腰痛解消

このところの精神的な落ち込みの原因の一つになっていた坐骨神経痛に光と影!!

入院中だった家内のベッドサイドで暇潰しに読んだターザンに載っていた筋トレを過激にやりすぎ、たった二日で坐骨神経痛が発症。朝起きて1時間は痛みで背を伸ばせず、昼になってもハムストからお尻にかけての疼痛が2カ月半も続いた。
さすがに我慢できず整形外科行ったところ、コルセットと鎮痛剤ですぐに痛みが大幅軽減。

しかしレントゲンの結果で将来の憂欝の種がまた一つ増え。
腹筋背筋がんばって発症を遅らせるしかないとか。がんばるぜ、オレは。

なにはともあれ辛かった腰痛が治った消えたお祝いに、長女のダンナからの父の日プレゼントを今日開けた。
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ウマイ!

速報 魚野川釣り遡行

7月26,27日 魚野川本流
 
こんなん2匹と20センチ台何匹か。(釣り師:ほぼ全てたけちゃん)
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後ろに居るのが25センチ級。
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イワナの兜焼き、初めて食った。
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I'm a finetracker.

以前から沢装束はfintrackで固めていましたが、泳ぎの多い赤石沢用にグレードアップを図ってみました。
結局無駄になっちゃったけど
太字が今回の購入品。 )

  
ドライレイヤー)
フラッドラッシュスキンメッシュ(ボクサーパンツ)とフラッドラッシュアクティブスキン上下 
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スキンメッシュは私の全ての登山とチャリに手放せないアイテム。 初めて使った時の感激がまだ続いています。
この写真には写っていませんが使用頻度が特に高いスキンメッシュTeeは2年毎位に買い換えています。
新調したアクティブスキンは未使用ですが、スキンメッシュの実績を信頼。来シーズンからは山スキーにも使うことになるかと。

2'ndレイヤー)
ラピッドラッシュ(ジップネック)とフラッドラッシュ(タイツ )
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ラピッドラッシュ(ジップネック)は汚れが落ちにくいようです。先週1回使っただけでこんなに汚くなってしまいました。 フラッドラッシュでは暑すぎる真夏の沢には使えます、これ。
フラッドラッシュタイツは水中保温性抜群、水流による体温低下をあまり感じさせません。入渓直後の数mですが水中を歩いても足に水の感覚がないのでびっくりします。

3'rdレイヤー)
フラッドラッシュ(ジップネック)とストームゴージュパンツ
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フラッドラッシュ(ジップネック)はもう5年以上使っていますがこんなにきれい。撥水性はもちろんですが厚手なので水中保温性も。 本来の使い方ではありませんが、期間中に必ず雨に遭うGWの黒部横断スキーでは身体を濡らさないためにこれを使用しています。(ゴアアウターを着ていても袖口や首筋から必ず浸水します。) 1週間以上着たきりになりますが、全く臭わない事も驚異的。
ストームゴージュパンツはフラッドラッシュタイツの磨損保護位置付け。

雪山での保温はウェアの中にいかにデッドエアーを溜め込むかが重要ですが、沢の場合は繊維の中にいかに水を貯めこまないかが勝負。といってウェットスーツでは水から上がれは暑すぎるので脱ぎ着が面倒。そういう意味でfinetrackの沢用ウェアは私にとっては代替の利かないOnly Oneです。

このレイヤリングならたき火ができる沢では着替え不要と思ったのですが、火の粉が怖いからやっぱり夜は着替えるんでしょうね。

しかし私ごときが行く沢ではこの3レイヤリングは無用の性能。
ってか暑すぎ。


今夜から2泊3日の釣り系沢旅に行ってきます。
どれをチョイスするのか未だ決まらず…。

すげぇの見つけた!!

【場末のクラブのスーパーセッション】 ☆☆☆☆☆

クラブライブのMuddy Watersを聴きに来たミックが、キースが、そして最後はロンまでもがステージに引っ張り上げられてスーパーセッション。

始めは嫌がっていたミックも最後はノリノリ。





回顧



成し遂げた者たち。

どんな人生だったんだろう。
羨ましくもあり、ちょっぴり哀しくもある。
すごく気になる映像。

曲自体はこちらのLisa Fischer Versionもお勧めです。
4分過ぎからが圧巻。
ミックに円熟という言葉はない。







この曲とは無関係ながら、今夜ちょっぴり元気をもらった。

大スラブ沢 沢登り

7月28日【大スラブ沢】@蓬沢・檜又谷水系
W/(L)せつこさん、D介
林道駐車スペース6:00→6:05檜又谷→7:14前滝沢出合(雪渓処理・檜又谷右岸巻き)→7:40大スラブ沢出合7:55→12:48支稜線(武能岳西尾根)→蓬沢左岸枝沢下降→15:49蓬沢→登山道→16:38林道駐車スペース


この3連休は南アルプスの名渓赤石沢に行く予定だった。
怪我やいろいろな都合でメンバーが次々と減っていく中、直前になって私にまでどうしても外せない用事ができてしまい、ついに山行消滅。ようやくチャンスが巡ってきたあこがれの沢が目の前から消えていきました。

代わりに天候不順で行き場を失くした会員が急遽募集した月曜日帰りの沢登りに混ぜてもらってきました。 リーダーのせつこさんは沢を得意とする会の中でも大御所的存在。初めてご一緒させて頂きましたが、その安全第一の遡行姿勢に大袈裟に言えば感銘のようなものを受けた気がします。

蓬沢右岸林道の入渓点。数台駐車可。
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踏み跡を辿り蓬沢に架かる橋で対岸に渡り尾根をトラバースすると駐車場から5分で檜又谷へ出る。
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檜又谷は基本的にはつまらないゴーロ歩き。
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ミニゴルジュを通過すると
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右岸に一ノ沢が合わさる。
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大物が潜んでいそうな釜を持つ滝もあるが、残念ながらこの水系の魚影は非常に薄いとの話。
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二ノ沢出合。
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あれ~、もしかしたら…
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悪い予感的中。しかしここまで大きいのが残っているとは…。
先行き不安。
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手前の黒々と見えている雪渓が前滝沢からの押出し。厚い部分はまだ4,5mあります。
その先に白く見えているのは本流に残った雪渓。
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私なら安易に雪渓の厚そうな部分を選んで上流へ向かって歩いてしまうのですが、百戦錬磨のリーダーが十分時間を掛けて出した結論は厚い押出しを使って右岸に渡り、右岸を巻き。夏の雪渓と言えばかなり安定している剱沢や長次郎谷のような大雪渓しか経験がない私はこうした小さな雪渓の処理にもう少し気を使わなければいけないようです。

大スラブ沢を確認して巻きを終了し、本谷へ下りました。
大スラブ沢は南向きなのですが、まさかこの沢まで雪渓に覆われているのではないかと気がかりになっていたのですが、少なくとも下部には見えていません。
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本流は出合から上流側もびっちり雪渓に覆われていました。
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大スラブ沢に入るとすぐに15m大滝のお出まし。
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傾斜は立っていますが、目で追う登路はⅢ級でしょうか。エキスパートたちからこんなトコじゃロープは出しませんと言われる事を心配していましたが、
「出さないわけないでしょ。」

メチャクチャぬめっている事もあって途中ハーケンを3か所打って慎重に抜けました。
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年に数回しか沢に行かない私にとって、沢靴のフリクションがクライミングシューズほどには自分の感覚になっていないので、滑るんじゃないかと恐る恐るフォローしましたが問題はありませんでした。ガバと安定したステップが必ずあるのでひどいぬめりさえ除けば登攀自体は簡単です。 

滝上の50mロープで届く範囲にはビレイ支点となる灌木がなく、ハーケンで支点構築。
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滝上には40mのスラブ滝が待っていました。 傾斜は強くありませんがスリップしたら今登った大滝の下まで転落してしまいます。
「せつこさん、このままD介に継続してもらってもう1ピッチ伸ばしませんか?」
「当たり前でしょ。」
 
40mスラブ滝を登り終えると、次は5mほどの小滝です。簡単そうに見えましたが落ち口直下のトラバースの足場がぬめり、打ったハーケンもしっかり決まらないため左岸を巻くことになりました。 ムーブを起こす前には必ず身体を安定させ、「滑らない事を祈って…」というムーブをしないせつこさんの姿勢、見習います。 スポーツクライミングじゃないんだからそうしなきゃいけないことは頭では分かっている事ですが、それを確実に実践する事は容易ではありません。
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沢登りはここまで。ここから先は乾いたスラブ登りの始まりです。 (と思っていました。)
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同行者二人はアクアスティルスで来ましたが、フェルトソールしか持っていない私はここでクラッククライミングに使っているクライミングシューズ(=サイズ大)に履き替えました。濡れているところへ恐る恐る踏みだしてみましたが、意外なほど滑りません。
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水流皆無と書かれた記録も散見されましたが、梅雨のさ中とあって水流は消えず半分濡れたスラブの登りになりました。その上、逆層…。

ルーファンを含めて慎重な登りが要求されます。
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しかし、クライミングシューズの威力はフェルトシューズとは大違い。小さな所へ立ち込めるのでなんの不安もなしにスラブ登りを楽しめました。 その代償として今回はフェルトシューズとクライミングシューズとアプローチシューズの3本立て。やっぱりアクアスティルス買おうかなぁ。

断層地形と呼ばれる場所。これが一挙にずれたとしたらどれほどの地震が起きたのでしょうか。
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上の写真で分かるように片斜面になっているので少し左へ寄るとようやくウェットスラブから逃れてすっきりしたドライなスラブになりました。
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対岸に架かる大滝沢の連瀑部。
せつこさんはこの沢の遡行を視野に入れていたようですが、多くの大滝がハングしている上に深いV字谷なので高巻きすら困難そうです。(拡大できる写真があります。必要な方はご連絡ください。)
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上部の3つ又は一番藪漕ぎの少なそうに見えた真ん中を選択。
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この先の分岐は藪が薄そうな右を行った。
ただでさえ急斜面の藪漕ぎが下手クソな私はフラットソールを履いている事もあって大苦戦。 滑落の恐怖ですっかりパンプしてしまいました。

「常吉さんって元々藪山出身じゃないんでしたっけ?」とD介あきれ顔。
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支稜線が近付いてようやく平和が訪れました。
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武能岳北峰西稜1630付近に到着。 赤とんぼの群れが迎えてくれました。
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ここからは武能岳北峰まで藪を漕いで登山道で下山するか、西稜の1570付近から北西に派生する蓬沢の枝沢を下降するかを前以って選択肢としていましたが、北峰までは「まだあとひと仕事」の感があったので沢の下降を選択。
地形図で見るよりずっと痩せた尾根上のササとシャクナゲの密藪を漕いで1550付近から沢を下降しました。途中数mの滝の懸垂が1回ありましたが、苦労なしに蓬沢の920m地点に到着。少し下流で右岸の登山道に上がって今朝の入渓点に戻りました。

今回は全ての局面をせつこさんにリードして頂き、背後をD介に守ってもらうお大名登山。100万トン級超豪華客船に乗ったかのような遡行でした。ありがとうございました。

滅入った日

自分の健康疑惑、家内の健康疑惑に加えて、一時回復していた母親の具合の悪化。

今日病院から帰ってきてずっと剱のクライミング記事を読み漁っていた。
白と緑と群青色。
今年はDフェース登りたい。
ちょっと前まで賑やかだったのにある時から全く更新されなくなったブログが何と多い事か。

今の手持ちのより少し長めの小継ぎ渓流竿購入。
お気に入りだったダボダボグラミチパンツをナローパンツに宗旨替え。
貧乏臭く摺り減っていたTeeシャツを何枚か更新。

秋は京都旅行に行くことにした。




20日追記 もう来た。
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クラック、潮時。

7月16日【湯川】
W/横チン、うっちー、めぐ、JECC姫

何でレストできるの?
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クラックなんてほとんどやったことないのにフィンガーを平気でリードしちゃうめぐ。
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あれよあれよでRP!! 遠慮とか謙譲ってもん知らねぇのかよ、おめぇーは。
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オレっすか?

このひと月に3回も来りゃぁ、いくらオレでもそりゃ安定するわな、ワナ、罠。
もう予定を入れてしまった8月までやってクラックはお終いにするつもりです。


お話変わって…。
翌日は通院の合間の午前と午後の2回立岩までの踏み跡を走ってから某大手山岳用品店へ行き、今季幾つか予定している濡れ沢用の下4枚、上4枚のfinetrackレイヤリングを完成させました。 これでもう泊りの沢での着替えが要らんかもしれん。焚火さえあれば。

トレーニングのご褒美とかでBD Storm ( '14 Model 160ルーメン)を頂いちゃいました。お店からじゃなくて個人的にですけど。 これで茂み中の狸を照らすと、目が光るんじゃなくて身体全体が見えちゃうという大光量だそうです。
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下は昨年個人輸入したRevolt。
160ルーメン・IPS7級 Vs. 110ルーメン・IPS4級。
アルパインにはStormで沢ではRevolt、かな。

情けは人の為ならず。
これからもよろしくお願いいたします。


増やせ、平日山仲間

 7月15日【立岩】小川町腰越

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先日某大手登山用品店に沢用品を漁りに行った時、もう何年もお世話になっている(元)名物店長さんから平日暇なら一緒に遊びましょうよと誘って頂きました。

今日は元店長さんの他、平日に自由が利く方々5人に混ぜてもらって地元の立岩で岩登り。
何年か前に一度だけ登って苦労した西面の10cや先月ツヨシがムーブを発見した北面のルートをスムーズに登れて満足。
今まで登る機会のなかった東面のきれいなクラック(ハンド~フィスト)は惜しい事にとても短いのですが、左側が30cm位オフセットしているの正対できず、いい練習になりました。

自宅から岩場まで30分未満、交通費ゼロ、週に2度でも3度でも来たかったのですが、これからはちょくちょく来られるかも。

明日はいつもの人達と湯川クラックです。

赤岩沢敗退記

7月12日【山渓取材山行 奥鬼怒集中沢登り】
W/D介(L)、ぐっちー、ハタぼー

所属山岳会の奥鬼怒集中沢登りの一環で赤岩沢↑、魚沢↓の1泊沢登りに行ってきました。
暑い時期限定、明るく開けて虫のいないグラビア沢が好きな私にとってウチの会の沢登りはちょっと敷居が高く、これまでほとんど参加した事がなかったのですが、今回珍しく易しい山域での集中沢登りが企画されたので参加させてもらいました。会としては地域研究と銘打っていますが、当パーティー的にはTakeshi・けもコンビが直登した2段50m滝のトレースが狙いのようです。

山スキーをしたくて入会したのにすっかり沢屋になってしまったD介(L)、ヨセミテから帰国したばかりの13クライマーぐっちー、学生時代オリエンテーリング漬けだった(=読図達人)ハタぼー、「大船に乗って」ってぇのはこの事ですな。ちなみに私は最重要任務である朝食担当を任されました。 オレってすげーな。
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ところで、源泉の異なる混浴露天風呂が12もあって若い女性にも人気があった女夫渕温泉は東日本大震災の被害で廃業してしまったそうです。湯量、泉質、ロケーション、どれをとっても素晴らしい温泉だったのでとても残念。当時の様子は元すっちーさんの混浴露天風呂体験記に詳しく載っていますので興味のある方はご覧ください。

一般車の入れる最終地点女夫渕無料Pから黒沢沿いの荒れた林道歩きのアプローチ。
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林道脇に掛る見事なまでに赤いスラブ滝。眼鏡を掛けた鯛に見えませんか?
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左眼下に堰堤ダム湖が見えると林道は川床へと下ります。ダム湖にそそぐ2本の沢が黒沢と赤岩沢です。
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バックウォーターからたった20m上流が赤岩沢入渓ポイント。しかし、あんまり期待が膨らまない渓相です。
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ぬめるゴーロをほんの少し行くと大きな堰堤に行く手を阻まれました。林道はこの堰堤の工事用だったのですね。
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白く飛んでしまいましたが右手に写っているのが堰堤。
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2つの堰堤をまとめて越えてからいよいよ沢登りですが、こういうスッキリしたところは少なくて、
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大体がこんな感じ。倒木で美しくないし、何より鬱陶しくて仕方ありません。
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私と20も30も違う同行者達の遡行スピードに付いて行けるわけもないのですが、ジジーがこけた時のためにD介かぐっちーのどちらかが必ず私の後ろに居てくれました。 Thanx!!

つまんねぇ沢だなぁ、やっぱ沢はグラビアルートに限るぜ、と飽きてきた頃右岸から掛ってくる大きな滝が見えました。
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水量は右の方が間違えなく多いのですが、沢床はこの滝のある左の沢の方が低く、しかもその方向は西向き。私やD介がどちらが本流か検討している間にプロ読図ニストのハタぼーは迷うことなく右の水流を先行していきました。この沢のように変化の乏しい地形でも常に現在位置を把握しているからこそなせる技。

枝沢の出合を過ぎるとようやくスッキリした沢登りになってきました。
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そして最初の2段50m大滝のお出ましです。さー、楽しくなるぞー。
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ところがここでハプニング。

この少し下で倒木か何かに手を着いた拍子に手のひらを深く切ってしまって出血が止まらないとD介。見ると岩に血が点々と続いています。少しすれば止まるだろうと大休止したのですが、1時間弱経っても止まる様子がなく、大事を取って遡行断念を決定。
でもまだ時間も早い事だし、残りの3人で大滝だけ登っておく事にしました。 (残念ながらぐっちーが狙っていた2段50m大滝ではなく、下流側にある2段50m大滝。)

1段目は水流右手の階段状を簡単に登り、2段目基部へ上がるとまだロープは不要。

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傾斜の立つ最後の25mの基部まで来てみると、この上も簡単そうに見えましたが折角ロープを持ってきているので使って登る事にしました。
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登り自体は簡単でしたがぬめって滑るし高さがあるのでここはロープを使って登った方がいいと思います。
途中に残置ハーケン1本あり。
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滝上左岸にあった残置スリングの掛った頼りない灌木に3人がぶら下がっての懸垂準備はとても気味が悪いものでした。
50mシングルロープでの懸垂は当然下まで届かず、最後の数mはクライムダウン。 念のための安全工作しておいてくれたぐっちー、サンキュー。

大滝登攀から戻ってきてもまだD介の出血は止まらず。
一抹の期待を抱いていたのですが素直に下山する事にしました。

バックウォーターに無事下山。
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前泊、後泊の二夜連続宴会。今回もまたカロリー超過多山行になってしまいました。
今回の集中遡行はどういう形かは知りませんが山渓に載る事になっていたらしいのですが、これじゃ当Pはペケですね。

☆ D介隊長、週末までには気合で治してね! 
☆ 大滝特攻隊長ぐっちー、あんなに歩くのが遅い私の後ろをずっとフォローしてくれてありがとう!
☆ 読図プロハタぼー、勉強します!

通電?

ったく、何やってんだか… 
                                                                                  photo ダレ?? 
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そんなこんな、みなさま来季も見捨てずヨロ…。

おNew

7月7日 【またまたお釈迦】

先月まで使っていたLUMIX DMC-FT20とその前任者のFT1  (COOLPIX L23で撮影)
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約4年間活躍してくれたFT1はポケットの中でのビーコンとの小競り合いの果てにレンズカバーが破損。
FT20は私の手落ちで先月過失致死。可哀想にたった1年ちょっとの命でした。

山スキーだけなら一般機でいいのですが、沢での使用を考えるとどうしても防水タフカメラが便利です。
今までの防水カメラで一番不満だったのは 一万円以下のコンデジにも劣るレンズの暗さ。
日の差さない沢でピンボケを量産していたので、今度は開放値重視で機種選定をしました。

COOLPIX AW120  広角24mm端でF/2.8。 (COOLPIX L23で撮影)
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防水18m、対衝撃2m、耐寒-10℃、防塵機能とタフネス要件もほぼトップクラス。
ブロガーやSNSユーザーに便利なWiFi搭載。一見不要と思われるGPSや電子コンパスも使いようかもしれません。
派手な色は沢や雪の中で落した時に目立ちやすい事を考えて。

F/2.0を誇るOLYMPUS STYLUS TG-3 にもかなり惹かれたのですが、先月出たばかりとあってまだまだ高価。
たかが私の撮るブログ用写真なので自重しました。

ガサツな性格ですぐに傷だらけにしてしまうので今回はシリコンカバーも購入。 (COOLPIX L23で撮影) 
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連写機能も充実しているのでスキーシーズンにも期待。 (AW120で撮影)
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ハルゼミとオオルリが競演する新緑の森の中で

7月2日【少しずつ、僅かずつ】@湯川
W/横チン、みつえ、ウッチー、JECCマドンナ

貴重な晴れ間を逃さず湯川でクラック修行。

横チン、サイコキネシスRP!
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バンパイア再登。
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みつえさん、クラック2回目にしてデゲンナー、無名10a、フォーサイトすべてノーテン完登!! だったような。
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クラック2ヶ月目のJECC秘蔵っ子もフィンガーバシバシ完登!!  モチベーションの高さに圧倒された。
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常吉(全てTR )
デゲンナー:○(ヒヤヒヤ)、△(1フォール)、はな○(安心)
無名10a:△(3テンション) 
コークスクリュー:○(安心)、はな○(鼻歌)

3ヶ月ぶりだった先々週はもうクラックなんか止めようかと思うくらいの出来だった。
本日は少し進歩。コークスクリュー2便目とデゲンナー3便目は十分満足いく出来。(とか言ってもTr。)

2,3ヶ月に1回とかじゃなく、集中的にやれば多少はできるようになるかもしれないと思えた今日。
少しずつ、僅かずつ…。

ゴルジュ突破訓練

6月28日【社学合同ゴルジュ突破訓練】@湯沢

この夏、以前から行ってみたかった沢に誘ってもらっているので、その準備として会のゴルジュ突破訓練に参加してきました。うちの会と、その人材輩出団体の感が出てきた早大ワンゲル部6名との合同で、総勢30数名の大規模訓練です。

ここ1,2年の間に入会した方々から「なんでSさんが沢訓練なんかに来てるんですか?」と不思議そうに聞かれましたが、私だって明るく開けて・虫がいなくて・泳ぎがなくて・滝がない沢だったら行くんですよ。 

ザック担架を作っての搬出訓練。
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救援者が3人以上居れば十分使える技術でした。
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みんながスリングの長さ調整に手間取っていたので、
「ホレホレ何やってんの、ツーハーフヒッチ使えば簡単だぜ!」
って鼻高々で実演したら失敗しました…。

実際ウチの会での沢の事故は件数・率ともに岩、氷、雪に比べて格段に高いのでいろいろなレスキュー技術の引き出しを増やしておく事が必要です。

ソロ渡渉。もちろん渡れる人もいますが、通常はこの水流ではやりません。
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末端交換三角法。確保者がきちっと行動できる場合、固定ロープよりずっと安全です。(固定ロープに確保を取って転倒した場合起き上がるのはかなり困難。)
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大勢でのスクラム渡渉はバランスを崩した人のリカバリーには効果的ですが、両隣りの人との干渉があるので行動の自由度が阻害されます。私は二人で互いの腰のハーネスを掴み合って渡るのがいいかな。
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午後は数人ごとのパーティーに分けてミニゴルジュ突破訓練。各パーティー思い思いのルートを取ります。 流れの真ん中に見えているのはザックピストンの復路のザック。次の人がまたこのザックに掴まってトップの所まで引き上げられてきます。
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水線上をへつるパーティー。
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私達のパーティーはへつり泳ぎ。泳げない私はライフジャケットを着ただけでなくザックの中にはビーチボールを膨らませて臨みましたが、水流に負けて何度も剥がされ、最後はロープで引きづり上げてもらいました。  
Photo いず
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連結ザックピストン。複数の人がロープに括りつけたザックを浮き輪代わりにしてトップに引っ張り上げてもらいます。ザックピストンは楽チンだし泳ぎに自信のない人も悲壮感ゼロ。引っ張られている人は完全にレジャー感覚になってニッコニコ。
オレ、これ専門がいいな。
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水流からのハング登攀はザックに満ちた水の重みに背中を引かれて大変です。
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いやぁ、楽しかったぁ。
ちなみに翌日私のパーティーは万太郎の沢に入る予定でしたが、前夜はしゃぎすぎてひどい二日酔い。
朝方の雨をいい事に深谷CVに行ってインドアクライミングで遊んでました。
7月は沢名人たちと何回か長めの沢に行く予定です。

Memo
下)スキンメッシュ、速乾ボクサー、4DM(コンプレッションタイツ)、フラッドラッシュ、ストームゴージュパンツ、雨具

上)スキンメッシュ、冬用厚手速乾ロングTee、フラッドラッシュ、雨具、ライフジャケット
これだけ着ているとさすがに余り寒くないが、4DMは保水が多いので沢には不向き。ライフジャケットは消耗品覚悟で空気注入型がいいかもしれない。