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ふじ居

8月30日【御料理 ふじ居】@富山大学付属小学校そば

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今夜は鮎で有名な店でって聞いた時は、せっかく富山に来たのにちょっとなぁって思ってたんですが…

素晴らしかったです、この店。
この歳になると食で感激する事も減ってしまって悲しいんですが、今宵は感激…。心配した鮎尽くしじゃなくて美味しい海の幸もいろいろと。

帰宅後WEBで調べたら若いオーナー板さんは「富山料理界のエース」とも評されているようです。

見た瞬間はえっっっーーーっクチボソかいって思ったんですが、神通川の天然アユは小ぶりだそうです。
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口もヒレも躍動する姿もまるで急流に向かって泳いでいるかのような演出。
アユの味が分からない私なんかに出すのはもったいない逸品なんでしょうね。
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「ダンナさん、京都で修業したでしょ?」
「はい。」
私、もう鼻高々ですわ。

海の幸の素材自体がウリの富山にあって、料理がウリの店って言ってもいいかも。
また寄らせていただきます。

おまけ 
神通川の泥鰌。
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いい気持ですっかり寝入っていた深夜1時過ぎ、扇沢に着いたカオリンから電話がかかってきて互いのアプローチや必要なギヤについての情報交換。

今日別山乗越辺りで2人の頭上飛んでたの見えたかなぁ??

プチ遭難顛末記

8月25,26日【三つ峠山屏風岩 岩トレ】快晴
W/ももちゃん

ももちゃんと三つ峠に岩トレに行ってプチ遭難を引き起こしたので報告します。
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ももちゃんとはジムで毎週毎週一緒に登っているのですが、未だ外ではロープを組んだことがなかったのでギアの確認とマルチ手順のすりあわせをしておくことが目的でした。

夏の本番シーズンなので岩場に人影はないかと思っていたのですが、いるんですねぇ、7,8パーティーが入っていました。暑い低山なのにハイカーも大勢。

まずは一般ルート中央(Ⅳ+ ☆☆)でももちゃんのお手並み拝見。 とか言ってたらフォローのワタシ、大勢のギャラリーの前で落ちましたわ。
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第一バンドまで登ってからの2ピッチ目は私のリードで「クーロアール」(Ⅴ ☆☆)につなげました。 文字通りクーロアールを直登するのですが、微妙な部分もあって面白いルートでした。キャメ#3使用。
ももちゃんは核心の一手以外は意外なスピードでフォローしてきて、なんだよっ!?ってな感じ。

会の先輩に鍛えられてアルパインも谷川2本と八ツ峰Ⅵ峰Aフェースで経験済み。マルチの手順も岩登りも問題ない事が自分の目で確認できたので次は少し難しい観音右ルートをリードしてもらうことにしました。

取り付きから見上げる観音ルート(Ⅴ- ☆☆)
ハングで頭を抑えつけられてから左のカンテに移る所が核心でしょうか。何度もムーブを探ってみるのですがなかなか決心がつかない様子。
「ももちゃん、代わろうか?」
降りません!
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絶対グランドフォールさせないためにこっちもビレイに力が入っていました。Titsutoge_momo_0008.jpg 
ちょっと緊張させられましたが、ムーブをきっちり解決してA0をする事もなく登って行きました。 パチパチパチ…。ただし、目の前のピンの位置ではなくルート全体の方向を観察してロープを掛けようね。

第一バンドからは十字クラックかNo.10.5クラックにつなげて登るつもりでしたが、幾ら目を凝らしても残置支点が見えません。整理されてしまってオールナチュプロになっていたらカムが足りなくなるかもしれないので今回はパスして懸垂。

最後は中央カンテ4P(Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ+,Ⅳ ☆☆☆) 
核心のクラック(3ピッチ目Ⅳ+)をまだリードした事がないということだったので、奇数ピッチももちゃん、偶数ピッチ私のオーダー。

2ピッチ目をフォローのももちゃん。
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核心のピッチもちゃんとキャメを決めて余裕で登って行きました。私はセカンドだったので側壁を封印して手足ともクラックだけで登ってみましたが、やっぱ下手糞。

そして高度感たっぷりの終了点。
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明日もここで練習なのですが、アプローチでのトレーニングも兼ねて一旦下界へ下りることにしました。

下山が遅かったので1000円の元を取って温泉寺を出た時はもう8時。今から買い出しをしてBBQとかするのが億劫になったので今宵の寝ぐらから30分ほどの所にあるほうとう屋さんを目指して歩いていると…、

「**さん、ここちょっと気になりません?」
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実は私も民家そのまんまに大きな看板だけ出している奇妙な外観とか、停まっている半端無い車の数とかに目が釘付けになってました。でもまさかこんな居酒屋好みじゃないだろうと思って黙っていたんですが、嬉しい事にオヤジ系たっぷり入ってたんですね。

いやぁ、大正解! 安くて美味いものとお酒が好きな方は騙されたと思って是非に!ただ、地元客で満席の可能性大ですが。

ももちゃんセレクト。
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しかし1本道だったはずの帰路、なぜかロスト。人気の絶えた街をキツネにつままれた気分で1時間も彷徨ってなんとかBC帰着。
地形図もコンパスも持ってないし、もー遭難かと思いましたよ。


翌日もおんなじような練習だったので省略しますが、2日間も岩トレやるとさすがに飽きちゃうのでアブミでも持って行けば良かったなぁ。

おんぼろ市

8月23日 @秀山荘

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現場監督さんには敵いませんが…。

広報活動

8月22日【魚金バル】池袋

From a bottom to THE TOP of the Tops .
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14,5万人vs …
とまでは言わんけど,誠実に生きて来たからこそ.

人生いろいろやねぇ.
いえね、再就職の話なんで気にしてもらわんで結構ですから。

剱打ち上げ

8月21日【和さび】池袋

チンネ成功の姫剱尾根成功のjuqchoさんと剱打ち上げと称した飲み会。直前まではっきりしなかった私のスケジュールで2人を振り回しちゃいました。ゴメンなさい。
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ここは瀬戸内の雑魚が売り物。
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〆鯖美味い!
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他の写真はjuqchoさん用にとっておきましょう。

店の子にも手を出すエロ爺いです。
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終電で寝いっていた帰路、乗り過ごしたと勘違いして途中の駅で飛び起きてタクシーの散財…。考えてみりゃ我が家は終点なんだけどなぁ。

姫、juqchoさん、
楽しいひと時でした。今度は沢でやりたいね!

豆焼沢 おんぶにだっこの沢登り

8月19日【豆焼沢】晴れ
W/マッキー(L)、スガー、藪漕ぎジョニ (以上熊谷山旅会)

出会いの丘6:15→(作業道)→6:55トオガク沢7:05→(作業道)→7:25豆焼沢入渓点(トオの滝手前)7:55→13:30登山道→13:50雁坂小屋14:45→17:20出会いの丘

4時ごろから沢屋さん達が出発して行く中、我々はのんびり朝食をとって6時過ぎにようやく出発。日帰りに変更したのでトオの滝手前までは作業道を使うことにしたが、酔眼のせいかヘリポート先にある作業道の入り口を見落としてしまい、一瞬迷う。

コンクリートで塗り固められた可哀想なトオガク沢を鉄製の橋で右岸に渡り更に進むと作業道はいつのまにか踏み跡に変わっていった。
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トオの滝手前の入渓点に到着。6,7人の先行Pが丁度出発していったところだった。
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さて、遡行。用がなくとも水遊び。
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泳ぎ、泳ぎ、泳ぎ。
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あっちでも、こっちでも。
まだ日が当らないので実は寒いんですけど、これがオトナの酔狂。
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この滝は後続が滝の中をシャワークライミングできるようにマッキーが水流脇を登ってロープをセットしてくれたのですが、結局みんな水勢と寒さに負けて水流脇を登ってしまい、マッキーがっかり。
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この沢の大滝。がんばれば我々でも登れそうに見えました。←いちいち本気にしなくっていいっすから。
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見事な両門の滝。
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すだれを登るとその上には思ってもみなかった素晴らしいナメが続いていた。間違えなくこの沢のハイライト。 やっぱ沢はこれだ。
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藪漕ぎジョニが右端の一番強い水流を突破。左側を登ればほとんど濡れずに済むのですが、先に登られちゃみんな続かないわけにはいきません。
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水枯れ近くなると奥秩父らしい苔むした渓相。いい雰囲気です。
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詰めの沢を1本間違ってちょこっとだけジョニの出番がありましたが、やっぱ生き生きしてたなぁ。
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トイレの中を通る不思議な登山道は長かった。
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「ねぇねぇ、今どこ?」
「これってどっち行くの? へぇ、そうなんだぁ。」
「えっ、最後は稜線じゃなくて登山道に出ちゃうんだ。」

意識はしていませんでしたが先週の剱のクライミングで神経使ってたんでしょうね。まじめに下調べをする気も起きず、山旅会の皆さんにおんぶにだっこの沢登りをさせてもらいました。

次回は室堂で宴会って話してたんですが、雷鳥荘もみくりも室堂山荘ももう満室だって。
ブーム、極めたり…。

宴会メイン 豆焼沢

2012年8月19日【宴会系沢登り】 豆焼沢@奥秩父 晴れ
W/マッキー(L)、スガー、藪漕ぎジョニ(以上熊谷山旅会)

沢中1泊宴会メインの沢登りをやりたかったんですが、雷雨の予報で前夜P泊日帰りで行ってきました。

気の置けない仲間達との久々のこれが目的…。
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翌日はこんな事もしましたが、まぁおまけです。
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雁坂小屋でも…。
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次回は室堂? 今年は降ってくれるかな?

2012年 剱クライミング 下山編

2012年の夏休み、姫とチンネ左稜線・八つ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルートを登った記録。

【8月11日下山編】 快晴 W/姫
剱沢野営場5:50→6:35剱御前→7:55雷鳥平→8:55室堂TMNL9:40→立山駅

登山者の誰もが雨を覚悟していたこの日の朝。
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どこまで晴れ男やねん…
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薮内、喜多、今度は山頂で会おうな!
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つまらない雷鳥坂でなくて室堂平をハイキングしながら下山するつもりだったのに、間違えた…
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何故か皆が一流登山家になりきっちゃう剱沢とは違って朝の雷鳥平キャンプ場はいい雰囲気。みんなのーんびり。
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未練がましくバスの中から最後の一枚。(右端) 秋も来ちゃおうかなぁ。
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姫、1年半ありがとう!!
次回は富山でゆっくり飲もうね。
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2012年 剱クライミング 八ツ峰Ⅵ峰Cフェース編

2012年の夏休み、姫とチンネ左稜線・八つ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルートを登った記録。

【8月11日八つ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート編】 曇り一時雨 W/姫
某岩場5:00→5:10八ツ峰Ⅵ峰Cフェース取り付き5:40→8:37Cフェースの頭→10:20Ⅴ・Ⅵのコル→11:00某岩場(テント撤収)12:05→15:40剱沢野営場(泊)

某岩場の目の前がⅥ峰フェース群。
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BCから取り付きまで10分というお手軽さ。
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2年前はとんでもない渋滞に巻き込まれたのですが、今回は2時に剱沢Cを出て来たという気さくな3人パーティーに続く 2'nd Raw ゲット。 Photo 姫
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剣稜会ルートの正規取り付きはもっと奥ですが、雪が覆いかぶさっているためここからのスタート。(クライマーは先行P) Photo 姫
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ちなみに2週間ほど前に現場監督さんjuqchoさんも同じ所から岩と雪の隙間を登っていますが、雪の融解が進んだために私たちは濡れずに済みました。
 
正規ルートでないため支点の様子が分からないのでまずは私から。支点は少なめでしたが簡単なのと、この後の後続の大混雑が見え見えなので今日はランナウトしてとっとと登りました。Photo 姫 
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先行Pが短く切ったので仕方なく私もそこで姫を迎えました。そろそろ後続パーティーが集まり始めたのが見えます。
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2P目リードの姫。朝一のリードでちょっと堅さが出ています。このピッチもまだ先に伸ばせましたが、様子が分からないので今日も安全サイドをとって短く切ってもらいました。 後続Pは姫の1mほど脇を通って更にロープを伸ばしていきましたが、Cフェースは残置もビレイ支点も沢山あるのでロープさえ交差させなければこうしたOver Take もありでしょう。
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Ⅵ峰目指して雪渓上をクライマーが続々と登ってきます。
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この辺りから正規の剣稜会ルートに合流したのですが、何ピッチ目だったか覚えていません。剣稜会ルートはピンがベタ打ち。適当な間隔を選んで使います。Photo 姫
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これから核心のナイフリッジのトラバースに入ろうとする姫。この辺りは非常に高度感があり、爽快なピッチです。
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そのナイフリッジをフォローする私。剣稜会ルートの一番の見せ場です。実にいい写真撮ってもらっちゃいました。 

本当は姫のこの写真を撮りたくて私がリードするつもりでしたが、変形ピッチのオーダーの関係でこうなってしまいました。ただ、姫はここをリードしたおかげで剣稜会ルートの好感度が大幅にアップしたようです。Photo 姫
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そして終了点。
分かりますよね。CフェースのC。 でも逆じゃん!
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下山は踏み跡を適当に辿って懸垂支点を探します。もう何度も来ているというのにどこに支点があったのか正確な記憶がありません。Photo 姫
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こんな所を下りるのはクライミングよりよっぽどスリルがあります。心の隅の不安感が堪りません。Photo 姫
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ここは前回まではクライムダウンしていたのですが、今回は安全を期してシングルロープで懸垂しました。Photo 姫
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ちなみに支点は結構ちゃち。使えるスリングを慎重に選んで残置ビナを掛け替え、動荷重を掛けないように気を使って下ります。
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25mで僅か届かない所に昔の懸垂支点を見つけました。2002年に初めてDフェースを登った後、ここを下りた時も敬遠して使わなかったくらい由緒正しい懸垂支点です。今回はこの数m上の生きた灌木に作られていた新しい懸垂支点を使ってⅤ・Ⅵのコルに下りました。(2002年の時はコルまでクライムダウンしましたが、それは自己判断という事で。) Photo 姫
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ここからの懸垂下降は途中で何度かロープを投げ直さなければならないことを覚えていたので、Topの私はフリクションノットでバックアップをとって下りました。必ず作業があるのでいちいち仮固定をするよりは効率的です。

明日は1日中雨予報、それも雷雨とか。
早くもポツポツ降り始めた中、急いでBCを撤収し安全圏である剱沢Cへ避難開始。Photo 姫 CIMG5152.jpg

ようやくたどり着いた剱沢小屋でビールを買っていたらCフェース登攀後八つ峰上半~本峰と回って帰って来たという朝イチのパーティーとバッタリ。この天気をものともしないガッツに称賛!

逃避行の艱難辛苦が私を190cmに成長させてくれました。 Photo Friendly Stranger
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うっめぇーーー。       Photo 姫

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納骨

8月17日 

Poohちゃんの大先輩。
逝ってしまった後もトムは14年間、マグも8年間、我が家を見守ってくれていました。
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もうそろそろ、って家内が言ってくれたので、今日納骨。 
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トム親分1998年11月23日逝去
子分マグ2004年01月02日逝去

R.I.P.  

永眠半年前のマグ。
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人生を豊かにしてくれたね。

  

2012年 剱クライミング チンネ登攀編2

2012年の夏休み、姫とチンネ左稜線・八つ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルートを登った記録。

【8月10日チンネ登攀編2】 快晴 W/姫 快晴一時ガス
某岩場4:10→5:20池ノ谷乗越5:30→6:20三ノ窓6:40→6:50チンネ左稜線取り付き7:15?→14:30チンネの頭14:50→15:40池ノ谷乗越→16:30某岩場(泊)

微風快晴! 3回目のチンネ、今回もまた最高の登攀日和が迎えてくれました。
いよいよ剱ブルーに向かってClimb On !!   Photo 姫
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そして2ピッチ目は姫にとって記念すべき本チャン初リード。チンネで本チャンデビューってちょっとうらやましいかも!?  慎重にルーファンとナチュプロのセットを行い、確実で危なげないクライミングで登って行きました。

後でトポを読んだら50mいっぱい伸ばせるピッチのようでしたが、私はトポなんか持ってこないどころか読んでもこなかったし、前に登った時のことを覚えていられるわけもなく、安全サイドを取って最初に出てきたビレイポイントで切ってもらいました。
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三ノ窓氷河を背負って登れ。というわけで今年からは正しいアルパインクライミングです。去年までのは残念ながらただの本チャンかも。 JOKEにつきクレーム不要。 Photo 姫
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本来2P目の後半となる3P目のフェースを私がリードして姫を迎え、そのままロープを引いて右手にあるルンゼに入り、ピナクルを背にした印象的な4ピッチ目のビレイポイントに入りました。   Photo 姫
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その頃には先行Pはもうあんなところまで行ってしまいました。我々より4ピッチくらい先でしょう。
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我々が幾ら遅いったってここまで差が付いちゃったのには理由があります。

今回のテーマは
「残置を追うルーファンをしない。」
「積極的にナチュプロを使って極力ランナウトをしない。」 
の二つでした。

『ピンを探さずに初登者の気持ちになって岩場の弱点を追う』
これは私の山友で(というと余りにも生意気ないい方になっちゃいますが)、今も登山史に残る初登争いの果てに「第2登おめでとう!」と言われちゃったKAさんの言葉なのですが、今回姫にはこれを実践してルーファンの練習をしてもらいました。
登攀自体簡単なチンネでナチュプロを多用した意図は総集編に書いたとおりです。 

本番でこの二つの貴重な経験を積むことができた事は非常に満足していますが、逆にその為に時間がかかってしまったのも事実です。まぁ、ルートが空いていたから出来たこその幸運ですが。

4ピッチ目は急なフェイス。何も考えずにディレクションをとったピンの位置から登ろうとすると難しくなるのですが、ここでもKAさんの言葉を実践して快適そうに登って行きました。
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ここも残置は少なく、適当なクラックを探してカムをセットしながら登っていく姫。(我々はあくまで練習をしているのであって、ランナウトで登ってもまずは問題ありません。)
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次のピッチはハイマツのリッジの歩き。念のため肩絡みで姫を迎えます。
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次のピッチのビレイポイントはちょっと見つかり辛いところにハーケンが1本あるだけです。仮にTopが落ちてもビレイヤーは落ちようがない広いテラスなので全く必要性は感じませんが、今回のコンセプト通りナチュプロで補強してビレイポイントを構築しました。 簡単で余裕のある所でこうした経験を積み上げておくことが大事だと思います。 前のピッチが歩きだけだったので続けて私のリード。Photo 姫
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さっき先行パーティが見えたピークに着いた姫。他のピッチと違ってこのフェースの2ピッチは岩が脆く、何年か前にたまたま別パーティーとして来ていた同僚が掴んだ岩が抜けて落石を起こした事があります。そのためここは特に慎重にテスティングしながら登りました。上に別パーティーがいる時は要注意です。
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今姫が着いた所はこの辺りです。 (2つ前のビレイポイントから撮影)
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フォローするワタシ。                  Photo 姫
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この辺り記憶があいまいです。 Photo 姫
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このピッチは左のクレオパトラニードルを眺めながら幾つかのピナクルを越えて行きますが、毎度ロープの流れに悩まされます。トラバースやアップダウンがあるので左右の屈曲だけでなく鉛直方向への屈曲も考慮した支点工作が求められます。    Photo 姫
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今回も重くなってしまったロープ、学習できない自分に腹を立てながらT5で姫を迎える。12Tsurugi_0074.jpg 

行く手には核心となる「鼻」。核心と言っても昔の人はここを登山靴で登ったわけですから推して知るべし。
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とか言っちゃって、残置に一瞬触っちゃいました。登攀には必要なかったんですが、一息付きたかったもんで。← それって結局余裕ないってことで…   Photo 姫
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鼻は未だに残置ベタ打ちです。けどはっきり言って私には心強くありがたい。どうかこのままお願いです。 Photo 姫
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難なく登ってきました。
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姫が登って行った鼻の2ピッチ目。下部に映っているカムやスリングが奇異に見えるかもしれませんが、これは中間支点ではなくて貧弱なビレイ支点のバックアップです。ビレーヤーのセルフビレイはTop墜落時の最後の砦。つい最近では2009年8月のここチンネでの痛ましいパーティ全滅事故が教訓です。
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鼻を抜けた先ではとこんな高度感のあるリッジやピナクルの登攀が何ピッチも続きます。ピナクルを利用したナチュプロを多用して進みました。
しかし長い。もうそろそろお腹いっぱいです。 Photo 姫   
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なんか青春山映画みたい。
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そして、ついに…
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ついに…
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ついに終了おぉぉぉーーー。
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神様のちょっとした意地悪だったのか、この時だけガスが出てしまいましたが十分良しとしましょう。

帰路は池ノ谷ガリーが見える所まで踏み跡を辿り、最後にこの写真の所で1ピッチだけ懸垂します。  Photo 姫 
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池ノ谷ガリーから見た懸垂ポイント。ここに来るまでに懸垂ポイントが二つありますが喜び勇んで使っちゃうと鬱陶しい思いをすると思います。← さすがMOS(左稜線のマイスター)と呼ばれる私です。実際使った事はありませんが良く知ってるでしょ。
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あとはこんな造形を見ながらテケテケと雪渓を下りてBCに帰着しました。Photo 姫
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ところで姫はこの辺りで見つけた都の西北のオコジョがえらくお気に入りだったみたい。

2012年 剱クライミング チンネ登攀編1

2012年の夏休み、姫とチンネ左稜線・八つ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルートを登った記録。

【8月10日チンネ登攀編】 快晴 W/姫 快晴一時ガス
某岩場4:10→5:20池ノ谷乗越5:30→6:20三ノ窓6:40→6:50チンネ左稜線取り付き7:15?→14:30チンネの頭14:50→15:40池ノ谷乗越→16:30某岩場(泊)

当初の計画ではこの日はⅥ峰Cフェース剣稜会ルートで肩慣らし(五十肩がなんとも痛くてしかたないもんで…)をしてから八ツ峰上半を縦走して池ノ谷乗越から長次郎谷右股の雪渓の様子を偵察しながら某岩場へ下りる予定でした。

しかし翌日の天気がイマイチだったことと、池ノ谷乗越直下の雪渓の状況が大分好転したために暗い内に初見で通過しても問題なさそうだと判断し、チンネの登攀を今日に変更しました。

1年半のトレーニングの集大成が今から始まる。
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基本的には幾筋ものクレバスを左右に避けながら雪渓を登りますが、時には八ツ峰側壁にできたシュルンドの中に潜り込んで通過したり、
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また這い上がって、
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雪渓を登ったり。

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そして池ノ谷乗越へ。 これだから本チャンは楽しいねぇ。
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いつもながら不安定極まりない池ノ谷ガリー。ここでちょっと大きな石を落すとそれがトリガーとなって致命的な岩雪崩を引き起すことがあります。ここを登ってくるクライマーもいるので「絶対落石を起こさない」ことをお互い確認し合ってから慎重に下降を開始しました。
石させていいなら誰でも早く下りられますけどね。 ←実は二人とも怒ってます。
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神経をすり減らして三ノ窓に到着。(この雪渓は最近氷河に昇進しました。)写真では見えませんが左稜線(まんまベタなネーミング)にはもう数パーティが取り付いていました。
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氷河に立つ氷の女王。バックは三ノ窓。
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先行の3人が登り始めるのを待ってテラスに上がりましたが、この辺りが我々のいけない所。それからロープを結んだりしたので結構な時間ロスになりました。この写真の時点で全ての準備が終わっていなければならないのですが、どうも工夫が足りません…。
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            ↑ サルでもできる反省

チンネ登攀編2に続きます。 

2012年 剱クライミング 辛いアプローチ編

2012年の夏休み、姫とチンネ左稜線・八つ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルートを登った記録。

【8月9日アプローチ編】快晴 W/姫
立山駅7:00→8:00室堂TMNL8:40→9:10?雷鳥平9:30→11:10剱御前小屋11:30→12:00剱沢野営場12:30→13:50長次郎谷出合→16:00某岩場(泊)

今年は天気予報に合せたフレキシブルな日程設定ができず、祈る想いで待ったこの日。 素晴らしい快晴になりました。  Photo 姫
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周囲の雪もあらかた消え、空のブルーをそのまま映すみくりが池。そしてその向こうには剱本峰の稜線がのぞいています。 これから先の辛く危険な行程の前に広がるメルヘンの世界。 Photo 姫
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7月末に登った方達に依れば長次郎谷(ちょうじろうたん)には例年になく残雪が多かったとの事。しかし室堂や立山付近は例年通りか、逆にやや少ないくらいでした。

室堂TMNLから一旦雷鳥平へ155m下りてから正面の稜線まで雷鳥坂を480m弱登り返すのですが、ちっとも面白くない登山道。どなたか空中に動く歩道かけてくれませんかねぇ。

眼下に雷鳥平野営場、正面は立山連峰。今日は左側のコル(別山乗越)まで登った後、長次郎谷出合まで下って今度は某岩場まで登ります。 主要な登り累計約1100m、下り累計1000mってことで丸1日かけてたった100m登ると思うとちょっと複雑…。
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別山乗越まで登りきったら大好きな剱といつものように2ショット。 Photo 姫
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そして何と姫の会社の方々と偶然の出会い。
「えっ、アベック!?」
いえ、ロープパートナーです。 
 
剣山荘へ向かう彼らと別れて剱沢野営場方面へ向かいます。
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圧倒されるこの迫力。
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お盆前の閑散とした剱沢野営場でさっきの彼らと再び出会い、また話に花が咲いて約30分もの大休止。野営場を過ぎるといよいよワイルドな世界。歩きにくい登山道に閉口しながらいつものこの滝を過ぎた先で剱沢雪渓に入ります。
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ここはガンガン下れます。
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平蔵谷(へいぞうたん)出合。これを過ぎると次が長次郎谷出合。話は違いますが武蔵谷って「むさしたん」とは読みません。   Photo 姫
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左手を源次郎尾根、右手を八ツ峰に挟まれた谷が長次郎谷。ここから約600mの長くて辛い登りが始まります。幸い某岩場まではまだクレバスができていないようです。  Photo 姫
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ボルトキット以外の登攀具一式(カム、ハーケン、ハンマー含む)とワイン750ml、水1Lを含めた3泊4日のフル装備で20kg弱に納めたのは立派でしょ。それでもここはとっても辛いです。

健忘症の私、何と装備の分担を勘違いして姫にも20kg背負わせちゃいました。 スマン…。
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正面の1段低い平らな岩場が目的の某岩場。大分近くなったように見えますが、この先でまた傾斜がきつくなってますます大変です。先行者2人も相当フラフラの様子。ジワジワと射程内に入ってきたのでテン場確保のため私だけ先に行って追い越しちゃおうかとも思いましたが、まぁやめました。 途中で力尽きたらカッコ悪いし。
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私がもう何年も続けている持久力トレーニングのモチベーションはこの辛くて苦しい登りを25kg担いで平然と登りきる事だったのですが、なかなかそうは…。

しかし素晴らしい景色。辛い登りを剱ブルーに映える八ツ峰針峰群が支えてくれます。Photo 姫
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ガンバ!
20kgを背負った姫が標高差600mを2時間10分は立派だと思います。
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雪が多い今年は7張りでもう満員札止め。どうしようかと思っていたら親切な方が左俣側に回り込んだ所に3張り分の整地があることを教えてくれました。平坦で石ころもないことから言えば一番の場所ですが、なんせメインのテン場から見えないので途中の通路はトレペの花盛り。

この岩場が末長くお目こぼし頂けるよう各自が出来る範囲の事を心がけたいものです。私にはここに来るチャンスは多分もうないとは思うんだけど…。
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今夜はブルゴーニュ白ワインと美味しいチーズとオリーブで入山祝いです。

チンネ左稜線 想い

8月10日【チンネ左稜線】W/姫 快晴・一瞬ガス

剱岳とチンネ左稜線 

私が一番好きな山域の一番好きなルート。刻一刻と色を変えていく八ツ峰のシルエットを某岩場から眺めながら日の出や日の入りを迎える事と、チンネ左稜線を登る事が人生の至福。荒天で四方何キロにも渡って誰もいないであろうGWの黒部最奥の緊張感も素晴らしいけど、やっぱり夏のここには敵わない。

最初の時は当時会社の山岳部リーダーだったYにただ連れて行ってもらっただけのお気楽チンネ。登攀終了後Yが言った言葉は「次回はリーダーで来てください。そしたら自分の山になりますよ。」 

2005年4月30日赤谷尾根~北方稜線~早月下山        
中央がY、向かって右がF、左はK会のFさん。バックはYが大好きだった剱岳
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2008年8月9日源次郎尾根で偉そうにするY 
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その後何年かして彼の言葉が遺言となってしまったことがきっかけとなって、意を決してリーダーとして剱に入り、チンネに登ってYとの約束をようやく果たした。その時はお子ちゃま並みに怖いもの知らず、事故の事なぞ頭の片隅にもなく心からチンネの登攀を楽しんで帰って来たが、その後経験を積むほどにその威圧感は大きくなっていった。

(Yの遭難の時にも現場監督さんとjuqchoさんには本当にお世話になりました。)

チンネの核心は岩登りではなく、体力・天候判断・雪渓処理・ガレ場通過・落石を前提とした行動などアプローチと下山にある。パートナーの姫とは1年半かけて本チャンの練習を積んできて岩登りやその際の小さなトラブルへの対応にはそこそこの感触を得ていたが、雪渓の崩壊、落石、夏でも凍死しかねない考えられないような豪雨や落雷など、不運に対する漠然とした不安は前日まで消える事はなかった。

当初の計画ではこの日はCフェースで肩慣らしをした後八ツ峰上半を縦走し、池ノ谷乗越から長次郎谷右俣を下降しながら雪渓の状態を頭に入れて翌日のチンネアプローチに備えるというものであったが、10日が晴れ、11日は曇りという予報を受けて急遽予定を入れ替えた。

2時起床、4時出発。
歩き始めた時にはすっかり不安が消えてなくなっていたことにすら気が付かなかった。

無事登攀を果たし池ノ谷乗越に戻ってきた時、岩の隅に置かれた線香の束を目にしてようやくYの事が頭に蘇った。

Yへ、
室堂へ下りてきてからFに富山の寿司屋の事を聞きながら報告しといたよ。
あそこにまた行って来たって。
それと、前に言われた言葉の意味がようやく分かった。
今回やっとチンネが本当の「自分の山」になった気がするわ。

2005年8月8日 
岩登りが下手だったくせに難なく鼻をフリーで越えていくY。
オレはたまにはイレブンも登れるようになったのに今回もまたA0、あっち側で笑ってるんだろな。
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一人で3レンジャー

【別名一人信号機】 Photo 姫

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BCスキー派手派手化現象の影響受けてやってみたんだけど、やりすぎだったでしょうかね。さっきおやじレンジャー隊に入隊志願を出してから気が付いたんだけど、もうオヤジっていえる歳じゃなかった…。

2012剱クライミング総集編

【今年も快晴!】 8月9~12日 W/姫
8月10日チンネ左稜線、8月11日八つ峰Ⅵ峰Cフェース変形剣稜会ルート

05年8月、09年8月に引き続き3回目のチンネ左稜線、今回も見事に晴れてくれました。同じとこばっかり行っていてアルピニズム精神のかけらもないと言われそうですが、あと半年少しで還暦を迎える年寄りにそんな事求めちゃいけません。ただただここが好きなんです。

今回ロープを組んでもらった姫は今日のチンネが本チャンデビュー。口では緊張してるとか言いながらもはVサインじゃなくて、三ノ窓の「3」だそうです。  
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8月8日
東京20:00→25:30アルペンルート立山駅
8月9日 快晴
立山駅7:00→8:00室堂TMNL8:40→9:10?雷鳥平9:30→11:10剱御前11:30→12:00剱沢野営場12:30→13:50長次郎谷出合→16:00某岩場(泊)
8月10日 快晴一時ガス
某岩場4:10→5:20池ノ谷乗越5:30→6:20三ノ窓6:40→6:50チンネ左稜線取り付き7:15?→14:30チンネの頭14:50→15:40池ノ谷乗越→16:30某岩場(泊)
8月11日 曇り一時小雨
某岩場5:00→5:10八ツ峰Ⅵ峰Cフェース取り付き5:40→8:37Cフェースの頭→10:20Ⅴ・Ⅵのコル→11:00某岩場(テント撤収)12:05→15:40剱沢野営場(泊)
8月12日 快晴
剱沢野営場5:50→6:35剱御前→7:55雷鳥平→8:55室堂TMNL9:40→立山駅


でもって、3回目も大成功。 
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良かった点
★残置支点が少ないためにランナウトが長くなるチンネ左稜線でカムやピナクル・灌木などを使ったナチュプロをきっちり作って登れたこと。(登攀自体は簡単なのでそんなもの要らないと言えばそれまでのルート。事実前回まではランナウトしてきたのですが、今回が本チャンデビューだった姫の安全確保と、いつか姫が目指したいというクライミングスタイルの予習のためにあえてそうすることを事前に申し合わせました。)
★某岩場に排泄物を残さず持ち帰った事。(ただし大のみ)

反省点
★ナチュプロ支点工作に慣れておらず、セット場所の判断、カムの選択、セットのいずれも時間がかかってしまい、登攀時間が非常に長くなった事。
★軽量化のためにカムを2人で1セット弱(キャメ#0.3~#2)としたが、ピッチ毎の受け渡しに時間を取られてしまった事。
★岩場の取り付きに着いてから登攀開始までの時間がかかり過ぎた事。前のパーティーの姿が見えなくなってもまだ登攀が始まらなかった。

ヒヤリハット
★Cフェース登攀中、あり過ぎる残置に誘われるがままヌンチャクを使い過ぎ、ビレイ点に着いた時には残りゼロだったとか。もちろん支点工作用は手付けず。(姫)
【追記】面白おかしく言っただけでちゃんと終了点を視認してからの使用だったそうです。予備もちゃんと残していたとのこと。ウブな年寄りをからかうんじゃねぇよ、まったくもー。
★核心部(鼻)の下部登攀中、高価な刻印入り純金製ワイヤーゲートビナを落した事。(常吉) 拾った方、溶かしちゃいけませんぜ、連絡よろ。

Acknowledgement
山行に際し直前の雪渓の状況や某岩場に関する貴重なアドバイスを頂いた杉さん、OACのウッチーに感謝。また多くの写真を掲載していた現場監督さんjuqchoさんのレポを参考にさせて頂きました。

その他
ワタシャやっぱし晴れ男

チンネ、Cフェース成功!

今日も快晴!

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つるぎ~


快晴!


もうすぐ劔が見える。

今年も。

今夜発。 

2,3日はお天気も良さそうだし、夢の半ばで散ってしまった仲間達に酒でも届けられるかも。
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明日晴れていればいつもの場所からいつもの景色をお届けします。
楽しんでくるぞ~!

冠岩沢で水遊び

 8月5日【ハーケン打ち練習】 W/

冠岩林道路肩駐車(土砂崩れで車は途中まで)8:20→8:26橋→8:36廃屋→8:40?入渓→12:55遡行終了(1000m地点の二俣)13:25→13:45登山道→15:15廃屋→15:22橋→15:30?車

クライマーたるものハーケンぐらいしっかり打てなきゃってことで練習に行ってきました。

かつての冠岩集落の廃屋は今でも林業の方か誰かに使われているのかな? 中に干し物が見えているし、ご覧の通り美味しい水も引かれていました。
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廃屋の脇から入渓するとすぐに出てくる小滝をかっこよく直登してお助け紐を出すあたりはさすがリーダーでしょ。 (右壁を登れば簡単です。)
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気楽な水遊びが続きます。こんな暑い日は身体が冷えていい気持。
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ただ、一昨年の台風直撃の影響でしょうか下部は倒木がうるさいのが残念です。Topを行く姫はクモの巣に閉口。 小枝を振りながら進んでいきます。
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しばらく遡行していると左岸に大きな石灰岩の岩壁を見つけたのでここで今日の目的のハーケン打ち練習。リスの形状にに合ったハーケンを選ぶことや、落さない抜き方などを練習しました。

しかし、お姫様打ち…。
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ついでにクラックの大きさに合ったカムの番手の確認も。 一瞬で判断できるようにしたいんですけどまだ慣れてないもんで。
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この後も随所でハーケン練習しながら行きました。

一条15m滝。
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右岸のクラックを絡めて登り、落ち口の少し上でビレイ点になる木を物色していたら左腕に鋭い痛みが走りました。見たら木の根元の土の中から地蜂の群れが湧きあがってくるじゃありませんか!?

あわてて10mほど離れて蜂が落ち着くのを待ってから姫に登ってもらいましたが、なるべく水線寄りを登って落ち口で左岸にトラバースすれば蜂を刺激しません。
私は2か所刺されましたが、地蜂に刺されてもちょっと痛いだけで大した事にはなりません。

姫が左の水流を難なく登ったこの二条滝…
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わたし…
お助け紐出してもらった挙句に耐えられず、全体重掛けちゃいました…。
足が短いのは私のせいじゃないとは言え、リーダーなのに面目ねぇっす。

で、名誉挽回の次の滝。
下の写真の次のムーブは左足の超ハイステップ。姫が手こずったくらいだから私の足なんかが届こうはずもありません。登りきった姫にお助け紐で引っ張っり上げてもらっても突破できず、右に見えているカンテ状の乾いた岩の上を回り込んでから水流に入って登りました…。

めんぼくねぇぇぇ~! (水流突破にこだわらなければ簡単です。)
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上流部は倒木もなくいい感じ。悪い事はとっとと忘れ去りましょう。
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前回左壁のハングを越えた25m大滝。やけに倒木が多いと思ったら…
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なんと左壁全体が崩れ落ちていました。 滝壺に落ちていた巨木が埼玉一のぶなの巨木でなければいいんですが。
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25m滝の落ち口で待っていてくれた二輪のヤマユリ。今週もまたメルヘンだそうです。
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前回巻いて心残りになっていた8m滝。姫はちょっと心配そうでしたが、男の子。残置2ヵ所とカム(#0.5)に支点を取って登りましたが、爽快。(普段と違うロープワークをしてちょっとハマりかけたのはいい教訓。)

続いて登ってきた姫も登ってよかったと喜んでました。
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水流がしょぼくなった1000mの二俣で遡行を終了。沢装備を解いて左岸尾根に登るとそこは明るくきれいなブナ林でした。急で登るのが大変ですが、気持ちの良いブナの緑に癒されます。 2次林だとは思いますが、伐採を逃れた天然ブナと思われる立派な大木もあちこちにあります。
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大持山からの快適な登山道を鳥首峠経由で下山しました。
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冠岩沢、初級の沢ですが全ての滝を直登すればグレードも上がって中級者でも楽しめます。(25m滝は巻きました。)
都心から近く、コンパクトでアプローチも下山道も憂いなしのお手軽沢。もっと登られてもいい沢だと改めて感じました。

So Long Friends

今週のレバ痛め

7月31日【八吉】@池袋東口店 W/欧州大手シンクタンク日本支社長

一緒にVTECの開発やって以来もう30年の付き合いの元同僚。朝から深夜までの社内はもちろん、年に何度も行っていた海外出張や宇都宮の夜遊びも一緒でした。

時にけんかもしたっけね。 想いのたけをぶつけあった排気量論争とか。
脇でオロオロしてた若い衆は今じゃ立派な私の上司。

長い事苦楽を共にしてきた戦友とのひととき。
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8月3日【紀どり】@東京駅一番街 
W/ ↑ を追いかける国内シンクタンク社長

今花ざかりのエンジンコンセプトを20年も前に世界で初めて世に出した元M○ZD○の伝説のエンジニア。 効果の多寡を巡った論争がきっかけでかれこれ20年、そろそろ家族ぐるみで遊ぼうかねぇって。

原発反対で首相官邸を取り囲んできた帰りだったそうです。
ディーゼルへの見識まで私と一致しますが、原発については昔から意見が合いません。

話が盛り上がって写真がないので別な写真でも。
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仕事がらみのお付き合いなんだけど、みんなみんなSo Long Frieds!!

ありがたいことです。

千畳敷カール

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赤木沢の三冠王

7月28,29日 【北アルプス赤木沢沢登り】 W/しょうこちゃん

29日
薬師沢小屋5:10→7:10赤木沢出合7:15→8:43大滝8:56→9:08右俣出合→10:20水涸れ(遡行終了)10:40→11:02登山道→11:25北ノ俣岳11:50→13:02太郎小屋13:25→15:45折立登山口

2004年2008年、そして今年、北鎌と同様4年に1回行っている赤木沢です。
今回は写真が多いので黒部川遡行~赤木沢出合までと赤木沢出合~下山までに分けてアップしています。

赤木沢に入るとこんなに明るく開けた愉悦のナメが広がります。黒部川の激しい動の世界から静の世界へ。
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バシャバシャと。ただバシャバシャと。
ここからはしょうこちゃんにトップを行ってもらいまSHO。
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エメラルド色の深い淵を持つ赤木沢F1。
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ほとんどの滝が簡単に直登可能。 明るい、きれい、簡単、最高です!
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上の写真と多分同じ場所です。その節はこのスノーブリッジに大変お世話になりました。 
2012年5月5日撮影 (12GW黒部源流スキー脱出編
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3段連瀑。
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この2段目の滝は2008年に来た時マッキーや藪漕ぎジョニが合羽を着てシャワークライムしたのですが、今回は全く無理ですね。これじゃ叩き落されます。 素直に巻きました。
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ここは私がトップで。マウスオーバーでルートが出ます。
  
丸印の水中からの這い上がりに失敗したしょうこちゃん。
ここは水中のスラブに置いた足を滑らせてしまうともう背が立ちません。もがいた拍子にポケットに入れてあったi-phonを淵の主に奉納してしまったそうです。 

これは壁の右端だったかな。
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ミニミニゴルジュ。本能が危険と言ってるそうですが、ここは平気じゃん?
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そろそろ大物のお出ましの雰囲気プンプンしてきました。
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30m大滝です。 ここで20分ほど休憩したのですが、出合付近までは相前後していた他の3パーティは誰も姿も見せません。何かあったのではとちょっと気になりました。
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巻き道(上の写真の左岸に見えている白く突き出した岩)から大滝を俯瞰。
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大滝のすぐ上で右俣が出合います。2004年に奥の左俣、2008年に左俣を遡行したので今回は右俣を遡行します。
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これは右俣に入ってから最初の滝だったでしょうか。ぬめっているので慎重に登ります。
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右俣も滝が続くので飽きません。
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源頭部が近付いてきてもブッシュ潜りなどなく、あくまで明るく開けた優等生。
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いつしかお花畑を流れる小川に変わりました。   楽しかった遡行もいよいよファイナルです。
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小川の住人は顔出しNG。(水中撮影)
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ここで遡行終了。12年かけて赤木沢三冠(奥の左俣。左俣、右俣)達成です!3回も来て酔狂と思われるでしょうが、また来るかも。そのくらいいい沢なんですよ。
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天国の詰め。
ほんの少しだけハイマツ漕ぎがありますが、気になるほどの事ではありません。 稜線付近に帯のように残っていた雪渓はうまいこと間を通り抜ける事ができました。 足元からゴソゴソと雷鳥が出てきてびっくり。踏んじゃうよ!
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残念ながらガスに覆われていた北ノ俣岳。
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でもそのお陰かな。山頂付近ではあちこちで姿を見せてくれました。
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登りは楽勝で楽しかった太郎平からの登山道、なめてました。けっこう長くて退屈。

そして唐突に登山口に出ます。初めての人はアレ!?って驚くかも。
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ファンの皆さま、しょうこちゃんは本格復活間近です。もう私のスローペースじゃ物足りなかったかもしれませんね。

今年の冬はスキー教えてね~。