2018.06.10奥只見の秘峰 未丈ヶ岳

6月10日【未丈ヶ岳ハイキング】
W/もも

今週も山の予定はなく、つまらん週末を過ごすつもりでいたら直前になって思わぬお誘い。
ガッツリ歩きたいとのリクエストだったので、土曜日未丈ヶ岳、日曜は荒沢岳に行くことにしたのですが…。

9日(土)
自宅を出る時に確認した未丈ヶ岳の天気予報は1日曇りだったのに歩き始めた瞬間にバラバラと無情の雨…。
ずいぶんと未練がましく悩んだ末にこの日は奥只見ダムと小出観光に切り替えました。

ダム見学の後は小出のそば処薬師へ行って美味しいへぎ蕎麦。
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夜までの時間つぶしのつもりで旧目黒邸見学。
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最初に目を引いたのは白川郷の農家とは格違いの茅葺屋根。
燻蒸のため毎日囲炉裏の火を絶やさないそうです。
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併設の資料館や庭園巡りも含めて時間を忘れて堪能できました。
目黒邸はどれ一つを取ってもいわくがあるのでボランティアの方からの説明を受けることを是非お勧めします。

夜は以前から気になっていた魚沼ホルモンへ。
体を動かしてないからあんまり食欲ないねぇとか言いながら入ったのですが、結果暴飲暴食。
一品一品安いので遠慮会釈なしに食べられますが、床が脂っぽいので素足で行ったのは失敗でした。
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で、どういう風に車に戻ったのか全く記憶にないのですが、車内で宴会の続きを始めてすぐに落ちたそうです。情けない…。


10日
泣沢登山口8:20→8:50第4渡渉点→(泣沢登山口戻り)→9:25第4渡渉点9:30→鉄製の橋9:37→10:37 974ピーク→12:24未丈ヶ岳12:40→(往路戻り)→第4渡渉点14:50→15:15泣沢登山口 (6時間55分-出戻りロス35分=6時間20分)

奥只見シルバーラインの泣沢出口はご覧の通り待避所の側壁のシャッターを自分で開け閉めして通行します。昨日は最初それを知らずに通り過ぎ、石抱き橋でUターンしてもまたもや気が付かずに通り過ぎ、シルバーラインゲートまで戻ってネットで調べてようやく理解してもう一度舞い戻ってようやく登山口に到着しました。
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シャッターの外側。(帰路撮影)
ジュラシックパークかはたまたキングコングの防御壁か!?
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トンネルがカーブする地点なので衝突注意です。(帰路撮影)
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トンネルを出て小道を1分行くとゼンマイ採りの作業小屋のそばに駐車スペースと登山届のポストがありました。
登山届は誰でもポストから出して読むことができるので、若い女性の個人情報を投函するのはちょっと気になりました。
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三又口の尾根取付きまでは明確な踏み跡の分岐が幾つかあるので、山慣れしていないと迷うかもしれません。
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地形図とは違って三又口の鉄製の橋までに枝沢の渡渉2回、泣沢の渡渉2回、計4回の渡渉がありましたが、今回は3つ目までは靴のまま飛び石伝いで問題なく渡ることができました。(帰路撮影)
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2回目の渡渉(帰路撮影)
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3回目の渡渉(帰路撮影)
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泣沢左岸のトラバース道(地形図のゲジゲジマークの部分)はちょっとした難路。滑り落ちても死にはしないと思いますが、ただでは済みません。

4回目の渡渉(泣沢左岸→右岸)は靴を脱いで渡りましたが、上流に雪渓があるらしく痛いくらい冷たかったです。
その渡渉を終えた対岸で私の大ポカが判明。

1回目か2回目の渡渉を終えた先にカメラを置き忘れてしまったことに気付いたのです。ももにここで待っていてもらうことにして探しに戻ったのですが、草むらの中のカメラを見つけられずにズルズルと登山口まで戻ってしまいました。結局戻り道で見つけることができたのですが、時間がかかりすぎたために、てっきり私が滑落してしまったものだと確信したももが私のザックまで持って難路を戻ってくるところでバッタリ。

涙ながらに私の胸に飛び込んでくるもも…。
なーんてことがあるわけもなく、本気で叱られました。もう単独行動は絶対禁止ですからね!と超プリプリ。
あー、難路より怖かったですわ。

というわけで本日2回目の靴脱ぎ渡渉。もも、スマン。
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三又口付近のおっかない鉄製の橋で黒又川を渡ると尾根への取付きになります。
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尾根に乗ってしまえば登山道の分岐もなく、歩きやすい登山道を淡々と登るだけ。
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974ピークから50mばかり下りて、松の木ダオと呼ばれるコルを過ぎると本格的な登りが始まります。
写真中央が登山道のある尾根。カッコー、ホトトギス、ツツドリのトケン3兄弟の競演を聞きながらのんびり登っていると、茂みの中から80kgくらいはありそうなデブデブカモシカが飛び出してきて驚かされました。
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雪渓からの涼風がいい気持ち。
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「ちょっと前は20kg担いでこのくらいのスピードで歩けましたよね。」
ももと本チャンでロープを組んだ経験は少ないのですが、二人で北岳バットレス4尾根を登りに行った時のこととか、互いにペアは違いましたが奥又白ベースへのアプローチを一緒に歩いた時のことを思い出しました。今や遠い昔の話です。

うーん、でも後ろからケツを蹴飛ばされているようです。

そんなことで急登を喘いでいると唐突に山頂に出ました。テントが何張りかできる平坦でそっけない山頂。
地形図では南西~北東になだらかな尾根が延びていたので、できれば足を延ばしてみたいと思っていたのですが、想像通り掻き分けていく気が起きない藪に覆われていました。
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山頂直下には大きな雪田が続いていました。たかが1500mちょっとの山なのにさすが南魚沼屈指の豪雪の山です。
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帰路は往路ピストン。
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午前中は風も冷たく快適だったのですが、帰路は皮膚にまとわり付くような不快な熱気にうんざりでした。
泣沢の冷たい水で少し生き返った気分です。
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難路のトラバースも問題なく通過し、15時少し過ぎに無事登山口に到着しました。
単純標高差は900mちょっとしかなく、泣沢沿いのアプローチが終わってしまえば単純で明確な登山道が続きますが、意外に楽しめました。来年もまた必ずこの山に来ようねというのは二人だけのヒミツです。


沢始めと山菜山行

5/14(月)-5/18(金) テキサス出張
5/22(火)-5/25(金) 横浜出張
5/28(月)-5/29(火) 宇都宮出張

そんな中でも週末は沢で遊んでいました。
落ち着いたら記録をアップしたいと思います。

5月20日鶏冠谷右俣(沢始め)
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5月26,27日山菜山行 今年は極上物の山ウドやワサビやネマガリタケが大漁でした。
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2017.10.25裏妙義風穴尾根再訪

11月4日【裏妙義風穴尾根】
W/スガー

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2006年12月に当時はにこちゃん'sの記録しかなかった風穴尾根を踏破した。その時は失われた登山道に拘って鶴峯山へ沢沿いにルートを見出したが、今回は鶴峯山まで最も合理的と思えるルートを辿ってみた。
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コースタイム
国民宿舎跡7:40→9:50鶴峯山9:58→11:38風穴11:43→12:48風穴尾根の頭(登山道)12:55→13:05三方境→(14時半くらい?)国民宿舎跡

いつもしつこく書いてますが、妙義のバリエーションはフィジカル的に困難なところは少なく、楽しみは地形の弱点を突いたルートファインディングにあります。逆に言ってしまえばルートファインディングなしには妙義のバリエーションの価値はありません。本ルート上にも赤テープが2か所にありましたが、これ以上は絶対増やして欲しくないと思っています。仮に1回で行かれなかったとしてももいいではないですか。苦労が多ければ多いほど達成感は大きくなります。
星穴岳の惨状を繰り返さないことを妙義ファンとして切望いたし、心よりお願い申し上げます。


国民宿舎跡から見る鶴峯山(左)とジャンクションピーク(右)。ここから見ると同じような高さに見えるがJPはずっと低い。
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最も合理的と考えられるルートを取ったら、ルート上には思わぬサプライズプレゼントがありラッキー!
ただしルートに取り付いてすぐに謎の怪獣ドドドに脅かされ、取付き敗退の文字が一瞬頭をかすめた。結局妖獣の正体は不明だったが、スガーと私の見解は異なった。何だったんだろう。
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ルーファンもクソもなく、難なく鶴峯山の岩壁基部へ到着した。
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サービスショット。
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これもサービスショット。
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11年ぶりの鶴峯山山頂にあっけなく到着した。
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眼下にはジャンクションピーク。ここには2005年にルートを間違え苦労の末にほぼ山頂まで到達している。
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2013年に登った御殿風穴陵(右下から続いている陵の立上りまで。そこから先はクライミングルート)。
ここも面白かった。
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鶴峯山から先はただ尾根を追うだけだけれど、当然行く手を塞がれるのでその都度地形の弱点を探して行きつ戻りつ。

懸垂下降したり、
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地の底から這い上がったり。
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地形の弱点を突きすぎてしまって、前回お尻がスースーするスリルを楽しんだ稜線歩きがどこだかわからないままに風穴に到達してしまった。でも正解がないのが藪山歩き。これでいいんです。
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無事到着。
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妙義らしい風景です。
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風穴尾根の頭で登山道に出合い、そこで装備を解除し、三方境を経由して国民宿舎跡地へと向かった。
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速報 妙義バリ二題

4日、5日にこの時期恒例の妙義のバリエーションに行ってきました。

4日
裏妙義風穴尾根再トレース(W/スガー)
2006年に失われた登山道に拘って沢絡みにルートを見いだしたのですが、今回は地形図上で一番合理的と思われるルートを選択。お陰で鶴峯山の絶壁基部まではあっという間に到達できました。そこから先はもう少し尾根上に拘っても良かったかもしれないけど、もうクライマーではないのであれでよかったのかも。

5日
裏妙義谷急山(やきゅうさん)「失われた直登ルートを求めて」(W/Lジョニ、マッキー夫妻)
並木沢左岸尾根アップ→北陵(谷急沢右岸尾根)ダウン。
うーん、怖かったぁ。

今週中にアップ予定。

大人の贅沢ハイキング

9月28日-10月1日
【裏剱紅葉狩りハイキング】
W/いず
28日室堂TMNL→雷鳥荘前(泊)
29日雷鳥荘→雷鳥平→新室堂乗越→別山乗越→剱沢→二俣→仙人池ヒュッテ(泊)
30日仙人池ヒュッテ→二俣→剱沢→別山乗越→新室堂乗越→雷鳥平→雷鳥荘(泊)
1日雷鳥荘→室堂TMNL

28日
本来は28日朝一で黒部ダムからハシゴ谷乗越経由で真砂沢に入る計画であったが、一日雨の予報でアルペンルート最終便で室堂入り。そのお陰で思いもかけなかった荘厳な自然のドラマに出会うことができた。
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入山祝い。
今夜もこの後飲み過ぎました。
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29日
本日の行程はちょっと長いけれど、早立ちなど無縁の我ら。まさに大人のハイキング。
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早朝は雲一つない快晴だったが、出発する頃には稜線はガスに包まれていた。
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別山乗越手前からポツポツと降り出し、剱沢側はガスの中。心の目で剱の勇姿を楽しむの図。
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幸い高度を落とすと晴れ間が覗くようになった。
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「何考えてるんですか!」
がっつり叱られました。@真砂沢ロッジ。
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真砂沢ヒュッテを出てすぐに右側も破損したが、ここまで来ればなんとか到着できそうだ。
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裏剱っていうけれど、本峰は2・3のコル(多分)の奥にちょこっと顔を出すだけとは知らなかった。
この日はガスでそれすら見えていない。
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池面に映える雲。
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30日
私の靴の破損や真砂沢ロッジが満室だったことなどから翌日のハシゴ谷乗越経由での下山をあきらめ、今夜も雷鳥荘で温泉と宴会を楽しむことにした。
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裏八ツ峰は長治郎谷側から見るよりずっと迫力がある。
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もう八ツ峰フェース群や本峰南壁を登ることはないだろうけれど、不思議と悲しい気すら起きてこなかった。
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昔ロープを繋ぎあったこちらのお方も同じかな?
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剱沢小屋でガムテープをお借りして補強。なんとか持つことを祈るのみだ。
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たった1日で紅葉が進んだ雷鳥平。
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いやぁ、贅沢。下山する気ならまだ十分時間はあるのに雷鳥荘で温泉宴会。
まさに大人のハイキング。
もうテント泊なぞできません。
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1日
アルペンルートの混雑を嫌って始発で下山。
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よくぞ保ってくれました。これからはハイキングでもタイラップ必携します。
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PS 
上信道横川SA(上り)の三度飯、お勧めです。
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山の恵みと心の解放と

9月23,24日【蔵王周辺某沢】
W/Lマッキー、サチさん、ジョニ

長駆蔵王まで走った挙げ句、この有様。それもここら一帯限定の雨じゃん! 
考え抜いた挙げ句にハズレを引いた情けなさ…
今年はもう徹底的についてねぇなぁ…
二度寝、三度寝の末に今宵の居酒屋とかをネットで探していたら、ん、止んだ?…。
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こんな天気、こんな水量、それにもう11時を回ってしまったけれど行ってみることにした。
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飛びついたり飛び降りたり。
20歳も若い連中に付いていくのは大変だぜ。
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簡単だけど疲れる大岩帯が続く。
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しかし、渓相よし!好ポイントだらけだ。
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山の幸1
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山の幸2
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山の幸3
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まぁ、結構釣れたね。
流れが速い今日は瀬釣りが好きな私のフカセ仕掛けは不調。淵釣りが好きなマッキーがミャク釣り仕立てでほとんど釣ってくれました。
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昼頃釣ったヤツはネットリ、たき火が熾きてから釣ったヤツはコリッコリ。夏より美味い気がしたんだけど気のせい?
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もう、日本酒以外考えられない贅沢な逸品です。
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朝の状況からは考えられない展開にみな大満足!(ジョニ、サチさん、薪集めありがとうございました!)
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老人性鬱病の心が解き放たれた。
言いようのないくらい幸せな夜だった。
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鉄鉱石があった。水銀の粒のような形をした金色と銀色の結晶がとてもきれいだった。
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水晶かな?
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大滝の上は一転して穏やかな流れに変わった。
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岩盤から吹き出るミニミニヒョングリしょんべん小僧。こんなの初めて見た。
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どこまで上がっても竿を出したくなるポイントが続く。
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沢旅が終わりに近づくと秋の彩りが始まった。
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たった1日で目に見えて進んでいた錦秋。まだだとばかり思っていたので儲けた気分です。
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今シーズンはこっちの面も滑ろうか。
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いろいろな理由でまったく振るわなかった今季の沢登り。
これが最後かどうか分からないけれど素晴らしい沢旅になりました。

マッキー、サチさん、ジョニ、仲間に入れてくれてありがとう!

アスレチック登山道

9月16日【八海山縦走】
W/スガー、マッキー夫妻

またもや天気に翻弄されて二転三転。
面倒になってお手軽ハイキングに変更しました。

14年ぶりの屏風道。
覚えていなかったけれど鎖の急登と見晴らしの良いテラスが交互する楽しい登山道。
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右に清滝。登れるのかなぁ、イワナ居るのかなぁ。
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左は迫力あるスラブ壁。
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振り返れば色付いた越後の田園。
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千本檜小屋に着いて休憩していたら、1時間以上遅れて登山口を出た新潟山岳会の女性がもう到着。先々週は八海山から越後駒までのワンデイだったとか。強いなぁ。
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楽しい稜線歩き。
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新開道から振り返る稜線縦走路。
大好きだった表妙義には比べるべくもなく小粒だけれど、屏風道と新開道(馬鹿にしちゃいけないかも)と合わせれば結構充実。
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お土産はもちろん…
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ちゃんとした沢行きたい…。

PS
すごい光景見ちゃった。
普通じゃ想像しづらいので、ピッケルも肩絡みも使わないスタンディングアックスビレーをイメージして読んでもらえると分かるかもしれません。

★足下おぼつかない高年ハイカー5,6人を1.5m位の間隔でアンザイレンして、オレたちが手足を使って登ったりトラバースしたりしている急な岩場を有効ロープ端を握っただけでガイディング。
★お客さん5,6人がロープに繋がったまま(=お互いに引っ張ったり引っ張られたりで身動き制約)で鎖場をものすごく時間を掛けて下降。
 *ロープは鎖場上部テラスに鉛直に打ち込まれた金属の丸棒にUの字に回しただけ。
  (丸棒の頭には打ち込んだ時にできた?僅かな縁あり。岩からの露出長は見た目ロープ径の倍くらい。)
 *確保位置はその棒より上側。(足場は同じ高さかやや低いけれどグリップ位置はワンターンなしで支点の約1.5m上側。)
 *当然ロープは支点から抜けそうになるのでブーツで棒の頭を踏んでロープの抜け防止。
 *お客が落ちた時に備えた確保は肩絡みもなければ確保器もなしのハンドグリップ。(セルフビレーもなし。)




朝日・雪倉周遊ハイク

8月26日 蓮華温泉7:11→14;00朝日岳→15:04朝日小屋(泊)
8月27日 朝日小屋5:00→9:22雪倉岳→11:39白馬主稜線→12:30小蓮華岳→14:45白馬大池→16:03蓮華温泉

2012年、2013年にチンネ左稜線や八ツ峰6峰A/Cフェースなどを一緒に登った元ロープパートナーと北アルプスのお花畑をのんびり歩いてきました。2日目は脊柱管狭窄症による間欠跛行症状に苦しんだけれど、何くれとなく気を遣ってくれたパートナーのお陰で歩き通す事が出来ました。

でも先行き暗いな、オレ。

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蓮華温泉登山者用P到着は6時半を過ぎていたが、先ほどまでの雨のお陰か登山口に一番近い駐車場もガラガラだった。(日曜日の夕方戻ってきた時には少し戻る側にある駐車場はおろか徒歩で延々30分以上かかりそうな所まで路駐の車列が続いていた。)

前夜強く降り続いた雨が上がり青空が占める面積がどんどん広がり始めた。 
さすが晴れオトコ、晴れオンナ。
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視界のない森の中を延々4時間歩いても朝日岳はまだあんなに遠い。
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なんかいいね。
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心配していた腰痛が出ることもなく、無事登頂!
絶景のピークのはずだったが、生憎ガスに巻かれてしまったが、まぁいいや。
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メルヘンの赤い三角屋根。
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楽しみにしていた夕食が、これとか…
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これとか…、
まるで居酒屋みたいだから、
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やっぱ、進んじゃうよね。(前日戸倉で買ってきました。富山のお酒でなくてごめんなさい。)
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大阪から来た山が楽しくてしかたない風のカップルさん、地元富山の80歳の大御所ご一行、ガイド山行の方々と大いに盛り上がって記憶がなくなりました。
いくらハイキングとは言え山であんなに酔っぱらっちゃいけないと反省しきりです。

初氷が張ったという翌朝。
凹状地形には冷気が溜まり、木道も草の葉も凍っていました。
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昨日の疲れからだと思うけれど今日は間欠跛行が発症。
ただ、ひどい痺れは出ず腰がちょっと痛いだけだったので歩くにはそう支障かったのが幸いだった。
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オレも雪倉に…。
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しかし先は遠いぞ。どこに捨てていくか、コイツ、とか思ってるんだろうな。
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それでもお花畑に癒やされながら、
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終わりの無い階段はない。
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写真じゃ分からないけど、めっちゃ遠くに朝日小屋が見えます。
人間の足って凄いな。
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大勢の人で賑わっていた小蓮華の山頂で、これに気がついたのはオレたちだけ。
いったん遠くに逃げては戻ってきて、を繰り返し、初対面の相方は興奮してたな。
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ビキニで日光浴する山ガールを思い描いて。
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大池からの2時間の下りは腰痛的に辛いだろうと想像していたけれど、大池での休憩時の腰痛体操が効いて雲散霧消。
無事に蓮華温泉におりました。

森林、高層湿原、小沢の徒渉、お花畑、アルパインエリアの稜線、…変化に富んだいいルートでした。
いず、二日間JJIの面倒見てくれてありがとう!


とりあえず

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ブドウ虫3匹で刺身と塩焼きゲット。
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ツツジの山

5月23日
シロヤシオには1週間早く、アカヤシオには2,3日遅かった。
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また来年。

踏跡皆無 雪に覆われた大ナゲシ北稜トポなし出撃

11月3日【大ナゲシ北稜】
W/M.yumi(ウチの会)、ETさん、スガー(熊谷山旅会)、339°(←)
使用ギア:50mロープ(懸垂)、お助け紐、アイゼン、沢バイル
赤岩橋8:53→枝尾根取付き→11:35野栗諏訪山の直下コル11:45→13:55大ナゲシ西コル14:05→14:20大ナゲシ14:25→15:25赤岩峠15:27→(杣道)→16:38赤岩橋

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これだよなぁ、これっ!!
雪がたっぷり積もったバリハイルート。普段なら薄い踏み跡が答えを示してしまうパズルも雪が覆い隠してくれてルーファン三昧。雪がなければなんでもないだろう登路の探索も慎重に5人で協力しあって。
これが本来のバリハイルート。バリハイの魅力は「ここが登路かなぁ? でも行き詰っちゃったら戻ってくるのは怖いよなぁ」というドキドキのファーストアッセントごっこ。目印のテープや懸垂下降点を示すスリングの残置は後から来る人への親切ではなくせっかくの遊び場をダメにする罪作り。幸いにもこのルートの後半は残置テープ類は見かけず、たっぷりと藪山の魅力を楽しませていただけました。
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今週も立山初滑りを断念。北八ツとか那須の温泉付き山小屋デート山行も考えたのですが、せっかく関東北部に積雪があったのでバリハイカーの聖地という大ナゲシ北稜に行ってみる事にしました。直前になってET師、熊谷山旅会の2人も参加になって大船に乗っての山行になりました。

赤岩橋(野栗沢)710m地点で積雪数センチ。楽しい日になりそうです。
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今日は1日約束された快晴(のはずだった)。サンサンと降り注ぐお日様で暑いくらいでした。
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尾根上で崖に行きあたって短い懸垂下降。
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トポ無視なので何があってもいいように50mロープを2本持ってきましたが、結局使ったのはこの短い懸垂1か所だけでした。

崖に行く手を阻まれるたびに右や左に登路を探すのですが、雪の急斜面での右往左往は結構ドキドキです。
無事登路発見の一コマ。
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要らないんだけど、安心のためのワンポイントお助け紐。
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野栗諏訪山の南側の崖は懸垂で下りるつもりでいましたが、トポを読んできたメンバーは東に延びる尾根を使った巻きルートを主張。でもトポ頼りじゃつまらないじゃん。中庸を取って私の心が命ずるルートを辿って1356Pとのコルに出ました。

更に1356Pの南側の岩峰(通称小ナゲシ)の基部で岩壁に行き当って前進できなくなりました。帰宅後記録を探してみるとどこか弱点を突いて登れるようでしたが、なんせ深い雪なので動き回って踏み抜いて崖から落ちることが不安です。ET師の読図で傾斜の緩い沢を探して一旦退却。
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で、やり直し。
時間も押しているのでここで登れないと…。
ガスで視界も利かず、ビバークの4文字がちらついたこの辺りが緊張のピークでした。
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狙い通り! 
まぁヘッデンは使うことにはなるでしょうけれどこれで下山の目途が立ちました。
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稜線はいいのですが、踏み跡がないのでトラバース斜面のルーファンはちょいやっかい。それでも迷うことなく大ナゲシ基部の一般道に出たのですが、そこが登山道であるということにはすぐには気づきませんでした。

それじゃ、登ります。
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南面の一般ルートに雪が付いていなかったのは時間に追われていた我々には幸いでした。
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一般道、悪谷遡行、そして今回北陵から。3回目10数年ぶりのピークです。
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簡単なはずの赤岩峠への一般道も要ルーファン。1回間違えて崖に出てしまいました。
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赤岩峠から赤岩橋へ続く明確な杣道もこの通り。悪谷の下山に使ったことがあるのですが、迷わず下りられるのか少々不安です。
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エキストリームと化した悪い杣道に悪態をつきながらもヘッデンを出す前に車に到着できました。暗くなっていたら相当時間がかかったと思います。トップでガンガンルーファンしてくれたET師に感謝!
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いやぁ、超面白かった!


妙義のバリエーションルートまとめ

沢と山スキーの端境期にコツコツ行っていた妙義のバリエーションルート。
まだ一部登り残しはありますが、ほぼほぼ終了したので一言コメントを付けてまとめてみました。


①2003年10月 星穴岳(星穴新道) ロシアンルーレット。私はもう行くことはないと思います。
②2005年11月 裏妙義赤岩  当時は踏み跡・テープなし。
③2005年12月 間違って登った裏妙義鶴峯山ジャンクションピーク  当時は踏み跡・テープなし。もう一度!
④2006年12月 裏妙義風穴尾根 当時は踏み跡・テープなし。尾根に乗るまでは会心のオリジナルルート。お勧め!
⑤2011年11月 相馬岳北稜Ⅰ(相馬沢下降)
⑥2011年11月 金鶏山縦走  一般的な割にはスリリング。
⑦2012年11月 相馬岳北稜Ⅱ  お泊まりデートでした。
⑧2013年11月 妙義富士稜縦走  女子に囲まれご満悦!爽快尾根ルート!
⑨2013年11月 御殿風穴稜 踏み跡・テープなし
⑩2014年  4月 木戸壁 整備されたマルチゲレンデ
⑪2015年11月 星穴岳(西岳ルート) 妙義のバリエーションの趣がない観光ルート。過剰なテープにうんざり。
⑫2015年12月 西大星北陵 踏み跡僅か・テープなし
⑬2016年11月 御岳東稜 ロープ不要のオリジナルルート。途中までは踏み跡、テープあり。

いずれも沢登りをやっている方ならば登攀もルーファンも容易なレベルですが、妙義独特の掴めば抜ける脆い岩と触れば折れるやわな灌木には要注意です。

何度も書いていますが藪山の楽しみは地形やかすかな踏み跡を読んで合理的なルートを登る(下りる)事と考えています。ルートが分かってしまえばドキドキ感も高揚感も味わえません。星穴岳(西岳ルート)だってルート自体はかなり面白いと思いますが、ハイキングコースよりも過剰と思えるテープ群や多量の残置が教えてしまう懸垂下降点の存在でどれだけ興がそがれている事か…。これ以上妙義のバリルートに残置が増えないことを切に望みます。



2016.11.03 御岳東稜(裏妙義)

11月3日【最後の大物 御岳東稜】
W/momo、ひろみっちゃん
使用ギア:なし(丁須の頭登攀時50mロープ使用)
妙義湖畔7:45→御岳東稜→10:45御岳11:00→11:45丁須の頭12:30→籠沢ルート→13:55国民宿舎跡→14:35妙義湖畔

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妙義のバリエーション第13弾は御岳東稜。これで13年かけた妙義のバリエーション踏破は一区切りです。
フィナーレに温存しておいた御岳東稜は、西大星北陵と並ぶ難度とレイティングされているのですが*1、トポを持たずに地形の弱点を探して登るというスタイルが災いして簡単に登れるルートを見つけてしまい、難所を通過することなく踏破してしまいました。せっかく楽しみにして付き合ってくれた二人の助っ人には申し訳なかったです。
*1:天野さんの紹介文
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妙義湖畔の取り付き付近。
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信仰の山。
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見晴らし。
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豊順上の大壁の基部を巻く。
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比較的すっきりしたルンゼがあったのでこれを詰めて稜線に復帰することにした。
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妙義独特の炭団付きのスラブをグイグイと快適に登る。このルートのハイライト。
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最後は短い二又。左をチョイスしたが少し悪い。
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滑落注意。
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復帰した稜線を少し登って御岳山頂。この日は付近で遭難騒ぎがあってヘリが盛んにホバリングしていた。
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ルート解説;
道路から急な植林に取り付き尾根を登って行くと豊順上の大壁に行く手を阻まれたので基部をトラバースした。これと思う適当なルンゼを詰めて稜線に出れば山頂はすぐそこにあった。ルーファンも登攀(ロープ不要)も簡単で妙義のバリエーションとしては初級のルートでした。(核心部を楽しむにはもっと手前で稜線に復帰することが必要。)

帰路は丁須の頭経由。
御岳からは登山道が続いていますが結構スリリング。脊柱管狭窄症で足に痺れがある私にとってはイヤな道でした。

逡巡なくササーと登ったなぁ。クライミングもオレより上手い。
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今日はあまり面白いとは言えないルートにつき合わさせてしまったので、私は登らずに写真係としてサービスしました。
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いつか登ってみたい御殿の岩壁と、2013年に登った御殿風穴稜とその風穴(右の低い尾根とその中ほどに見える穴)
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2016.10.30 赤岩岳正面岩壁登攀(赤岩尾根縦走)

10月30日【赤岩尾根縦走】秩父
W/Lミヤチン、委員長、寅
使用ギア:50mダブルロープ×1

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一人で西上州の立岩に行くので様子を教えてくれというミヤチンを、一人で行くくらいなら一緒に遊ぼうぜって誘って赤岩尾根の縦走に行ってきました。バリエーションハイカーだったころ大好きで何度となく通った赤岩尾根、2004年に赤岩岳正面岩稜と1583峰正面リッジを登って以来12年ぶりに訪れてみました。
("やぶパインクライミング®”の魅力はルーファンだと思っています。先の様子が分かってしまっているなら小川山や太刀岡山の人気マルチの方がよっぽど楽しい。多くの方はそう思っているだろうと想像するのでルートの詳細情報は省きました。)
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前夜
夕方から深谷でヂュン主催の雪乞い祭り。
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FBを始めて以来この手の写真を当ブログにはアップしていませんでしたが、私は変わってませんよー。

いい加減酔って帰宅するとすぐに明日の同行者3人が到着してまた宴会。
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てなわけで出発は遅くなるわ、二日酔いだわ…

当日
日窒社宅跡地8:33→9:30赤岩峠9:45→10:05赤岩岳正面岩壁登攀→12:50赤岩岳山頂13:00→13:29 1583峰前衛峰→13:45 1583峰(一般ルート)13:55→P4~P1→15:30八丁峠15:40→16:35日窒社宅跡地

12年前はまだ何人かが住んでいた日窒社宅。断われば車も停めさせてもらえたのですが、今は完全な廃墟となって車は入れません。目の前の広い路肩に4,5台停められます。
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勝手知ったる社宅敷地を抜けて赤岩峠への作業道へ入り植林内のつづら折りを登る。一応本日は道案内人なので先頭を歩いていると、しっかり踏み固められた作業道に所々に残された何かの足跡に気が付いた。今日は大人数の先行者が入っているがどうも人のものではなさそうだし、駆け上がったように足跡が流れている。3人に「これ、熊の足跡だぜ。」と言っても本気にしたようなしないような…。しかしそこから50mも行かない先で作業道を外れて柔らかい斜面を登って行った新しい足跡は正に熊のものだった。先行者かまたは我々の少し前を歩いていて、声に驚いて逃げたのだろう。

登攀
約1時間で赤岩峠に着き、ここで休憩を兼ねて登攀準備をする。赤岩岳は目と鼻の先。
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赤岩岳の基部で一般道が岩壁を巻いて行くところを右に外れて正面岩稜末端へ。2004年の2回の正面岩壁登攀(1回目取付き探し・核心ピッチ巻き、2回目核心ピッチ登攀)の時は正面岩稜を大分左側に回り込んで土のルンゼを登って岩稜に取り付いたが、今回は正真正銘岩稜末端から取付いた。

2004年の記録:http://tsunekichi.sakura.ne.jp/04octAkaiwaone.htm(10月取付き探し)  http://tsunekichi.sakura.ne.jp/04decAkaiwa.htm(12月正面岩稜核心ピッチ登攀と1583峰正面リッジ登攀)

正面岩稜末端。
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1P目 委員長リード。
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2P目 寅リード。出だしは露出感あり。この先爽快。
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3P目 ミヤチンリード。
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目の前のフェイスか左の灌木ルンゼを直上かと思いきや…。直上も興味あります。
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灌木のテラスまで。黄色い細スリング付きハーケンは最近打ち足されたのでしょう。
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4P目は常吉リード。露出感や高度感はないけれど見た目よりは微妙で面白かった。
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5P目。正面岩稜のハイライトのピッチ。委員長リード。2個の残置ハーケンを越えてリッジに回り込んで滑りそうな右足に乗り込むまでの数手が精神的核心。。
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2歩上がってしまえば写真が取れるほど安定します。
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最後はロープを解いて少し歩いて最後に無駄なフリーソロで山頂に上り詰める。(落ちたら危険。ここはどうでも巻けます。)
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いやぁ、みんな楽しんでくれてよかったぁ。
(ちなみに3名中2名は骨折リハビリ中で私は酷い脊柱管狭窄症。そのくらいのルートです。)
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縦走
出発が遅れたのでここで既に13時。全員がヘッデンを忘れてきていないことを確認して大急ぎで縦走することにしました。

1583峰前衛峰はルートの左側のルンゼにトラロープが見えていますが、正面のリッジを簡単に登りました。
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1583峰前衛峰正面リッジ。トラロープのあるルンゼよりすっきり登れます。
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1583前衛からオオナゲシ方面を振り返る。
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前衛峰を越えるとやはり2004年に登った1583峰正面リッジ(左上する顕著なリッジ)。
ここも是非3人には登って欲しかったのですが、今回はその時間が無くなってしまいました。
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なのでリッジの右手にある一般ルートを登ったのですが、3人とも走るように登り、まるでスピードクライミングを見ているようです。(ちょっとオーバーか。)私は息が切れてとても付いて行けません。休み休みですわ。
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15時15分。P1まで来ました。
これでもうヘッデンのお世話になる事はないのでのんびり下りることにします。
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明るい内に戻ってくることができました。久々の赤岩尾根縦走とても楽しかったです。
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みやちん、委員長、寅、ありがとう!

速報 赤岩岳正面岩壁登攀

10月3日【赤岩尾根縦走】

核心ピッチを12年前に登った赤岩岳正面岩稜。今回は基部から通しで5ピッチのクライミングを楽しんできました。
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核心ピッチ。2004年の記録 http://tsunekichi.sakura.ne.jp/04decAkaiwa.htm
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1583峰正面リッジは残念ながら時間切れで触れず。一般ルートから登りました。
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2016.10.15~16 奥穂南稜・明神主稜(2)

10月15,16日【奥穂高岳南稜、明神主稜縦走】
W/momo
使用ギア:8×40m補助ロープ(奥穂南稜30m凹角及び明神2峰で使用)、カム(キャメ#1.#2 明神2峰で使用)
シューズ:軽登山靴(降雪時の軽アイゼン装着対応)、クライミングシューズ(奥穂南稜および明神2峰で使用)

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素晴らしい晴天に恵まれた秋の週末を穂高のバリエーション縦走で楽しんできました。奥穂南稜は昔Juqchoさんに誘われたことがあったのですが、その頃はまだクライミングにばかり目が行っていたのでその時は北岳バットレス(上部フランケとDガリー奥壁)に行ってしまい、その後すっかり忘れていたルートでした。今は登る人も少ない不遇のルートですが、30mロープセクションやトリコニーのナイフリッジ通過、ちょっとしたクライムダウンなどもあって変化に富んだ好ルートでした。事前に目を通したどの記録もルート取りに関わらず足が着かない深いハイマツ漕ぎに難儀をしていたのでハイマツ漕ぎゼロ化を企て、見事達成。
翌日は白出しのコルから奥穂・前穂を経由して明神主稜縦走。所詮岩稜縦走なので前日の奥穂南稜に比べると色あせ感は拭えませんが、2ピッチの簡単なロープセクションを含めた岩稜縦走が楽しめました。
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15日 無風快晴 奥穂南稜(ハイマツ漕ぎなし!)
河童橋5:55→8:00岳沢小屋8:25→8:52南稜ルンゼ取付き(登攀準備)9:20→三又→中央ルンゼ→10:10下部スラブ→上部岩壁基部トラバース→10:20 30m凹角(ロープ)11:10→お花畑→トリコニ-縦走→13:55南稜の頭(装備解除)??:??→14:30奥穂??:??→15:15穂高岳山荘(泊) ←かなりのんびりペースです。

16日 無風快晴
穂高岳山荘4:15→5:00奥穂高岳→6:10紀美子平(朝食)→7:00前穂高岳7:25→明神主稜縦走→南西尾根(読図トレ)→14:00岳沢登山道⑦標識14:15→14:45上高地

昨日の奥穂南稜は藪漕ぎゼロルートを目標にしていたのでかなり入念な記録調査をして臨んだが、今日の明神主稜は基本は尾根通しの岩稜縦走のためルートの詳細情報はなるべく見ない・頭に入れないようにしてきた。

まだ真っ暗な中の奥穂登頂。
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実は登り始めてすぐに腰痛が出てしまい、共同装備の分担分を同行者に奪われてしまった。なので今日は彼女が全共同装備(ロープ、10mお助け紐、カムセット、非常用ガス・コッフェルセット、ツエルト)を担ぐことになったわけであるが、それでも普段の山行よりは軽いからと言ってくれて…(涙)。

まじ、情けないです。スマンです。

腰は痛いわ、情けないわ、鬱々として歩いていると前穂の手前でご来光。
今日は曇りだとばかり思っていたが、予想外に青空がのぞいた。
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完全に明るくなった紀美子平で朝食兼腰痛休憩するが気分の落ち込みは治らなかった。

快晴の前穂山頂でまた休憩。何度も何度もスマン。
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山頂直下の登山道の標識から分岐して明神主稜のルートが始まる。
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矢印は昨晩主峰ピークで泊まったという単独行の方。
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上の写真を撮っている場所からポコの手前までのナイフリッジ歩きがとても爽快で、私にとってはこのルートでは最も楽しい区間でした。

前穂と最低鞍部の間にあるポコへ向かっての下降。
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ポコは直登不能に見えたので岳沢側(西側)を巻いたが、想像よりも岳沢側に張り出していたので尾根に復帰するには南面も少し巻くことになった。

西面を巻き終わって尾根に復帰かと思いきや南面巻きが待っていてビックリの図。ちゃんと地形図読んでりゃ判るんですけどね。
正面に見えている尾根が戻るべき主稜線。急激に落ち込んだ先が最低鞍部となる。
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しかし今日も素晴らしい天気になった。
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最低鞍部の向こうにそそり立つ前衛峰。一見どこを登るのかと思ったが、コルに立ってしげしげ眺めると右から取付いて稜に絡んで登るルートが見えてきた。ロープ不要。
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本峰へは登山道並みの明確な踏み跡が続き、山頂にはテント一張り分の整地されたスペースがあった。
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そして不安定なガレを下りてコルに立つととこのルートのハイライトとなる2峰への登攀。コルでクライミングシューズに履き替えた。コルのビレイポイントから2mほど左にトラバースし、最初の1段を上がるところが微妙と言えば微妙だけれど、カチを拾えるのでせいぜいⅢ級というところか。後はガバをつないだⅡ級の簡単な岩登り。キャメ#1と2を使いました。
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我々は1ピッチ目の終了点を、主峰から下るときに見えたバンドの上にあるボロいスリングが沢山かけられた懸垂下降点とすることを登る前に決めていたのですが、バンドに這い上がったらそのまま左へトラバースするとルンゼの中にしっかりした終了点があるのでそちらを終了点とする方が自然です。

2ピッチ目はmomoリードですが短く切ってしまったので、3ピッチ目もやらせてもらえてラッキー!(通常2ピッチ、60mロープならば1ピッチで抜けられそうです。)
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写真左下に見えている大きな岩がさっき登ったルートの終了点です。折角だから2峰ピークを踏みました。南西尾根から登ってきた場合はここから懸垂下降するか、またはピーク北端からも懸垂できるようでした。
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3峰はもういいかって巻いてしまいました。下の写真は3峰基部付近からの4峰。
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4峰で武装解除の大休止の後、5峰へ。
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5峰下りから見た5峰台地。テン場が3つ4つありました。
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ここまで来るともう岩稜縦走の楽しみは終わりです。

地形図には南西尾根の踏み跡の表記はありませんが、枝尾根の派生や尾根の乗り換えがありそうです。踏み跡は明確なので迷うことはありませんが、ただ踏み跡を辿って下りてもつまらないのでmomoが地形図片手に現在位置の同定とこの先の道の付き方を予想しながら歩くことにしました。
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時々私がGeographicaで答え合わせをしましたが、現在位置も道の付き方の予想もほとんど合っていました。さすが5級沢屋。


視界のない森の中を歩いていくと唐突にこんな開けたところに出ました。
この岩から続く幅1mほどの稜上を歩くのですが、ここだけは道の付き方の予測が外れました。理由は簡単、ナイフリッジの幅が狭すぎて地形図では表現されていないからです。(地形図を正とすれば沢の中を歩くことになります。)
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ナイフリッジの先は急な下り。
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虎ロープセクションが終わり尾根の乗り換えが終わるともう読図の楽しみすらありません。退屈な長い下りに根を上げたころ岳沢からの登山道と合流し、歩くこと少しで上高地に到着しました。
   
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momo、2日間体力無しの腰痛持ちに付き合ってくれてありがとう。感謝!
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2016.10.15~16 奥穂南稜・明神主稜(1)

10月15,16日【奥穂高岳南稜、明神主稜縦走
W/momo
使用ギア:8×40m補助ロープ(奥穂南稜30m凹角及び明神2峰で使用)、カム(キャメ#1.#2 明神2峰で使用)
シューズ:軽登山靴(降雪時の軽アイゼン装着対応)、クライミングシューズ(奥穂南稜および明神2峰で使用)

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素晴らしい晴天に恵まれた秋の週末を穂高のバリエーション縦走で楽しんできました。奥穂南稜は昔Juqchoさんに誘われたことがあったのですが、その頃はまだクライミングにばかり目が行っていたのでその時は北岳バットレス(上部フランケとDガリー奥壁)に行ってしまい、その後すっかり忘れていたルートでした。今は登る人も少ない不遇のルートですが、30mロープセクションやトリコニーのナイフリッジ通過、ちょっとしたクライムダウンなどもあって変化に富んだ好ルートでした。事前に目を通したどの記録もルート取りに関わらず足が着かない深いハイマツ漕ぎに難儀をしていたのでハイマツ漕ぎゼロ化を企て、見事達成。
翌日は白出しのコルから奥穂・前穂を経由して明神主稜縦走。所詮岩稜縦走なので前日の奥穂南稜に比べると色あせ感は拭えませんが、2ピッチの簡単なロープセクションを含めた岩稜縦走が楽しめました。
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15日 無風快晴 奥穂南稜(ハイマツ漕ぎなし!)
河童橋5:55→8:00岳沢小屋8:25→8:52南稜ルンゼ取付き(登攀準備)9:20→三又→中央ルンゼ→10:10下部スラブ→上部岩壁基部トラバース→10:20 30m凹角(ロープ)11:10→お花畑→トリコニ-縦走→13:55南稜の頭(装備解除)??:??→14:30奥穂??:??→15:15穂高岳山荘(泊) ←かなりのんびりペースです。
16日 無風快晴
穂高岳山荘4:15→5:00奥穂高岳→6:10紀美子平(朝食)→7:00前穂高岳7:25→明神主稜縦走→南西尾根(読図トレ)→14:00岳沢登山道⑦標識14:15→14:45上高地

沢渡5:10→上高地5:40
もうこんな季節になっていた。
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上高地から岳沢沿いの緩い登山道をハイカーにバンバン抜かれながらモタモタと岳沢小屋へ。最近ホントスピード上がりません。

岳沢小屋でトイレ休憩を済ませ、テンバを右手に見やりながら岳沢の歩きにくいゴーロを詰める。
ドン突きに見えているのは滝沢。
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誰もいないかと思っていたが、積雪期の登路である南稜(ひどい藪らしい)そのものに取り付いている若者4人Pと、単独行の方が先行していた。
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単独の方と我々は無雪期定番のルンゼルート。赤線のルート取りができれば藪漕ぎをせずにすっきり登れるとふんできました。
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ここがルンゼの取り付き。小屋からここまでゆっくり歩いて30分弱。
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右手には威圧的な大柱状節理。
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まだ日が当たったいなかった小屋前では寒くて震えが止まらず同行者に「何か着てください!」と叱られたが、ここはひだまりの別天地、幸せいっぱい。小屋で休憩をしてきたばかりなのに気持ちよくてついついまたのんびりしてしまった。DSCN644720161015_15_R.jpg 

登攀の準備をし、落石を避けるために単独行の方との距離を十二分においてから出発した。
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ルンゼ下部には立った2つか3つの小滝があったが、いずれも簡単。ただし二人とも万一の降雪に備えてアイゼンを装着可能な底の固い(お揃いの)軽登山靴。小さなスタンスに立つのは気を遣うのでクライミングシューズに履き替えることにした。アプローチシューズなら問題なし。
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三又で中央のルンゼを登り始めると100mほど先に合流してきた4人Pが人の頭の半分ほどの石を落とし、ルンゼの中を飛んで落ちていった。思わず側壁に身を隠した私はステップを踏み外して50cmほど落下。危ねぇじゃんか。
4人が右手の尾根に乗り換えてフォールラインを外すまでルンゼの中で待つことにした。

ルンゼを抜けると傾斜の緩いスラブ帯(下部岩壁)に突き当った。
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当初はこの基部をトラバースして左端(左ルンゼの源頭)付近で下部岩壁を乗り越えるつもりでいたが、休憩していた先ほどの単独行の方に「クライミングシューズを履いているんならこのスラブを登ればいいじゃん。」と言われ、そりゃそうだと納得。クラックを使いながら苔の生えたスラブを直上し、突き当った第一岩壁を左上気味に簡単に越えると目的の30m凹角の基部に出た。

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ここで我々がロープを準備している間にスラブ基部をトラバースして追いついてきた先ほどの単独行の方が逡巡の後にノーロープで上部に消えていった。この件については後ほど改めて。

出足はカチ以上ガバ未満のホールドとジャミングが使えるのでIII級の爽快な登り。
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ここが核心かと思っていたが、この上で1か所か2か所IV級を感じさせるムーブがあった。実は先ほどの方に「出足さえ終わってしまえばあとは簡単なようですよ。」などど焚き付けてしまったのであるが、申し訳ないことをしたような気がする。いずれにせよロープを付けていた我々は簡単ですっきりしたクライミングが楽しめた。

草原に出てからやりやすいハイマツでビレイするには40mロープが必要。
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トリコニーI峰へはどこからでも取り付けるように見えるが、我々は写真中央少し左側の浅いルンゼ状から取付いてみた。上部で斜めに付き出している岩が有名なモノリス岩。
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右手のスカイラインは迫力の前穂吊尾根。
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弱点を突けば簡単。でも弱点を突きすぎたのか、有名な階段状のチムニーを登らなかった。楽しみにしていたのに。
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モノリス岩が近くなってきた。
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ひたすら爽快!
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トリコニーI峰通過中。
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この辺りで短い懸垂ポイントが2か所あったが、どちらも簡単にクライムダウンできた。
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私は結構ヘロヘロになりながらようやく南稜の頭に到着。いやぁ、疲れたけど面白いルートだった。我々のルートなら藪漕ぎもゼロだし、もっと人気が出ていいルートだと思います。
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左から、前穂、明神主峰、明神2峰(鋭い三角峰)。明日はあそこを縦走する。
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南稜の頭でのんびりしたのに、奥穂でまたまた長~いお喋りタイム。(バックはコブ尾根の頭とジャン。)
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県警に提出した計画書には「行動時間8時間、休憩1.5時間:上高地6時発/穂高岳山荘15時半着」と記しておいたが、実際の到着が15時15分だったとは、我ながらお見事。
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標高差1700mのバリルート、少々疲れたのかいつものようにはアルコールも入らず19時過ぎには完落ちでした。

速報 奥穂南稜・明神主稜縦走

土日に快晴の穂高を満喫してきました。

土曜はウェストンが1912年に開拓した奥穂南稜。今は登る人も少ない不遇のルートですが、30mロープセクションやトリコニーのナイフリッジ通過、ちょっとしたクライムダウンなどもあって変化に富んだ好ルートでした。事前に目を通したすべての記録ではルート取りに関わらず足が着かない深いハイマツ漕ぎに難儀をしていたのでハイマツ漕ぎゼロ化を企て、見事目的達成。

日曜日は白出しのコルから奥穂・前穂を経由して明神主稜縦走。所詮岩稜縦走なので前日の奥穂南稜に比べると色あせ感は拭えませんが、2ピッチの簡単なロープセクションを含めた岩稜縦走が楽しめました。

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2016.10.02 湯檜曽川ゼニイレ沢

10月2日【利根川水系湯檜曽川ゼニイレ沢】
W/イガさん、イケさん、コガさん
使用ギア:20m補助ロープ(奥壁より上部で使用)
シューズ:フェルト3名、ラバー1名

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所属山岳会の谷川集中山行におけるゼニイレα班。前夜の宴会でヘロヘロながらも快適なスラブ登りを楽しんだ。奥壁を登り切った先も藪岩の直登に拘り傾斜が緩むまで登ってからトラバースをして登山道へ出たため時間はかかったが、そのお蔭で単調なスラブ登りにスパイスが効いた沢登りとなった。
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白毛門登山口駐車場7:35→湯檜曽川右岸林道→8:19ゼニイレ沢出合(入渓準備)8:35→12:10奥壁13:10→14:59登山道→15:08白毛門山頂15:35→登山道→17:37白毛門登山口駐車場

前夜の宴会で何時まで・どれほど飲んだか全く記憶にないという者1名。気持ち悪くて早く歩けないと言うので湯檜曽川の右岸林道をのんびり歩いた。平地歩きでは脊柱管狭窄症の間歇跛行症状が出て辛い私としてはこれは大いに助かった。のんびり歩いても45分でゼニイレ沢出合に到着。


ゼニイレ沢はガレの押出しで湯檜曽川左岸に出合う。上部にはかなり立ったスラブが上部まで続いているのが見える。
ここで入渓準備をしたが、とんでもないことが発覚した。
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今回は実力者のイガさん、イケさんを差し置いて私がリーダーだったのであるが、その私がなんとギア一式を車に忘れてきていたのだった。まぁ、ギアを使う場面はないだろうと高をくくって借りたスリングで簡易ハーネスを作って出発。一人は酔っぱらい、一人はギアなし、こんなことでいいのかこの登山隊。
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気持ち悪いという嘆きを聞きながらのゴーロ歩き45分でスラブ帯の下部に着いた。ここから奥壁まではずーーーとスラブが続く。  
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先週遡行したHさんの情報通りヌメる水流の直登はなかなか困難。この辺りは草付とのコンタクトラインへ逃げた。フェルト組が慎重に足を置いて越えているヌメヌメをラバーでスタスタ登ってしまうイケさんはすごい。
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ずっとスラブだけれど身動きが取れなくなるようなところは出てこなかった。
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真夏は辛いね。
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乾いた岩は快適だけれど万が一落ちたら湯檜曽川を越えて一ノ倉まで。慎重に登ります。
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ときおり出てくる小滝は簡単に登れるか、もしくは簡単に巻けた。
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登れない滝も巻きは簡単。
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二又を水流のある右へ入ると源流の様相のボサになり、すぐに右から水流のない枝沢がほぼ真上から合流して来たが、当然水流沿いを僅か行くと奥壁基部に出た。
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私の事前プランでは奥壁を右上してトラバース気味に右のルンゼを越え登山道に出ることになっていたが、某女性クライマーが直登したいという事で…。
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そのあとは平和な草付登攀が続くのかと思っていたら…
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やがて立った藪に突入。先行のイケさんとコガさんはフリーで抜けたが私にはどうしても足を置く勇気が出ない濡れた外傾露岩でローププリーズ。その後も様子が分からないのでもう2ピッチ20mロープを伸ばした。
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ロープを仕舞ってからは視界ゼロの藪漕ぎが続いた。行先は上に向かうか右にトラバースして登山道に出るかお好み次第。念の為イケさんが木に登ってどっちが楽そうか偵察したが、残念ながら何も見えなかったとのこと。
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傾斜の緩むところまで藪を漕いで、そこから右にトラバースをかけてわずかで登山道に出た。
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山頂にはこの日白毛門沢を抜けてきたM.yumiちゃんからのメッセージが置いてあってほっこりしました。
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山頂でのんびりしすぎてあわやヘッデン行動になるかと思われたけれどギリギリセーフで白毛門駐車場へ降り立った。


奥壁を右上すれば登山道まで僅かだそうですが、そこまでが単調なスラブ登りだけだったので奥壁の先の藪岩登りがスパイスになって充実した沢登りになりました。


速報 湯檜曽川水系ゼニイレ沢

奥壁直登後の藪露岩登りがスパイスになって楽しい沢登りになりました。

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これで今季の私のなんちゃって沢登りは(多分)終了です。
10月はゲレンデフリーと北アのクラシックアルパイン、11月は低山藪岩登りから立山初滑りをへて徐々に滑りモードへと移行していく予定です。