伝説のガイドブック

日本登山大系がまさかの再刊行!

プレミアムのついた古本はあまりに高過ぎて入手をあきらめていたので、うれしい限り。
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残り3巻は来月刊行予定。

読まずに大事に大事にしまっておいて、20年経ったら生活の足しにしよーっと。


名誉

7月16日 【自動車エンジン技術がわかる本】 畑村耕一著 ナツメ社

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Chapter 2  最新ディーゼルのすごい実力
Chapter 4 過給の最新技術

監修なんて言ったら大げさ、ちょこっとだけ目を通させていただいた。
これでも過分。
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有名な方々と並んで名前を載せていただき感謝!
ミーハーエンジニアにはそれがうれしい。
お礼に大学の講義に使って学生に買わせちゃおうっかなぁ。

こういうこだわり、好き!

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その名の通り「記号」の辞典。その意味と用例だけでなく、PCでの入力方法まで書かれているので、面白いだけでなくて便利です。記号の読み方はもちろんその意味も知ってるようで知らない場合が多いので、役立ちます。


私がWEB上の登山届けで使っている【】(隅付き括弧)の使い方が間違っていなくて良かった~。


逆に、引用記号なんだから備考記号として使うのは誤用と部下に教えていた*(アステリスク)と※(米印)、備考を表す記号として使って良いようですね。私はそうは教わらなかったけど時代の趨勢?


これもよく私が使う”…”って三点リーダーっていうんですってね。今まで「・(なかてん)」を3つ打って・・・にしてたんですが、「さんてん」あるいは「てん」を変換すれば出てくるとは知らなんだ。


〇とか◆とか△などの図形の意味もよくも一つ一つ調べ上げたものと感心しました。


小学館からの出版ですが、我が岳友”ナスノガルーダさんの苦心に寄るところが大きい”とは小学館の弁。
アステリスクが競馬界では「(国産馬でなく)輸入馬であることを示す」とか、◎の第2義が競馬・競輪・競艇などで「本命を表す。」というのはナスガルさんならでは?

さて上のダブルコーテーションの使い方は合ってる?


ISBN978-4-09-504176-6
小学館辞典編集部編
¥2,200+税


 

死ぬまで治らぬバカはオレ

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「精神医学で”バカを治す!」と謳ったこの本、要領のよさだけで灘中、灘高、理Ⅲと受験戦争に勝ち抜き、更に社会に出てからも成功を収めたと自らいう著者の本。


バカの裾野は広いので大概の人間は2つや3つのバカに当てはまるそうだ。本書に列挙された数々のバカを読んで、自分がどのタイプのバカに当てはまるかを自覚することによって少しでもバカを治そうよというのが著者の主張。


2度読み通してみたけど、どれも当てはまらないんだよねぇ、ワタクシ。
すごいでしょ。



もっとも「自分を客観的に見られないバカ(メタ認知が欠如したバカ)」というのもあったけど。



それより、著者の物の言い様が鼻についちゃったから、あら捜し。


数値で考えられないバカという項目に「ある物が流行っていると聞くと大した根拠もなしに信じちゃうバカがいるけど、理科系の人間の考え方はそうじゃない。町に出てみて実際それを何人の人が身に付けているか観察して流行っているかどうか数値で調べる。(常吉要約)」って記述があったけど全然違うと思う。


この人には「評価基準」の概念がないし、流行の定義も判っていない。

100人中何人が身に着けていたら流行なの?10人、30人?50人?
評価基準がないじゃん!だからせっかく観察で定量化しても、判断の時点で主観になっちゃうじゃん。時間の無駄だから止めた方がいい。


そもそも流行って言うのはある期間限定のものだから、その期間断面だけを観察してもそれが流行かどうかはわからない。
例えば100人観察して60人がTシャツ着てたら、2007年夏はTシャツが流行ってたっていうのかい? そりゃただの定番でしょ。


やるなら定点観測で経時変化を見なきゃ。
偏屈エンジニアはこう考えるのである。

感謝されない医者

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これまでの凍傷治療経験800例以上、指を切落とした患者数300以上を嘆く金田先生の回想録。
整形外科医として経験を積んでいく過程の中での凍傷治療とのかかわりや、故加藤保男氏、大場満朗氏といった有名な登山家や冒険家との思い出、指を切落とされる患者の動揺や入院生活などが赤裸々に描かれていて、引き込まれます。
先生が凍傷治療を嫌う理由も明かされるが、前作を読んで想像していたその通り。アフガンの野戦病院での惨状を経験すれば、暇人が不注意でかかった凍傷なんぞ診たくないわな。
最終章は凍傷の予防と治療について、山屋必見。

ところで先生、適切な手術法をしていただいたお陰でクライミングにも復帰でき、本当に感謝しています。


山と渓谷社 1600円